グーグルは19日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「48.0.2564.116」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux。
最新版では、危険度の最も高い「最高」の脆弱性1件が修正されている。修正されたのは、Webページを画面に表示するレンダリングエンジン「Blink」の処理に関する問題で、他のサイトへのアクセスや操作を制限する同一生成元ポリシーを迂回され、制限された領域でプログラムを実行するサンドボックスが回避されるおそれがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の≡アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
なお、最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意されたい。
(2016/02/22 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/02/stable-channel-update_18.html