グーグルは30日、58件の脆弱性を修正した「Google Chrome 72」の最新安定版「72.0.3626.81」を公開した。対象は、Windows、Mac、およびLinux。
■更新内容
最新版では、5段階評価の深刻度が最も高い「最高」の脆弱性1件と、次に高い「高」17件を含む、計58件の脆弱性が修正されている。深刻度「最高」の脆弱性は、同社が開発したネットワークの通信規格QUIC(Quick UDP Internet Connections:クイック実装に関する問題。「高」の脆弱性には、メモリーがらみの深刻な脆弱性の修正が多数含まれている。
■更新方法
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
なお、安定性とパフォーマンスを改善したAndroid版「72.0.3626.76」の配信も始まっており、順にアップデートが行われている。アプリを自動更新するように設定されている場合には、自動的に更新される。手動更新は、[Playストア]アイコンを開き、メニュー(≡)の[マイアプリ&ゲーム]の[アップデート]で行える。
(2019/01/30 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:グーグル】
・Stable Channel Update for Desktop[英文]
https://chromereleases.googleblog.com/2019/01/stable-channel-update-for-desktop.html
・Chrome for Android Update[英文]
https://chromereleases.googleblog.com/2019/01/chrome-for-android-update_29.html