マイクロソフトは10日、8月度の月例セキュリティパッチ(セキュリティ更新プログラム)を公開した。公開されたパッチは、深刻度が4段階評価で最も高い「緊急」5件と、次に高い「重要」4件の計9件。Windows、Windows Server、Internet Explorer、Edge、Office製品、Skype for Business/Lync、Live Meeting 2007 Consoleが影響を受ける。
【更新プログラムの内容】
<緊急>
・[MS16-095]Internet Explorer:リモートコード実行の脆弱性
・[MS16-096]Edge:リモートコード実行の脆弱性
・[MS16-097]Graphicsコンポーネント:リモートコード実行の脆弱性
・[MS16-099]Office:リモートコード実行の脆弱性
・[MS16-102]Windows PDFライブラリ:リモートコード実行の脆弱性
<重要>
・[MS16-098]Windowsカーネルモードドライバー:特権昇格の脆弱性
・[MS16-100]セキュアブート:セキュリティ機能バイパスの脆弱性
・[MS16-101]Windows認証方式:特権昇格の脆弱性
・[MS16-103]ActiveSyncProvider:情報漏えいの脆弱性
このほか、新たに「Win32/Neobar」と「Win32/Rovnix」に対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンが公開された。
(2016/08/10 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・セーフティとセキュリティセンター
https://www.microsoft.com/ja-jp/security/default.aspx
・2016年8月のセキュリティ情報の概要
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms16-aug