グーグルは9日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定板「49.0.2623.87」を公開した。最新版では、危険度が4段階中2番目に高い「高」の脆弱性3件が修正されている。
修正されたのは、Webページを画面に表示するレンダリングエンジン「Blink」の処理に関する問題2件と、PDFのレンダリングエンジン「PDFium」の処理に関する問題1件。悪用されると、細工されたWebサイトの閲覧で、任意のコードが実行される恐れがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の≡アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
なお、最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意されたい。
(2016/03/09 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/03/stable-channel-update_8.html