グーグルは14日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の安定板「53.0.2785.113」を公開した。搭載されているFlash Playerは最新版に更新されている。
対象となるのは、Windows、MacおよびLinux。最新版では複数の脆弱性が修正されており、Webページを表示するレンダリングエンジン「Blink」で発生するメモリーがらみの問題など、危険度の高い脆弱性も含まれている。また、搭載されているFlash Playerも最新のものに更新されている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2016/09/14 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop[英文](Chrome Releases)
https://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/09/stable-channel-update-for-desktop_13.html
・APSB16-29:Security updates available for Adobe Flash Player[英文](アドビ)
https://helpx.adobe.com/security/products/flash-player/apsb16-29.html