アップルは米国時間7日、深刻な脆弱性を修正した Windows用QuickTimeの最新版「7.7.9」を公開した。対象となるのは、Windows 7/Vista。
同社のセキュリティ情報によると、最新版では「7.7.8」以前のバージョンに影響する、メモリーがらみの脆弱性9件が修正されている。細工されたムービーファイルの再生などで任意のコードが実行されるおそれがあり、マルウェア(ウイルス)感染に悪用される可能性がある。
最新版への更新は、QuickTimeとセットでインストールされている「Apple Software Update」で行える。同社のサイトから最新版を入手することもできる。
バージョン10.4までのiTunesではQuickTimeの機能を使用していたため、WindowsにiTunesを導入すると、QuickTimeも一緒にインストールされていた。バージョン10.5からQuickTimeは不要になったが、すでにインストールされているQuickTimeのアンインストールは、自動的には行われない。アンインストールする際は、コントロールパネルの「プログラムと機能」アイコンや、カテゴリ表示の「プログラムのアンインストール」から行う。
(2016/01/12 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・About the security content of QuickTime 7.7.9
https://support.apple.com/ja-jp/HT205638