◎ 福島大学、生徒と教職員83名の名簿を新幹線に置き忘れ紛失
福島大学(福島県福島市)は15日、同大附属養護学校の教員が、同校の49名の生徒および34名の教職員の住所、連絡先などが入った名簿を新幹線に置き忘れ、紛失したと発表した。10日に東北新幹線東京駅着の電車内に置き忘れたもので、調査依頼中だが、現時点でも所在不明だという。紛失した個人情報の内容は、生徒氏名、保護者氏名、続柄、保護者の勤務先、住所、電話番号が記載された名簿と、教職員の氏名、住所、電話番号が記載された名簿、および緊急連絡網。同校は13日、職員会議および緊急保護者会を開いて事態の説明とお詫び、今後の対応等の説明をした。今後は職員への指導強化、個人情報保護管理体制の見直しを至急行っていくとしている。
・リリース[PDFファイル](福島大学)
http://www.fukushima-u.ac.jp/guidance/img/20060215.pdf
◎ 北陸労働金庫、ネットバンキングで顧客のパスワード等盗まれる
北陸労働金庫(本店:石川県金沢市)は15日、同店のインターネットバンキングを利用している顧客のパスワード等が盗まれ、口座から約665万円が不正に引き出されていたと発表した。石川県内の顧客の口座から、先月から今月にかけて3回にわたり、合わせて約665万円が他の金融機関に不正に振り込まれたもので、当該顧客が2日、パスワードが変更されていることに気づき、同金庫に問い合わせて被害が判明した。同金庫はシステムからパスワード等が流出したものではないとし、早期に全容が明らかになるよう、警察当局の捜査に全面的に協力している。また、ネットバンキングの利用客に対し、「利用状況をチェックする」「スパイウェアに注意する」「インターネットカフェなど不特定多数が利用するパソコンからは取引を行わない」などの事項をあげ注意を呼びかけている。
・リリース[PDFファイル](北陸労働金庫)
http://hokuriku.rokin.or.jp/tmp/itbk_fusei.pdf
◎ NHK大阪放送局、受信料に関する顧客情報含む携帯端末紛失
NHKは15日、放送受信料の契約・収納業務に使用している携帯端末が盗難にあう事故が発生したと発表した。盗難があったのは14日で、NHK大阪放送局堺営業センターの地域スタッフが当該携帯端末を盗まれた。至急警察に被害届けを提出のうえ周辺の調査を実施したが、回収には至っていない。携帯端末にはさまざまなセキュリティ保護がかけられており、第三者の手に渡っても個人情報が漏えいする危険性はないという。NHKは、セキュリティ教育を改めて徹底するなど、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase060215.html
◎ GE Money、同報メールを「CC」で送り顧客100名のアドレス流出
個人向け金融サービスのGE Money(本社:東京都目黒区)は2月15日、顧客への連絡メールを一斉送信した際に「BCC機能」で送るべきところ、誤って「CC機能」で送信し、顧客100名のメールアドレスが流出したと発表した。2月2日および2月3日に送信したメールで起きた事故で、2月6日に事態が判明。同日付で送信先の顧客全員にお詫びとメール削除の依頼をし、監督官庁にも事態の進退を報告した。同社は今後、メール送信前のダブルチェック等運用ルールの徹底、個人情報規程改善などを実施し、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(GEコンシューマー・ファイナンス)
http://www.gecard.com/info/2006/02_15.html
◎ 横浜市、2名の戸籍謄本を一部取り違え誤交付
横浜市は2月15日、同市港北区戸籍課で戸籍謄本の誤交付があったと発表した。2月15日午前11時50分に港北区日吉駅行政サービスコーナーにおいて2名から戸籍謄本各1通の請求を受け、本籍のある区役所からファックスで送られてきた戸籍謄本を2枚1組に綴じる際に2枚目を取り違えて綴じたことに気づかず交付した。交付後、一方の市民から指摘を受けてその場で謝罪、当該謄本を回収して正しい謄本と交換した。同日午後、もう一方の市民に事情を説明し、戸籍謄本を回収して正しい謄本と交換したという。午前中に誤りに気づいた市民にも誤交付した謄本を回収した旨を電話にて連絡、了解を得て回収した戸籍謄本を廃棄したとしている。流出した個人情報は2枚目の届出事項と父母名、続柄、名前、出生年月日。今回の取り違えは綴じ込んだ職員と交付した職員の確認不足として、今後は1枚目の記載内容と2枚目の記載内容を照合し、一連のものであることを充分に確認するとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/press/repo_h180215.html
◎ サイバネット、社員宅に空き巣が入り、顧客情報2万6,438名含むPC盗難
制御設計などのサイバネットシステム(本社:東京都文京区)は15日、個人情報を含むノートパソコンが盗難にあったと発表した。13日、同社社員宅に空き巣が侵入し、同社保有のノートパソコン1台が盗まれたもので、所轄警察署へ被害届を提出したが、現在のところ発見には至っていない。同パソコンには、同社応用システム第2事業部EDAソリューション部の取引先のうち、26,438名の顧客情報が含まれていた。情報内容は会社名、氏名、住所、電話FAX番号、メールアドレスなど。一部には当該部署から購入したソフトウエア名称、ライセンス数、見積内容を含む。クレジットカードおよび銀行口座に関する情報は格納されていないという。同社は当該顧客に対して陳謝し、万一情報の不正使用等の事実が判明した場合には誠意をもって対応するという。再発防止策としては、社内標準規定の見直しと社員教育の再徹底、ハードディスク暗号化の徹底など情報管理体制の強化を図っていくとしている。
・リリース(サイバネットシステム)
http://www.cybernet.co.jp/ir/release/060215.shtml
◎ 中部電力、電気料金振込用紙誤送付は計3件に
中部電力(本店:名古屋市東区)は14日、8日に発表した電気料金振込用紙誤送付事故と同様の事象が起きていないか、過去13か月間にさかのぼって調査した結果、新たに1件が判明し、誤送付が合計3件発生していたことを明らかにした。誤送付された振込用紙には、顧客の氏名、住所、顧客番号、電気料金等が記載されていた。振込用紙封入システムの設定不備のため、電気料金の支払方法をクレジットカード払いから振込用紙での支払いに変更した顧客について誤送付が発生したもの。同社は該当する顧客に事情を説明し、謝罪。システムの不備はすでに修正したとしている。
・リリース(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0214_1.html
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0208_1.html
◎ ヒューコム、顧客情報1,300件を含むノートパソコン紛失
情報セキュリティサービスなどのヒューコム(東京都杉並区)は13日、同社社員が電車で帰宅途中、顧客情報1,300件を含むノートPCを入れた鞄を紛失したと発表した。紛失したのは10日の夜中で、含まれていた顧客情報の内容は、個人名、会社名、部署名、電話FAX、メールアドレスなど名刺情報約300件、メールアドレスやシグネチャ情報を含むメール受発信情報約1000件など。JRへ調査依頼、警察署へ被害届を出したが、現在のところ見つかっていない。当該パソコンには、ハードディスク、OS、メールソフト、データベースの起動にそれぞれパスワードが設定されており、紛失情報の第三者による不正使用の事実は確認されいないという。同社は、本件を真摯に受け止め、再発の防止に努めていくとしている。
・リリース(ヒューコム)
http://www.hucom.co.jp/news/06/HMPR-0601.html
◎ 刑務官のPCがウイルスに感染、受刑者の個人情報1万件以上が流出
刑務所や拘置所に収容されている受刑者などの個人情報がインターネット上に流出していることが13日までに明らかになった。流出したのは滋賀刑務所や福岡拘置所などの被収容者の個人情報で、情報内容は氏名、生年月日、性別、業務に関する内部文書など。流出ファイルは1万件を超える可能性があるという。京都刑務所の刑務官が個人で使用していたパソコンがWinnyウイルスに感染し、保存していた情報が流出したものと見られている。法務省は事態の解明を急ぎ、再発防止に努めるとしている。
・法務省
http://www.moj.go.jp/
◎ ミサワホームイング東京、6名の顧客情報入りカバンが置き引きに
不動産業のミサワホームイング東京(本社:東京都杉並区)は13日、同社従業員が置き引きにあい、6名の顧客情報入りカバンを紛失したと発表した。事故があったのは8日で、当該従業員が駅のトイレにカバンを置き忘れ、気づいて現場に戻り探したが発見できず、駅および警察に紛失届けを提出したが、発見されていないという。紛失した顧客情報は、顧客氏名、住所、電話番号が記載された相談受付カード6件分のほか、契約書コピーと見積書、現地写真等が入ったリフォーム工事ファイルや工事契約書・注文書など。当該顧客には事実関係の報告と謝罪をした。また監督官庁である国土交通省と経済産業省に事故内容を報告した。同社は、従業員の監督および教育を再徹底するなど個人情報管理体制の強化を図り、再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](ミサワホームイング東京)
http://www.misawa-homeing.co.jp/funshutu.pdf
◎ クレディ・スイス生命、163名の顧客情報を含むパソコン紛失
クレディ・スイス生命保険(本社:東京都新宿区)は13日、163名の顧客情報を含むパソコンを紛失したと発表した。同社営業社員が7日、名古屋市内で置き忘れによって紛失したもので、パソコンに含まれていた顧客情報の内容は、住所、氏名、生年月日、性別、保険契約内容等。事故発覚直後に警察当局に紛失届を提出したが、発見されていない。該当顧客には経緯等の説明とお詫びをしている。パソコンにはパスワードや情報の暗号化などセキュリティー措置が講じられており、第三者が顧客情報を閲覧することは困難という。同社は本件を厳粛に受け止め、社員教育の徹底と管理態勢の強化等により再発防止を図っていくとしている。
・リリース(クレディ・スイス生命)
http://www.cslife.co.jp/other/20060213.html
◎ 兵庫ひまわり信用組合、5,713件の顧客情報を含む携帯情報端末機を紛失
兵庫ひまわり信用組合(本店:神戸市長田区)は先月、5,713件の顧客情報を含む携帯情報端末機を紛失したと発表した。紛失したのは今年1月6日午後で、同組合尼崎支店の渉外担当者が営業活動中に気づき、ただちに所轄警察署へ届出た。その後、訪問先による追跡調査も続けているが、いまだ発見されていないという。当該端末機には、同支店の取引先5,713 件が含まれており、情報内容は顧客氏名、生年月日、住所、電話番号等。同端末機はパスワードにより保護されており、情報が外部に流出する可能性は極めて低いという。同組合は該当顧客に個別に報告とお詫びをしている。また、携帯情報端末機に対する情報の暗号化、不正使用時におけるデータの消去等、より強固なセキュリティシステムの導入を完了。渉外担当者の身体等に携帯情報端末機を装着する器具を採り入れ、落下や盗難等にあわない対策も講じた。今後も再発防止に向けて努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](兵庫ひまわり信用組合)
http://www.h-himawari.com/owabi.pdf