グーグルは21日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome 52」の安定板「52.0.2743.82」を公開した。対象となるのは、Windows、MacおよびLinux。
最新版では、ページの表示を高速化する新機能などのサポートに加え、48件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性には、プラグインを安全に実行するサンドボックスが回避されてしまう問題や、コード実行のおそれのあるメモリーがらみの問題など、危険度の高い脆弱性の修正が多数含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の≡アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
なお、[BackSpace]キー(Macは[delete]キー)で前のページに戻る機能は、本バージョンで削除された。[Alt]キー(Macは[command]キー)を押しながら左右の矢印キーを押してページを移動する操作は、これまで通り有効だ。
(2016/07/21 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/07/stable-channel-update.html