モジラは7日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「60.0.2」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびAndroid。法人向けの延長サポート版(ESR)「52.8.1」「60.0.2」も公開されている。
最新版では、画像をスムーズに描画するアンチエイリアス機能を無効にした状態で細工されたSVGファイルを描画すると、ヒープベースのバッファオーバーフローが発生する問題1件が修正されている。悪用されるとアプリが異常終了するおそれがある。重要度は、4段階評価で上から2番目に高い「高」と評価されている。
デスクトップ用の最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、今すぐ手動で更新することもできる。
手動更新は、Windowsではメニューボタン「≡」をクリックし、[ヘルプ]→[Firefoxについて]を選択する。または、[Alt]キーを押してメニューバーを表示し、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。
OS Xでは、Firefoxメニューの[Firefoxについて]を選択する。自動や手動で更新したデスクトップ版のFirefoxは、ブラウザの再起動後に最新版が利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
Android用の最新版は、「Google Play」で配信されている。アプリの自動更新が有効に設定されている場合は自動的に更新されるほか、「Google Play」の「マイアプリ&ゲーム」で「アップデート」を表示すると、手動で更新できる。
(2018/06/07 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
<Firefox 60.0.2>
・リリースノート(デスクトップ版)[英文]
https://www.mozilla.jp/firefox/60.0.2/releasenotes/
・リリースノート(Android版)[英文]
https://www.mozilla.jp/firefox/android/60.0.2/releasenotes/
<Firefox ESR 52.8.1>
・リリースノート[英文]
https://www.mozilla.jp/firefox/52.8.1/releasenotes/
<セキュリティアドバイザリ>
・Mozilla Foundation Security Advisory 2018-14[英文]
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2018-14/