グーグルは12日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定板「50.0.2661.102」を公開した。最新版では、危険度が4段階中2番目に高い「高」の脆弱性3件を含む5件の脆弱性が修正されている
最新版では、DOM(文書オブジェクト)および、レンダリングエンジン「Blink」とJavaScriptエンジン「V8」の連携において同一生成元ポリシーを迂回される問題や、V8でバッファオーバーフローが起こる問題などが修正されている。
また、最新版の公開を知らせる同社のブログには記載されていないが、同梱のFlash Playerが「21.0.0.242」に更新されている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の≡アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
なお、最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2016/05/12 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/05/stable-channel-update.html