グーグルは3日、複数の深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定板「49.0.2623.75」を公開した。
最新版では、スクロールを滑らかにする「Smooth Scrolling(滑らかなスクロール)」機能のディフォルト有効化や、ページを閉じた後もバックグラウンドで通信を継続できる「Background Sync」のサポートなどに加え、26件の脆弱性が修正されている。
修正された脆弱性には、レンダリングエンジン「Blink」の処理に関する問題など、危険度が4段階中2番目に高い「高」の問題8件が含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の≡アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
なお、最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意されたい。
(2016/03/03 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/03/stable-channel-update.html
・Chrome 49 ベータ版: CSS Custom Properties、Background Sync、ES2015 の新機能など(Google Developers Japan)
http://googledevjp.blogspot.jp/2016/02/chrome-49-css-custom.html