グーグルは26日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome 51」の安定板「51.0.2704.63」を公開した。対象となるのは、Windows、MacおよびLinux。
最新版では、パスワードマネージャの拡張やアカウント情報にアクセスするための新しいAPIの提供などに加え、42件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性には、JavaSciptエンジン「V8」で任意のコードが実行されるおそれのある問題や、レンダリングエンジン「Blink」などで他のサイトを操作されるおそれのある問題など、危険度の高い脆弱性の修正が多数含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の≡アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
なお、最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2016/05/26 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/05/stable-channel-update_25.html