グーグルは18日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome 66」の最新安定版「66.0.3359.117」を公開した。対象は、Windows、Mac、およびLinux。Android版「66.0.3359.106」の公開も同日アナウンスされており、準備が整い次第、Google Playを通じて配信される予定だ。
最新版では、画像表示の効率化やスタイルシート(CSS:Cascading Style Sheets)の操作を効率的に行う「CSS Typed Object Model」、新しい非同期クリップボードAPI、音声処理APIの「AudioWorklet」のサポートなどの新機能に加え、62件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性には、マルウェア(ウイルス)感染に悪用されるおそれのあるメモリーがらみの問題など、危険度の高い脆弱性が複数含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2018/04/18 ネットセキュリティニュース)
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