アドビシステムズは11日、コンテンツ再生ソフト「Flash Player」の最新版「31.0.0.108」を公開した。脆弱性1件が修正されており、同社はアップデートを呼びかけている。
脆弱性の影響を受けるのは、Windows版、Macintosh版、Linux版、Google Chrome搭載版、Internet Explorer/Edge搭載版の「30.0.0.154」以前のバージョン。
修正されたのは、情報漏えいにつながるおそれのある特権昇格の脆弱性1件で、緊急度は3段階中で2番目に高い「重要」とされている。
システムにインストールされているFlash Playerのバージョンは、下記のバージョン確認ページにアクセスするか、コントロールパネルやシステム環境設定の「Flash Player」の[更新]タブで確認できる。最新版への更新はFlash Playerの自動更新機能を通じて行われるほか、同社サイトからダウンロードすることもできる。
Windows 8.1/10に搭載されているInternet Explorer 11およびEdge用のFlash Playerについては、Windows Updateを通じて最新版が配布されている。Google Chromeに搭載されているFlash Playerについては、同日公開の「69.0.3497.92」とともに、自動更新機能を通じて最新版が配布されている。
(2018/09/12 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Security updates available for Flash Player | APSB18-31[英文]
https://helpx.adobe.com/security/products/flash-player/apsb18-31.html
・Flash Playerのバージョン確認
https://get.adobe.com/jp/flashplayer/about/
・Flash Playerのダウンロード
https://get.adobe.com/jp/flashplayer/
・ADV180023 | 2018年9月のAdobe Flashのセキュリティ更新プログラム(マイクロソフト)
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/ADV180023
・Stable Channel Update for Desktop[英文](グーグル)
https://chromereleases.googleblog.com/2018/09/stable-channel-update-for-desktop_11.html