グーグルは26日、「Google Chrome 60」の最新安定版「60.0.3112.78」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では、画面表示のパフォーマンス改善に役立つ新APIのサポートなどの機能改善に加え、40件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性には、データベース「IndexedDB」や拡張機能「PPAPI」、JavaScriptエンジン「V8」などで発生するメモリーがらみの問題が多数含まれている。これらは、マルウェア感染に悪用されるおそれがあり、深刻度は上から2番目に高い「高」と評価されている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2017/07/26 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop[英文](Google Chrome Releases)
https://chromereleases.googleblog.com/2017/07/stable-channel-update-for-desktop.html