◎ 北九州市、集団資源回収団体代表者ら303件の個人情報含むFD紛失
北九州市の環境局総務課は2月28日、同市の家庭ごみや粗大ごみを処理する日明環境センター(北九州市小倉北区)において、個人情報を含むフロッピーディスク(FD)を紛失したと発表した。2月15日に担当職員が紛失に気づき、16日に上司に報告。現在も調査中であるという。紛失したFDは5枚で、内容は、2005年4月から2006年1月までの職員の勤務時間や報酬などが収録されていた。情報内容は、時間外勤務関係(職員)111名分、嘱託職員1名分、臨時職員3名分の氏名や住所、および集団資源回収団体303件の団体情報(名称、住所、代表者氏名、口座番号、 回収量、奨励金額)など。同課は集団資源回収団体に対し、事実説明と謝罪を行うとし、職員に対しては個人情報を含む業務資料の適切な保管や取扱いの重要性を徹底指導するとしている。
・リリース[PDFファイル](北九州市)
http://www.city.kitakyushu.jp/~k0103020/H18.2/060228huroppi-hunsitu.pdf
◎ NTT番号情報、顧客情報260件含む携帯端末など置いた電話帳配達車盗難
NTT東日本と、同社から業務委託を受けて電話帳配達を行うNTT番号情報(本社:東京都港区)は2月28日、電話帳配達車両が盗難にあい、中に置いていた顧客情報が入った携帯端末と、顧客情報リストも盗まれたと発表した。2月27日午前9時20分頃、東京都墨田区立川付近で、電話帳配達作業のため車両を離れた際に、車両ごと盗まれたもの。車は施錠しておらず、キーも挿したままだった。ただちに警察に被害届けを提出したが、現時点では同携帯端末と顧客リストどちらも発見されていない。紛失した顧客情報は、電話帳配達先の個人顧客189件、企業顧客71件で、情報内容は顧客名、住所、配達冊数。該当顧客へは訪問等により個別にお詫びと事情説明を行なっている。NTT東日本は業務委託会社に対し、顧客情報保管について指導を徹底すると共に、定期的な監査を強化し再発防止に努めていくとしている。
・リリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0602/060228c.html
◎ 野村ビルマネジメント、67名分の顧客情報を含むカバン盗難
野村ビルマネジメント(本社:東京都新宿区)は2月28日、67名分の顧客情報を含む鞄が盗難にあったと発表した。同月22日午後1時ごろ、同社社員が管理物件ビルの施設室に鞄を置いて館内施設の巡回点検を実施、午後2時ごろ施設室に戻ったところ、鞄がなくなっているのに気づいた。ただちに所轄警察に盗難届を提出したが、盗難物は発見されていないという。当該鞄には、当該社員の担当するビルの所在地、担当ビルに関わる取引先の担当者67名分の会社名、氏名および電話連絡先を記載した書類が入っていた。同社は関係者に事情説明とお詫びをしており、今後こうした事態を招くことがないよう、社員教育や研修などを通じ、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(野村ビルマネジメント)
http://www.nomura-bm.co.jp/news/P_Info001.html
◎NTT東日本、業務委託会社のPCがウイルス感染、法人顧客と社員6件の情報流出
NTT東日本は2月27日、同社神奈川支店と業務委託会社間でやりとりした情報の一部がインターネットに流失していたと発表した。流出情報は法人顧客情報(企業名、電話番号等)2件、社員情報(氏名、所属組織、会社電話番号)4件。業務委託会社が使用していたパソコンがWinnyのウイルスに感染し、保存していた情報が流出したという。
・リリース(NTT東日本 神奈川支店)
http://ntt-kanagawa.com/event/news_45/
◎ 大京管理、管理受託マンションの入居届・退去届を誤廃棄
マンション管理の大京管理(本社:東京都渋谷区)は2月27日、同社が管理業務を受託するマンションにおいて、担当管理員が、顧客の個人情報が記載された入居届・退去届を誤って廃棄したと発表した。1月30日に当該書類を古新聞等と一緒に廃棄してしまったもので、廃棄された古新聞等は当日か翌日には粉砕・固形化されるため、書類の回収は不可能だったという。書類にはマンション1棟、約70戸の入居・退去者の氏名、住所、電話番号、緊急連絡先が記入されていた。同社は、当該マンション全戸に報告をし、謝罪。所管監督官庁の国土交通省にも報告した。また同社は、個人情報の保護に関する従業員の認識に対する一層の意識強化に取り組んでいくとしている。
・リリース[PDFファイル](大京管理株式会社)
http://www.daikyo-kanri.co.jp/company/20060227.pdf
◎ 東京都渋谷区、37名分の国民健康保険料徴収対象者リストを紛失
東京都渋谷区の国保年金課は2月27日、国民健康保険料徴収対象者の個人リスト37名分が所在不明になっていると発表した。当該リストは、区の国民健康保険料徴収嘱託員(区民部国保年金課所属)が訪問・集金の際に使用しているもので、徴収対象者の氏名、住所、生年月日、電話番号、収納状況等の個人情報が記載されている。区はリストの所在確認に全力を尽くしているが、現時点では発見に至っていないという。37名の該当区民には個別に連絡をしてお詫びをしている。区は今後、こうした事態が二度と発生しないよう、職員に対する研修や指導を強化し、個人情報の管理を徹底していくとしている。
・リリース(渋谷区)
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/news/oshirase/kokuho.html
◎ 札幌学院大学、車上荒らしで学生106名の採点簿一時盗難
札幌学院大学(北海道江別市)は2月27日、非常勤講師が自宅で車上荒らしにあい、同講師が担当する科目の学生106名の採点簿が一時盗難にあったと発表した。同月21日深夜から22日早朝にかけて、同講師自宅マンション駐車場自家用車中に置いていた紙袋が盗まれたもので、そのなかに当該採点簿が含まれていた。記載情報は、学生の学籍番号、氏名、得点と評価、科目情報など。23日朝8時頃、同駐車場内を捜査中の警察によって発見されたが、開封された跡はなく、記載内容が第三者に漏えいした可能性は極めて低いという。しかし、同大は事態を極めて重く受け止め、当該学生に対しお詫びと事実経過について報告を行うとともに、再発防止へ向け、安全対策の強化を図っていくとしている。
・リリース(札幌学院大学)
http://www.sgu.ac.jp/sec/html/topics06.html
◎ 新日本監査法人、車上荒らしで監査先の顧客情報499件を含むパソコン盗難
新日本監査法人(主な事務所:東京都千代田区)は2月27日、監査先の顧客情報499件の一部を含むパソコンが盗難にあったと発表した。2月17日午後6時25分ごろ、同社の職員が帰宅途中、パソコンが入った鞄を車上荒らしで盗まれたもので、ただちに所轄警察署に届けたが、現時点では発見されていない。当該パソコンは翌週の勤務に使用するため携帯していたもので、監査先の相双信用組合および東邦銀行から入手した監査関連情報が入っていた。情報内容は、顧客499件(うち、個人情報169名)の一部としている。同監査法人は、当該監査先に事情説明をし、監査先の顧客については、監査先の協力を得ながら個別に通知しているという。当該パソコンには多段階の厳重なセキュリティ対策をしており、情報が外部に漏えいするリスクはきわめて低いという。同監査法人は、監査情報の取り扱いとパソコンの管理手続きの厳格化など、情報管理体制の教会に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](新日本監査法人)
http://www.shinnihon.or.jp/topnews_extra/060227_SNC.pdf
◎東京地裁、書記官のPCウイルス感染で不動産競売などの個人情報流出
東京地方裁判所が2001年までに執行した不動産競売や差し押さえなどに関する文書がインターネット上に流出していることが2月24日、明らかになった。流出文書は1000個にのぼり、競売などの当事者149名分の氏名、住所が含まれているという。内閣官房情報セキュリティセンターが同月20日に流出に気づき、連絡を受けた最高裁が調査。流出元は東京地裁に勤務する書記官の自宅の私有パソコンであることが判明した。最高裁は全国の裁判所職員に向けて同日、ネットに接続している私有パソコンに業務上の情報を保存しないよう、保存している場合は削除するように指示を出した。東京地裁は情報が流出した個人に直接謝罪を行うとしている。
・東京地裁
http://courtdomino2.courts.go.jp/K_home.nsf/CoverView/HP_C_Tokyo?OpenDocument
◎ 東急コミュニティー、管理受託マンションで28世帯分の居住者名簿など盗難
マンション・ビルの管理運営の東急コミュニティー(本社:東京都世田谷区)は2月24日、同社が管理受託しているマンションの管理員室において、同月21日、顧客情報書類が盗難被害にあったと発表した。神奈川県内のマンション(総戸数28戸)管理員室で発生したもので、盗まれた顧客情報は管理組合より預っていた28世帯分の居住者名簿及び27 名分の入居届け。世帯主28名の氏名、部屋番号、自宅電話番号、勤務連絡先、緊急連絡先が記載されていた。当該世帯の顧客には全戸訪問し、被害情報を記載した書面で事情説明とお詫びをしたという。同社は事態を真摯に受け止め、再発防止に向けて顧客情報の管理の徹底を図っていくとしている。
・リリース[PDFファイル](東急コミュニティー)
http://www.tokyu-com.co.jp/company/pdf/release/180224.pdf
◎ JA全農、67名分の経理帳票を入れたまま事務机を廃棄処分
全国農業協同組合連合会(JA全農)は2月24日、67名分の経理帳票を入れたまま事務机を廃棄処分したと発表した。同会京都府本部で、2005年12月10日に机、ロッカーの入れ替えを行った際に起こったもので、この経理帳票類には、取引先の氏名、口座番号、手形取引情報、講習会参加者の氏名、勤務先名、講習料額などが記載されていた。廃棄の事実把握後すぐに処分業者より回収をはかったが、最終処分業者によって事務机ごと廃棄当日に圧縮プレス処理されていたため、回収できなかったという。同会は今後、個人情報保護の強化に取組み、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(JA全農)
http://www.zennoh.or.jp/ZENNOH/TOPICS/release/18/02/180224.htm
◎ NTTコミュニケーションズ、OCN解約者552名に別人の解約情報を誤送付
NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)は24日、OCN解約者552人に別人の解約情報を誤送付したと発表した。同社OCNサービスを解約した顧客へ解約を承知した旨の「承り票」を23日に郵送した際、印刷機の設定ミスにより、本人とは別の解約情報を印字したものを送ってしまったという。承り票には、別人の氏名、管理番号、メールアドレス等が記載されていた。同社は、該当顧客に個別に電話で連絡し、お詫びと誤送付した承り票の回収を依頼しているという。また、今後このようなことがないよう、作業手順を見直し、厳重かつ適正な管理を徹底していくとしている。
・リリース(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/2006NEWS/0002/0224.html
◎日本テレビ、携帯サイトで投稿者83名のメールアドレス誤掲載
日本テレビ(本社:東京都港区)は24日、同社が運営する携帯サイト「MY日テレ」で、投稿者83名のメールアドレスが誤って表示されていたと発表した。同社は、同社ホームページと「MY日テレ」内のドラマ「神はサイコロを振らない」のサイトで、「あなたの10年前のショートストーリー」と題した投稿を募集。投稿作品は選考後にメールアドレスを削除して掲載されることになっていたが、携帯サイトについてはシステム上の不手際があり、22日夜から24日午後にかけて83名の投稿作品をメールアドレス付きで掲載してしまった。ユーザーからの指摘で気づき、修正した。同社は両サイトに謝罪文を掲載し、再発防止に努めたいとコメントしている。
・リリース(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/saikoro/apology.html
・リリース(MY日テレ)
http://p21.4cast.co.jp/drama/saikoro/apology.jhtml?1=1
◎ 高島屋堺店、鞄・旅行用品売場で伝票18枚を紛失
高島屋(本社:大阪市中央区)は24日、同社の堺店6階「鞄・旅行用品売場」で配達伝票および品下げ伝票の売場控え合計18枚を紛失したと発表した。控えには、顧客の氏名、住所、電話番号等が記載されていた。同社は関係官庁に届出をし、該当顧客には個別にお詫びと報告をした。同社は今後、個人情報保護に向けた管理体制の強化に努め、再発防止の徹底を図っていくとしている。
・リリース(高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/about/excuse_sakai060223/
◎ 立命館大学、講義受講者165人の採点報告表を紛失
立命館大学(京都市北区)は24日、同大産業社会学部事務室において、2005年度後期に開講した「専門特殊講義Ⅲ」(コンテンツ産業論)の受講者165人の採点報告表を紛失したと発表した。この科目は、大学コンソーシアム京都の単位互換制度にも提供しているため、採点報告表には同大学生125名だけでなく他大学学生40名の情報も含まれていた。情報内容は、受講生の氏名、学生証番号、回生、成績評価で、住所や電話番号等は記載されていない。紛失が判明したのは2月9日で、同大は学内調査を行った結果、採点報告表は誤って廃棄・溶解処分にした可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。情報の不正流用等の事実も確認されていない。同大は関係者へ報告とお詫びを行い、24日には文部科学省にも報告。今後、再発防止に全力を尽くすとしている。
・リリース(立命館大学)
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/headline/info/2006/02/houkokusyo.htm
◎ GEコンシューマーF、ほのぼのレイクのローン契約書類1名分紛失
GEコンシューマー・ファイナンス(本社:東京都目黒区 )は24日、先月13日に同社の「ほのぼのレイク」梅田支店で不動産担保ローンの契約をした顧客1名の個人情報書類を紛失したと発表した。紛失書類は「公正証書作成委任状 1枚」と「印鑑登録証明書2枚」で、同社「不動産ドキュメントマネジメントセンター」で事務処理を行なう際に紛失が判明した。同社ビル内で部署間の受け渡しを行った際に紛失、あるいは誤って廃棄した可能性が高いという。該当顧客には誠意をもって事実説明とお詫びをしているという。
同社は今後、個人情報の取り扱いプロセスの見直しなどを行い、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(GEコンシューマー・ファイナンス)
http://www.gecard.com/info/2006/02_24.html
◎ NTT東西、Winnyのウイルス感染で1,396名分の顧客情報流出
NTT東日本とNTT西日本(以下、NTT東西)は24日、業務委託先の社員の私有パソコンがWinny(ウィニー)のウイルスに感染し、当該パソコンに保管されていたNTT東西の顧客情報と社員情報がネットワーク上に流出していたと発表した。NTT東日本栃木支店(栃木県宇都宮市)が業務委託しているNTT東日本-栃木に所属する社員の自宅にある私有パソコンが流出元であることが23日、判明した。流出情報の件数は、NTT東日本1,396件(個人807名、法人589社)、NTT西日本6件(法人のみ)で、NTT東西共通の顧客は6件。情報内容は氏名(会社名)、住所、電話番号など。社員情報は229名分(うちNTT西日本は4名)が流出しており、内容は氏名、所属組織、電話番号、メールアドレスなど。両社は、該当顧客へ個別に連絡しお詫びと事情説明を行い、社員についても順次対応していくという。また、業務情報の社外持出し禁止、Winny使用禁止などの規定の周知教育を徹底し、信頼回復に全力をあげていくとしている。
・リリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0602/060224.html
・リリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0602/060224.html