アップルは13日、モバイル端末向けOSの最新版「iOS 10.2」を公開した。新機能の追加、機能改善、バグの修正のほか、脆弱性12件の修正も行われている。
アップデートの対象となるのは、iPhone 5以降、iPad第4世代以降、iPod touch第6世代以降。
修正された脆弱性には、不正なHIDデバイスや不正な証明書の処理で、任意のコードが実行されるおそれのある深刻な問題や、不正なビデオでサービス拒否が起こる問題、アクセシビリティで、パスワードも読み上げてしまうため周囲の人に聞かれてしまうおそれのある問題、ロックがかかった端末から写真や連絡先の情報にアクセスできてしまう問題などが含まれている。
最新版への更新は、端末の「設定」アイコンから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進むか、端末をパソコンに接続し、iTunes経由で行う。
(2016/12/13 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・About the security content of iOS 10.2[英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT207422