アップルは14日、脆弱性を修正したモバイル端末用OS「iOS 10」を公開し、直後に「iOS 10.0.1」を公開した。
「10.0.1」は「10」のセキュリティコンテンツも含んでいる。「10」では7件の脆弱性を修正し、「10.0.1」ではさらに1件を修正したので、計8件の脆弱性に対処したことになる。
対象となるのは、iPhone 5以降、iPad第4世代以降と、iPod touch第6世代以降となる。iPhone 4s、iPad第2世代、iPad mini、iPod touch第5世代は、今回からサポート対象外となった。セキュリティに関する修正も行われないため、これらについては使用を中止するようお勧めする。
修正された脆弱性は、iOSのアップデート中にユーザーの情報が適切に保護されていなかった問題、悪質なアプリによってSMSのメッセージが読み取られてしまう問題や、iOS 9ではすでに「9.3.5」で修正済みのカーネルの問題など。
最新版への更新は、端末の「設定」アイコンから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進むか、端末をパソコンに接続し、iTunes経由で行う。iTunes経由で行う場合は、先に最新の「iTunes 12.5.1」に更新しておく必要がある。
(2016/09/14 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・About the security content of iOS 10.0.1(アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT207145
・About the security content of iOS 10(アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT207143
・最新バージョンのiTunesを入手する(アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/ht201352