◎ ボーダフォン、車上荒らしで170件の個人情報を含む書類盗難
ボーダフォン(本社:東京都港区)は17日、奈良県生駒市にあるボーダフォンショップ「ボーダフォン生駒」に勤務する従業員が車上荒らしにあい、170件の個人情報を含む書類が盗まれたと発表した。盗難があったのは8日、当該従業員が自家用車で帰宅途中に立ち寄った、大阪府八尾市内の書店の駐車場。盗まれた書類は、2004年1月から2004年12月の間にボーダフォン生駒に来店した顧客との応対履歴を記した営業日報の一部。記載されていた情報内容は、顧客氏名、携帯電話番号、携帯電話の製造番号、携帯電話の機種・色、来店の理由、領収金額、領収日など。警察へ被害届を提出したが、現時点で当該書類は発見されていない。また、現時点で本件に起因する被害の報告はなく、 対象顧客に個別にお詫びと事情説明をしているところだという。同社は再発防止に努め、情報管理体制の見直しと再発防止体制の構築に全力を傾注していくとしている。
・リリース(ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/information/info/051117.html
◎中部電力、286戸の顧客情報を含む検針携帯用端末機を紛失
中部電力は17日、268戸分の契約情報が記録された「検針携帯用端末機」を、岐阜市内で委託検針員が紛失したと発表した。同社によると、16日午後3時に当該検針員が担当地域での検針業務を終え、15分後に営業所に帰社したところ、端末機がないことに気づいたという。検針終了場所までの道をたどりながら探したが見つからず、警察へ遺失物届を提出した。16日の検針分268戸(契約数306口)の顧客に関する契約情報が記録されていたが、検針員以外が容易に閲覧できない仕組みになっているという。同社は、委託検針員と全従業員に対し発生事象を周知するとともに、厳重・適正管理を徹底するとしている。
・リリース(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2005/1117_1.html
◎ ハートミュージックがメール誤送信、本文に26人分のメールアドレス
オーディション応募サイト「オーディション・アットワンス」を運営するハートミュージック(東京都港区)は16日、同サイト運営事務局が送ったメール本文に、該当メール送信先と送信済みの顧客のメールアドレスを記載する事故が発生したと発表した。同社によると15日夕方、同サイトの申込者8名に手続きに関するお知らせメールを送信する際、担当者の確認ミスによりメールアドレスが本文に記載されたまま送信したという。流出したのは、過去の申込者24件と当該メール送信先2件のメールアドレスのみで、個人名や住所などの情報は含まれていない。同社は、顧客に対して個別に謝罪するとともに、送信先に対し当該メールの削除を依頼。今後は業務管理規定を見直すとともに、メール配信方法を変更。チェック機能を二重化し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(ハートミュージック)
http://auditionatonce.com/owabi.htm
◎ 日本郵政公社、大崎郵便局で約2万9千枚の小包郵便物配達証紛失
日本郵政公社東京支社は16日、大崎郵便局(東京都品川区)で保管していた小包郵便物配達証約2万9,000枚を紛失したと発表した。配達証は小包郵便物を顧客に配達した際に受領印を押してもらうもので、当該局の倉庫内に1年間保管される。今回、今年3月および4月分が局内調査をしても発見されないという。同支社は、倉庫整理の際に誤って廃棄したと思われるため個人情報流失の可能性は少ないとしている。配達証の受取人は大崎郵便局配達エリアで、差出人は全国。記載データは受取人と差出人の住所、氏名、電話番号、受付日、配達予定日、内容品名、受領印等。同支社は、再発防止に向け今後いっそう個人情報の保護徹底を各郵便局に指導するとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s03/yubin/051116_03201.html
◎ 「ハンゲーム」の顧客情報流出で、元契約社員と私大生逮捕
北海道札幌中央署などは15日、不正アクセス禁止法違反などの容疑で、インターネット企業「NHN Japan」(東京都渋谷区)の元アルバイト社員で東京都在住の女(22)と、神奈川県在住の男子大学生(21)を逮捕した。調べによると2人は6月から8月にかけて、札幌市白石区の男性がもつIDとパスワードを使い、同社が運営するオンラインゲームポータルサイト「Hangame(ハンゲーム)」内のゲームに約50回不正アクセスした疑い。同社の発表によると、6月に警察から顧客のID盗用に関する捜査の協力依頼を受け、情報提供を行うとともに社内調査を実施。その結果、IDとパスワードが漏洩している可能性が浮上し、警察に被害届を提出して捜査に協力していた。同社は、元アルバイト社員により163件のID・パスワードが流出したと見ている。同社は損害の補填等については誠意をもって対応するとし、また社外の専門家を交えた情報セキュリティ委員会を発足させるなどして再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](NHN Japan)
http://www.nhncorp.jp/press/2005/NHNJ2005-067_1115.pdf
◎ かんら信用金庫、偽装CD-ROMの注意喚起メールで顧客45名のアドレス流出
かんら信用金庫(本店:群馬県富岡市)は11月15日、メールの誤送信により、45名の顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると11月10日、メールアドレスを登録している顧客宛てに「当金庫を偽装して郵送されるCD-ROMにご注意ください」との件名で電子メールを送信したが、BCCで送信するべきところ誤ってCCで送信したため、着信先で45名分のメールアドレスが表示されてしまった。氏名は表示されていない。同金庫は、該当顧客に対し電子メールと個別訪問で状況報告とお詫びをするとともに、受信メール削除を依頼。同月28日には、すべての該当顧客と連絡がとれ、メール削除の依頼ができたという。また、今後の再発防止策として、BCC送信が安全に行える仕組みを構築するまでの間、BCCやCCでの送信を禁止するとし、強固な管理体制を築いていくとしている。
・リリース(かんら信用金庫)
http://www.kanrashinkin.co.jp/topics/owabi.html
◎ 高島屋、京都店の売場で「お得意様カード」67枚紛失
高島屋は15日、京都店1階のハンドバッグ売場「ケイトスペードコーナー」で「お得意様カード」67枚を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは今年10月に同店で商品を購入した顧客に記入してもらったもの。カードには、顧客の名前、住所、電話番号、職業、生年月日等が記載されており、所轄警察署に遺失届けを提出したという。同社は、該当する顧客に対し個別に事情の説明と謝罪を行うとともに、問い合わせ窓口を設置。今後は、個人情報保護に向けた管理体制の強化に努め、再発防止の徹底を図るとしている。
・リリース(高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/about/excuse_kyoto051115/
◎ 呉信用金庫、保存書類の再点検で65,518件の紛失判明
呉信用金庫(本店:広島県呉市)は15日、個人情報を記載した保存書類の追加調査で、推定件数を含む65,518件の紛失が新たに判明したと発表した。同金庫は今年7月、金融庁の一斉点検を受けて772件の書類紛失を報告。その後、管理台帳を整備のうえ全部店の保管状況を追加調査したところ、新たな紛失が判明したという。紛失した書類は、「振込人別振込明細表」51,618件、「口座振替受入・照合明細表」7,036件、「債券マル優マル特異動明細表兼残高一覧表」2,124件などで、顧客の氏名、顧客番号、口座番号等が含まれていた。同金庫は、誤って破棄した可能性が高く、外部に流出した形跡や不正利用等の報告はないとし、今後は取扱い、保管、管理に関して職員の指導教育を徹底し顧客情報の管理体制を強化するとしている。
・リリース(呉信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/kure/news_funsitu.htm
◎北海道銀行、1万8,000件の顧客情報を収納した保管箱紛失
北海道銀行(本店:札幌市中央区 )は15日、同行麻生支店内倉庫に保管していた1万8,000件の顧客情報を収納した保管箱を紛失したと発表した。保管箱に入っていたのは四番通出張所の伝票綴りで、2001年10月3日から同年11月20日までの34営業日分。記載されている顧客情報は、氏名、口座番号、取引金額、預金残高などで、取引件数は約1万8,000件と推定されている。先月26日、同行四番通出張所で過去の取引内容を確認していた際に紛失が発覚した。同支店で7月6日に保存期間の経過した書類をまとめて廃棄処理した際、当該保管箱を誤って混入させ一緒に廃棄した可能性が高いといい、情報漏えいの可能性は極めて低いという。同行は再発防止を徹底するとともに、顧客情報の管理強化に努めていくとしている。
・リリース(北海道銀行)
http://www.hokkaidobank.co.jp/news_all.html
◎ JCB、8件の事故で計21名の顧客情報を含む書類を紛失
JCBは15日、9月から10月にかけて起きた8件の事故で、計21名分の顧客情報が記載された書類の紛失が判明したと発表した。同社によると、紛失した書類のうち氏名や電話番号等が書かれた入会申込書など6件18名分は社内で紛失したと推測され、他の不要書類とともに誤って破棄した可能性が高いという。社外営業中に紛失した2件3名分は、未記入のものと誤認して不特定の者に渡してしまった可能性があり、うち2名分には、クレジットカード番号も含まれていた。同社は、被害にあった顧客に対し個別に状況を説明し謝罪。カード番号を含む2名に対しては、希望に応じ新番号のカードに差し替える用意があることを通知。今後は、顧客情報の管理についてさらに点検と管理強化を進めるとしている。
・リリース(JCB)
http://www.jcbcorporate.com/news/dr-455.html
◎ 西日本シティ銀行、車上荒らしで顧客情報を含む受取書綴を盗難、5日後に発見
西日本シティ銀行(本店:福岡市博多区)は14日、同行職員が8日に山口市内の駐車場で車上荒らしにあい、顧客情報が入った集金かばんを盗まれたが、13日午後3時過ぎに同市内で発見されたと発表した。集金かばんには、受取書綴、顧客の通帳、申込書、営業集金印等が入っていた。これらはすべて盗難当時のまま発見されたという。同行は、悪用された形跡は見当たらないとしている。また、同行は今回の事態を重く受け止め、営業活動中の行動ルールなどを再徹底するとともに、顧客情報のさらなる厳正な取り扱いに努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](西日本シティ銀行)
http://www.ncbank.co.jp/oshirase/images/hakken_oshirase.pdf
◎ プルデンシャル生命、顧客情報盗難恐喝事件で容疑者3人を逮捕
プルデンシャル生命保険(本社:東京都千代田区)は14日、同社の保険契約者のリストが盗まれ犯人から金銭要求の電話があった事件で、容疑者3名が恐喝未遂の疑いで逮捕されたと発表した。事件は先月6日深夜、神戸支社の営業社員が大阪市の駐車場で車上荒らしにあい、最大460名分の保険契約者リストが盗難。同月12日にリストの買い取りを求める脅迫電話が大阪支社に入り、金の受け渡し場所にいた不審な男1名の身柄を拘束し、共犯者の捜査を続けていたもの。同社によると今月10日、大阪府警大阪東警察署が容疑者3名全員を逮捕したとの発表があったという。盗まれたリストの所在については現時点では明らかになっておらず、同社は情報が得られ次第、該当顧客に個別に連絡するとしている。
・リリース(プルデンシャル生命保険)
http://www.prudential.co.jp/whatsnew/000653.html
◎ 鈴鹿中央総合病院、57名の患者情報を含むノートパソコン紛失
三重県厚生農業協同組合連合会 鈴鹿中央総合病院(三重県鈴鹿市)は14日、57名の患者情報を含むノートパソコンを今年4月に紛失していたことを明らかにした。同院によると、4月29日の夕方から深夜にかけて、同院の勤務医師が所有するノートパソコン1台を紛失。警察に遺失届けを提出するとともに、病院および立ち寄り先や自宅を捜索したが発見できないまま現在に至ったという。紛失したパソコンには、当該医師が関与した入院患者、最大57名の氏名、生年月日等の個人情報が保存されていた。同院は、該当者に直接または家族を通して事情を説明するとともに謝罪。個人情報の取り扱い管理を強化するとともに、職員教育を改めて徹底し、再発防止に努めたいとしている。
・リリース(鈴鹿中央総合病院)
http://www.miekosei.or.jp/2_sch/tuite/kojin-owabi.htm
◎ 藤和ハウス、退職した元社員が持ち出した顧客情報で営業
藤和ハウス(東京都西東京市)は14日、元同社営業社員が在職中に担当していた顧客に不動産の電話営業をしたことが明らかになったとし、お詫びの文書を公開した。同社員は今年6月20日に退職したが、11月12日に元顧客に営業の電話をかけたという。当該顧客からの連絡により判明した。同社はすべての従業員と個人情報保護に関する同意書を交わしており、今回の行為は同意内容に反するという。同社は、管理不十分により顧客に迷惑をかけたことを陳謝し、今後は指導の徹底を図って再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](藤和ハウス)
http://www.towa-house.co.jp/owabi20051114.pdf
◎ トヨタレンタリース新埼玉、顧客の名刺約150枚入りの名刺フォルダー紛失
トヨタレンタリース新埼玉(本社:さいたま市中央区)は14日、同社営業社員がリース契約先の担当者等顧客からもらった名刺、約150枚を入れたフォルダーを紛失していたことが判明したと発表した。警察に紛失届を出すとともに現在も探索を行っているが発見されていない。また、紛失フォルダーに保管されていた名刺が不正に使用された等の被害の報告はないという。同社は今回の事態を重大なことと認識し、これまで以上に顧客情報保護に尽くすとしている。
・リリース(トヨタレンタリース新埼玉)
http://www.toyota-rlss.co.jp/privacy/apology_051114.html
◎ 北海道、Winnyのウイルス感染で職員ら3,544名、法人65社の情報流出
北海道は14日、地方職員共済組合北海道支部に勤務していた男性職員の私有パソコンから、同支部が管理する個人情報3,544名分と、法人65社の情報がインターネット上に流出した可能性があると発表した。流出した可能性がある情報は、道職員と退職者、支部専従職員らの氏名、生年月日、電話番号、給料額、職員番号、メールアドレス、2000年度から2004年度の掛け金収納に関するデータなど。同職員は自宅で仕事をする目的で、同支部のパソコンから担当分のデータをCDにコピーして持ち出し、自宅のパソコンに保存したり、異動後の職場(北海道上川支庁税務部)からメールで自宅パソコンに送ったりしていたという。その私有パソコンにはファイル交換ソフトWinny(ウィニー)がインストールされており、このパソコンがウイルスに感染して流出したものと見られている。インターネットへの個人情報流出を監視している総務省から北海道に連絡があり、今回の流出が発覚したという。
・北海道のHP
http://www.pref.hokkaido.jp/