オラクルは18日、四半期ごとに行っている定例アップデートの一環として、JRE(Java Runtime Environment:Java実行環境)の最新版、JRE 8 Update 121(1.8.0_121)を公開した。
最新版では、Update 112以前に影響する脆弱性17件が修正されている。修正された脆弱性には、脆弱性評価システム(CVSS)のスコアが最高値(10.0)を示すものこそないが、それに準ずる危険度の高い問題の修正が複数含まれている。
アップデートの対象となるのは、Windows、v10.7.3以降のMac OS X(macOS)、Linux、Solaris。JREのアップデート機能(自動更新機能や、Javaコントロールパネルの[更新]タブの[今すぐ更新]ボタン)を使って更新できるほか、同社サイトから無料でダウンロードすることもできる。
システムにインストールされているJREのバージョンは、下記「Javaのバージョンの確認」ページで確認できる。ただし、JREのプラグインをサポートしていないGoogle ChromeとWindows 10のEdgeブラウザは、このページを利用できない。プラグインをサポートするInternet ExplorerやSafari、Firefoxでアクセスしていただきたい。
Windows 8.1のInternet Explorerの場合には、デスクトップモードでアクセスしていただきたい。スタート画面のInternet Explorerを使っている場合には、右下のスパナアイコン→[デスクトップで表示する]の順に操作するとデスクトップモードのInternet Explorerに切り替わる。
64bit版のWindows環境の場合には、32bit版と64bit版の両方のブラウザやプラグインが混在していることがある。32bit版と64bit版の双方のブラウザで、JREの確認と更新を行っていただきたい。
(2017/01/18 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:オラクル】
・Oracle Critical Patch Update Advisory - January 2017[英文]
http://www.oracle.com/technetwork/security-advisory/cpujan2017-2881727.html
・Javaのバージョンの確認
http://www.java.com/ja/download/installed.jsp
・Javaのダウンロード
http://java.com/ja/download/