◎ 熊本ファミリー銀行、個人9件・法人50件の顧客情報を含む書類をFAX誤送信
熊本ファミリー銀行(熊本県熊本市)は2005年12月30日、ファックス送信する際に番号を誤り、個人9件と法人50件の顧客情報を記載した書類1件を誤送信したと発表した。同月21日午後、同行山鹿支店より顧客の保証依頼書等関係書類1件を保証会社宛てにファックス送信した際に起きたもので、27日に保証会社へ確認を行ったところ書類が届いていない旨の回答があり、誤送信が判明。流出した個人情報の内容は、氏名、住所、電話番号等で、同行は書類回収に努めているが、現時点では回収できていない。引続き誤送信先の特定と書類回収に努めるとともに、顧客への事情説明とお詫びをしているという。同行では今後、ファックス誤送信を完全に防止する観点から、対策ソフトの導入など含め顧客情報取扱いの厳正化に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](熊本ファミリー銀行)
http://www.kf-bank.jp/Content/Upload/p2_1_119122005443014.pdf
◎ NPO法人ACT、集金代行委託先が会員19名分の個人情報を紛失
NPO法人「アビリティクラブたすけあい」(ACT、東京都世田谷区)は2005年12月30日、クレディセゾンに委託した会員19名分の金融機関の支店統廃合情報変更書類等を、再委託先のヤマト運輸が配送中に紛失したと発表した。紛失に関して同年9月22日、クレディセゾンからの連絡と両社担当者による訪問説明を受けたという。同日以降、ACTは当該会員へ電話で状況を説明、後日改めて訪問または文書で説明と謝罪を行った。ヤマト運輸には徹底調査を要請したが、現在も発見には至っていない。紛失情報は当該口座に対して引き落としなどの操作ができるものではなく、現在のところ盗難等の実害は生じていない。今後、クレディセゾンとの書類のやり取りには郵便書留を使用し、発送前後に電話で連絡を取り合うようにしたという。
・リリース(アビリティクラブたすけあい)
http://www4.ocn.ne.jp/~tokyoact/5922.html
◎ 日本郵政公社東京支社、小岩郵便局で小包郵便物配達証4,365枚の誤廃棄
日本郵政公社東京支社は2005年12月29日、同支社小岩郵便局(東京都江戸川区)で小包郵便物配達証4,365枚を誤廃棄したと発表した。同局では配達証を同局倉庫内に1年間保管しているが、局内調査において同年7月15日から18日の配達分が発見されなかった。同局では倉庫整理の際に誤って廃棄したとしており、個人情報流失の可能性は少ないという。紛失情報は配達した小包の受取人と差出人の住所、氏名、電話番号、内容品名、受領印など。同支社は再発防止に向け、各郵便局に個人情報の保護徹底を指導するとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s03/yubin/051229_03201.html
◎ 富士電機機器制御、6,587件の顧客情報を含むハードデスク紛失
富士電機グループの富士電機機器制御は2005年12月28日、同社中部支社(名古屋市中区)が運用システムの開発と保守を委託する都築電気の協力会社が、顧客情報を含む外付けハードデスク(HDD)を紛失したと発表した。同年11月14日、同協力会社の従業者が都築電気名古屋支店から帰宅する途中、当該HDDを含む鞄を紛失した。翌15日、所轄警察から鞄が発見されたとの連絡を受けて中身を確認したが、HDDは入っておらず、現時点で発見に至っていない。紛失情報は、同社関連会社と取引のある企業の顧客情報5,951件と、同社中部支社が開催した技術講習会の受講者情報636件で、氏名、電話番号、住所等が含まれる。当該顧客には個別に謝罪と報告をしているという。また、今後は委託先の個人情報の保護水準を検証し、水準を満たす会社へのみ委託するとしている。
・リリース(富士電機機器制御)
http://www.fujielectric.co.jp/fcs/jpn/news/index_051228.html
◎ スルガ銀行、インターネットバンキングで顧客情報盗難
スルガ銀行(本店:静岡県沼津市)は2005年12月29日、同行のインターネットバンキングを利用している顧客のパスワードが盗まれ、顧客の預金口座から身に覚えのない振込みが行われたと発表した。同行によると、12月下旬に顧客から「パスワードが通らない」との連絡があり、調査したところ約130万円が他行の口座に振込まれ、振込先から全額が引き出されていたという。同行は沼津署に届出を行い、事件の概要や手口について詳細を調査中としているが、同行システムからの顧客情報流出はないという。同行はインターネットバンキングの利用客に対し、心当たりのないEメールの添付ファイルは開かないなどの注意を喚起している。
・リリース(スルガ銀行)
http://www.surugabank.co.jp/surugabank/01/07/051229.html<br>
◎ JA全農、19名分の顧客情報を含む「送り状兼請求書」紛失
全国農業協同組合連合会(JA全農)は2005年12月28日、同会埼玉県本部(さいたま市浦和区)がJAから受託している農家戸配送の業務委託先が、顧客情報が記載された「送り状兼請求書」19枚を紛失したと発表した。同月15日、当該委託先の配送員が戸配送を実施中に当該書類の紛失に気付き、配送経路を捜索したが発見できなかったという。書類には顧客の氏名、顧客番号、住所、電話番号および配送商品名・価格が記載されていた。現時点では紛失情報の二次使用は確認されていない。当該顧客に対しては、個別に訪問して謝罪、了解を得たという。JA全農は、情報セキュリティの徹底および顧客情報の保護の強化に取組み、再発防止に努めるとしている。
・リリース(JA全農)
http://www.zennoh.or.jp/ZENNOH/TOPICS/release/17/12/171228.html
◎ ディノス、委託先が672名分のDMの宛名ラベル紛失
通信販売のディノス(本社:東京都中野区)は2005年12月28日、委託先の大日本印刷が契約している配送会社がダイレクトメール発送用宛名ラベルの一部を紛失したと発表した。同年12月22日午後3時半頃、ディノス担当者が当該ラベルを、当該配送会社の従業員に受け渡した。同従業員がディノス本社ビル前にてラベルを車に積み込もうとした際、突然の突風によりラベルの一部が飛散。直後から回収努力をしているが、顧客672名分のラベルが未回収だという。紛失情報は顧客の郵便番号、住所、氏名。当該顧客には昨年12月27日に謝罪文を発送、第三者による個人情報の不正使用等の事実は確認されていないという。今後は今回のような事態も想定した具体的な対応策を定め、個人情報の安全管理ついて強化に努めるとしている。
・リリース(ディノス)
http://www.dinos.co.jp/guide/info_200512.html
◎ レオパレス21、他人の契約内容確認書916通を誤郵送
賃貸アパート経営のレオパレス21(本社:東京都中野区)は2005年12月28日、契約内容確認書916通を誤って本人以外の宛先に郵送する事態が発生したと発表した。同社は、毎月契約した顧客宛てに「ご契約内容の確認書」を郵送しているが、同年11月に利用を開始した顧客宛てに確認書を発送するべきところ、誤って同年11月に契約した顧客の賃貸情報を郵送してしまったという。発送は12月9日、誤送した確認書の通数(顧客数)は916通で、当該確認書に記載されていた顧客情報の内容は、氏名、顧客番号、契約内容(金額、部屋利用料、入居開始日、終了日、アパート名、号室等)。同社は、誤送確認後ただちに回収作業に着手するとともに該当顧客に案内文書を送付、国土交通省への届出も完了したという。また、原因究明と事務手順の見直し、防止策の構築に全力をあげるとしている。
・リリース(レオパレス21)
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_171228.html
◎ 浅草中屋、同報メールを「CC」で送り96名分のアドレス流出
祭用品の小売・通信販売の浅草中屋(東京都台東区)は2005年12月28日、顧客へ宛てた同報メールを誤って「CC」で送り、96名分のメールアドレスが流出したと発表した。同月28日夕方、注文の御礼とアンケートのお願いを記したメールを送信した際に発生したもので、当該電子メールの送信者自身が送信直後に宛先を再確認し誤送信に気づいた。ただちに送信先顧客に対して、電子メールで説明とお詫びをするとともに、該当メールの削除を依頼したという。同社は今後の再発防止策として、メール配信についてのルールの見直しや社内教育の徹底を図っていくとしている。
・リリース(浅草中屋)
http://www.nakaya.co.jp/owabi.html
◎ サーラ住宅、顧客情報を含む携帯電話盗難
サーラ住宅(本社:愛知県豊橋市)は2005年12月28日、同社社員の自宅アパートで盗難があり、同社の顧客情報を含む会社貸与の携帯電話が盗まれたと発表した。同月22日未明、名古屋市のアパートの玄関から何者かが室内に進入して携帯電話とバックを盗んだもので、同社員は直ちに所轄の警察署に被害届けを出したが、現在犯人は逮捕されていない。携帯電話に含まれていた個人情報は氏名と電話番号で、これによる二次被害の届けはないという。同社は携帯電話に登録されていると想定されるすべての顧客に個別に事情説明とお詫びをするとし、また全社員に対し個人情報保護の重要性について再認識を図り、再発防止策に万全を期すとしている。
・リリース(サーラ住宅)
http://www.sala-house.co.jp/topics/index06.html
◎ 越前信用金庫、車上荒らしで8名分の顧客情報を含む預金証書とFD盗難
越前信用金庫(本店:福井県大野市 )は2005年12月27日、車上荒らしで8名分の顧客情報を含む預金証書とフロッピーディスクが盗難にあったと発表した。
同庫職員が顧客の定期預金証書4枚およびフロッピーディスク(FD)1枚を私物の鞄に入れ、自家用車の中に持ち込んでおいたところ車上狙いにあったもので、犯行時間は同月10日の午前11時頃から翌11日の午後3時頃とみられる。当該預金証書には顧客3名の氏名、口座番号、金額等が記載されており、FDには相続に関する内部処理用文書の一部が記録され、顧客5名の氏名、年齢、続柄が記載されている。現在、二次被害の届出や報告は受けていないという。同庫は当該漏洩先の全顧客に対し、事情を説明のうえ謝罪。今後は、個人情報に関する指導を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](越前信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/echishin/jiyouhou/funsitu.pdf
◎ アコム、個人情報を記載した自動契約機用の契約書1件紛失
アコム(本社:東京都千代田区)は2005年12月27日、同社鹿児島県の「むじんくんコーナー(自動契約機)」で、自動契約機用の契約書「AC会員申込書」1件を紛失したと発表した。記載されていた個人情報は、顧客の氏名、住所、契約日等。2005年10月12日に顧客が自動契約機で契約後、所在不明となったという。同社は顧客に対し説明とお詫びをしており、現在のところ不正使用の事実はないが、万一不正使用が発生した場合には、適切な対応をするとしている。また今後、機械的エラーを含めた違例事態が発生した場合の記録方法の見直しや検証体制の見直し等を実施し、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(アコム)
http://www.acom.co.jp/publish/051227/index.html
◎ 東邦大学医学部付属佐倉病院、423名の患者情報を含むノートパソコン紛失
東邦大学医学部付属佐倉病院(千葉県佐倉市)は2005年12月27日、423名の患者情報を含むノートパソコン2台が紛失したと発表した。紛失が判明したのは同月12日午後3時頃で、2台とも臨床工学部技士室で使用していたもの。含まれていた情報は、1992年4月6日から2005年12月12日までの人工心肺手術データで、患者423名の氏名、年齢、性別、病名、手術名。病名と手術名は大部分が日本語ではなく記号標記されており、生年月日、住所、電話番号は含まれていない。当該パソコンにはパスワードが設定されており、簡単にはアクセスできないという。所轄警察署とともに捜査を続けているが発見に至っておらず、当該患者には事情説明とお詫びを文書で送付した。また、今後は再発防止のため、院内各部署における情報管理責任者を明確に定め、情報機器の適切な管理運用を図っていくとしている。
・リリース(東邦大学医学部付属佐倉病院)
http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp/oshirase/oshirase01.htm
◎ 東京ガス、委託先が顧客情報を記載した「工事設計図書」紛失
東京ガス(東京都港区)は2005年12月27日、ガス設備工事業務を委託している会社の従業員が、顧客情報の記載された書類を含む「工事設計図書」を紛失したと発表した。12月16日午後から20日午前中の間に、施工先であるマンション(東京都板橋区)で紛失したもので、同設計図書には31件分の顧客情報(住所、氏名、電話番号等)が記載されていた。20日午後に紛失に気づき、捜索したが発見できず、26日夕刻に所轄警察署に紛失届を提出、現時点では発見に至っていない。同社は、該当顧客全員に個別に連絡して事情説明とお詫びをしたという。また、今回の事態を真摯に受け止め、委託先協力企業とも連携して再発の防止に努めていくとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20051227-01.html
◎ NECフィールディング、Winnyのウイルス感染で82社の顧客情報流出
NEC(本社:東京都港区)とグループ会社のNECフィールディング(本社:東京都港区)は27日、NECフィールディングの社員が自宅で使用していた個人用パソコンから、顧客82社分の情報がWinnyネットワークに流出したと発表した。流出した情報は顧客に納入したITシステムの保守履歴(機器の点検記録、機器修理の記録など)や機器・サービスの見積書、NECフィールディングの社内資料(保守マニュアル、修理手順書)などで、一部個人情報も含まれている。NECグループ各社ではこの秋に、個人用パソコンでの業務関連データの利用禁止を徹底していたが、流出したデータは同社社員が昨年持ち出し自宅に保管していたものだった。当該顧客には個別に連絡し、お詫びと説明を行っているという。また、同社は今回の事態をきわめて重く受けとめ、NECグループ企業全体として情報管理の徹底を図り、再発防止に全力をあげて取り組むとしている。
・リリース(日本電気)
http://www.nec.co.jp/press/ja/0512/2701.html
・リリース(NECフィールディング)
http://www.fielding.co.jp/news/htm/20051227.htm
◎JAにしみの、車上荒らしで5名の顧客情報を含む集金鞄が盗難
西美濃農業協同組合(JAにしみの、本店:岐阜県大垣市)は2005年12月27日、同組合職員が車上荒らしにあい、顧客情報を含む書類が入った集金鞄が盗まれたと発表した。盗難があったのは2005年4月8日で、鞄の中には5名の顧客の個人情報(氏名、定期貯金契約番号)を記載した預り証が入っていた。当該職員はただちに警察に被害届けを提出したが、現時点では発見されておらず、また不正使用等の事実は確認されていない。同組合は当該個人情報のうち特定できた顧客2名には事情説明とお詫びをしたという。また「個人情報」に関する認識不足のため公表が遅くなったとし、これを深く反省し、職員教育の再徹底と個人情報管理体制の強化を図っていくとしている。
・リリース(JAにしみの)
http://www.jan.or.jp/topics/20051227102740.html