グーグルは15日、「Google Chrome 63」の最新安定版「63.0.3239.108」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では脆弱性が2件修正されている。うち1件はJavaScriptエンジン「V8」に存在する脆弱性で、任意のWebサイト上でスクリプトを実行されるおそれのあるユニバーサルクロスサイトスクリプティング(Universal XSS、UXSS)の問題。深刻度は上から2番目に高い「高」とされている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2017/12/15 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop[英文](Google Chrome Releases)
https://chromereleases.googleblog.com/2017/12/stable-channel-update-for-desktop_14.html