◎ 栄光ゼミナール、首都圏の生徒らの個人情報1,222名分流出
首都圏で約300の学習塾「栄光ゼミナール」を運営する栄光(本社:さいたま市)は17日、同社の非常勤講師の私有パソコンがWinnyのウイルスに感染し、顧客らの個人情報1,222名分が流出したと発表した。流出したのは生徒募集用の名簿から1,207名分、栄光ゼミナール福生校塾生の学習経過の記録14名分(氏名、学年、授業日等)、勤務の記録1名分。生徒募集用の名簿には、2003年11月に使用した、あきる野市と福生市の一部地域の、当時中学2年、3年生の氏名、生年月日、保護者氏名、住所が記載されており、このうち252名には電話番号も含まれていた。当該講師は、フロッピーディスクに当該データが残っていることに気づかないまま、私有パソコンで再使用していたという。同社は、情報が流出した関係者専用の照会窓口を設置した。
・リリース(栄光ゼミナール)
http://www.eikoh.co.jp/documents/2006-4-17.pdf
◎ 東京電力埼玉支店、委託先作業員が28名分の顧客リスト紛失
東京電力埼玉支店(さいたま市浦和区)は17日、電気メーターの交換工事予定者28名分の契約名義、住所、電話番号、電気メーターの番号等が記載された一覧表を紛失したと発表した。同支店によると、業務を委託しているグループ会社の東光電気(東京都千代田区)作業員が今月14日、志木市内で電気メーターの交換工事を予定している顧客宅に工事日を告知する書類を配付。作業を終え自宅に戻り確認したところ、28名分の一覧表を紛失したことに気づき、ただちに付近を捜索したが発見できず、同日、警察署に紛失届を提出した。同社は、該当者には個別に訪問し事情説明と謝罪を行っているといい、今後このような事態を起こさぬよう、顧客情報の厳重・適正管理に努めるとしている。
・リリース(東京電力埼玉支店)
http://www.tepco.co.jp/kaifuku/kojin/jishou/06041701-j.html
◎ 横須賀市、収納事務委託先が個人情報146件分を含む書類を紛失
横須賀市上下水道局は4月14日、同局が「水道メーターの検針及び水道料金等の収納事務」を委託している第一環境(本社:東京都中央区)の横須賀営業所従業員が、巡回検針中に水道使用者などの個人情報146件分が記載された書類を紛失したと発表した。4月11日14時ごろ、当該従業員が当日の検針終了時に当該書類を挟んでいたクリアーホルダーがないことに気づき、14時30分ごろ同社営業所へ報告。他の従業員7名と巡回検針した地区を捜索したが発見できず、19時に交番へ遺失物の届出をした。翌12日、同局に当該書類紛失の連絡をし、同社営業所長から経過を報告した。紛失書類は検針リスト2枚(水道使用者のデータ145件を含む)、給水開始受付連絡票1枚(申込者のデータ1件を含む)、検針順路地図1枚で、紛失情報は顧客番号、使用者氏名、使用者住所。同局は当該顧客全員に謝罪した上で本件を公表した。今後は上下水道局として受託者の監督にあたり、受託者における個人情報の適正管理を徹底させるという。
・リリース(横須賀市)
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/nagekomi/200604/n100001083.html
◎ 琉球銀行、247名分の顧客情報を記載した書類を誤送付
琉球銀行(本店:沖縄県那覇市)は14日、財産形成貯蓄制度の加入者247名分の氏名、口座番号、残高を記載した書類63枚を、誤って別の顧客に送付したと発表した。同行によると、今年4月から「勤労者財産形成預金入金明細」の郵送サービスを開始し、今月12日に同行電算センターから事業所控63通を送付。システムの不具合で宛先に別の顧客の住所と名義が表示したため、16市町村63か所の事業所に、誤った内容が郵送された。同日、顧客からの連絡で誤送付が発覚し、14日午後4時までに7件(20名)分の書類を回収。同行は、書類の回収を進めるとともに、顧客には直接経緯を説明し謝罪。抜本的な対策の実施を検討し、再発防止強化に努めるとしている。
・リリース(琉球銀行)
http://www.ryugin.co.jp/news/2006/0414.htm
◎ いわき市、支所と市立病院、保育所から相次いで個人情報流出
福島県いわき市は14日、同市常磐支所の職員の私有パソコンから同市職員10名の人事異動に関する資料が流出していたと発表した。同職員は当該情報をUSBメモリーで外部に持ち出し、自宅の私有パソコンに保存していた。次いで18日、市立総合磐城共立病院、市立保育所の行政情報流出を明らかにした。市立病院からは、市職員の人事異動関連情報、市民の個人情報が流出。個人情報は、同病院で過去に起きた訴訟の関係者など119名分の氏名などで、カルテなど診療に関する個人情報は含まれていない。2002年度から2005年度までの間、同病院に勤務していた職員が作成した情報であることが判明している。保育所からは、2001年度の入所児童と職員の名簿が流出。児童97名の氏名、保護者名、住所、電話番号、および職員19名の氏名、住所、電話番号などが記載されていた。同市は、情報の安全管理や市情報のセキュリティポリシーの見直しに取り組んでいくとしている。
・福島県いわき市
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/
◎ 横浜市中区、固定資産税納税通知書1通を別人に誤送付
神奈川県横浜市中区は14日、固定資産税納税通知書を送付する際に、誤って別人の納税通知書を発行したと発表した。依頼を受けて6日に送付した納税通知書が、別人のものではないかという連絡が12日にあったという。13日に送付先の自宅に行って確認のうえ謝罪と事情説明をし、誤送付書類を回収。同通知書には、納税者の氏名、課税されている土地の所在(1筆)、面積、価格、課税標準額、税額が記載されていた。これらの個人情報の持ち主である納税者には、電話で経過を説明し謝罪。後日あらためて訪問し、説明と謝罪を行った。同区は今後、納税通知書再発行時においては、受付簿を作成し、再発行した納税通知書と受付簿の再確認について担当者を代えて行うことにより、再発防止を図っていくとしている。
・リリース(横浜市中区)
http://www.city.yokohama.jp/me/naka/kishahapyo/pdf/18/180414.pdf<br><br>
◎ JAかかみがはら、裏紙の再利用で顧客15名の個人情報漏えい
各務原市農業協同組合(岐阜県各務原市)は4月14日、顧客の個人情報15名分を漏えいしたと発表した。信用端末機で取引内容を照会した用紙を交付した際に、裏面に15名の個人情報が印字されていたことに気付かずに誤って手渡した。4月3日に匿名の電話で報告を受けて内部調査をした結果、昨年9月30日現在における「非課税貯蓄異動明細表」の個人情報漏えいが判明した。流出情報は、当該顧客の住所、氏名、生年月日、非課税貯蓄異動申告額および非課税貯蓄異動申込額など。当該顧客には直接面談の上、謝罪した。同組合は、15名以外の情報漏えいの可能性はきわめて低いとしているが、万一判明した場合は、所定の手続きを経て、同組合のホームページ上で公表するという。同組合では全業務において裏面に印字された用紙の再利用を禁止するなどの再発防止策を打ち出し、顧客情報の管理に万全を期するとしている。
・リリース(JAかかみがはら)
http://www.ja-kakamigahara.or.jp/kojinnjyou.htm
◎ 北洋銀行、顧客情報を記載した約1万件の伝票つづり紛失
北洋銀行は14日、同行東屯田支店(札幌市中央区)で、顧客の氏名、口座番号、取引金額などが記載された約1万件分の伝票綴りを紛失したと発表した。同行によると、紛失したのは同支店で2001年3月23日から4月10日までの13営業日に取り扱った伝票つづりで、保管箱に収納し同支店の書庫に保管。先月9日、同支店で過去の取引内容を確認した際に、保管箱1箱がなくなっていることが判明したという。これまでのところ外部への外部への情報漏えいは確認されておらず、同行では、保存期間の過ぎた書類を廃棄処理する際に、誤って廃棄した可能性が高いと見ている。
・リリース[PDFファイル](北洋銀行)
http://www.hokuyobank.co.jp/news/info/pdf/000360.pdf
◎ 明治安田生命、業務PCなどを電車内に置き忘れ3,400名分の顧客情報紛失
明治安田生命保険(本社:東京都千代田区)は14日、東京本部の職員が帰宅途中の電車内に鞄を置き忘れ、顧客との対応を記録したノート9冊と業務パソコンを紛失したと発表した。紛失したノートには約2700名の氏名と年齢が記載されており、うち1,100名分には、誕生月日も記載。業務パソコンには、契約者約700名の氏名、勤務先、証券番号、顧客からの申し入れ内容が記録されていた。同社によると、いずれも社内規定で持ち出しが禁止されていたもので、業務パソコンはパスワードの設定や暗号化等のセキュリティ措置が講じられているという。同社は、該当する顧客の連絡先が判明次第、すみやかに事情を説明し謝罪するといい、当該職員には社内規定に則り厳正な処分を実施するとしている。
・リリース[PDFファイル](明治安田生命)
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2006/pdf/20060414.pdf
◎ ニッポン放送、当選通知メールを「TO」で送り188名のアドレス流出
ニッポン放送(本社:東京都千代田区)は13日、メールアドレスを誤って「TO」に指定して送信し、188名のアドレスが流出したと発表した。流出したのは、今月21日に予定されている「森広隆ライブ」 のチケット予約当選者のメールアドレス。同ライブは同局イベントホームページ上でエントリーを受付け、当選者にはメールで通知。当日、会場で代金と引き換えるチケット販売方式を採っていた。同局によると、12日に当選通知を送る際、「BCC」に入力すべきアドレスを誤って「TO」に記載したため、188名分のアドレスが表示されたままの状態で送られてしまったという。同局は、当選者に対し謝罪メールを送信。今後は個人情報の取り扱いに一層の注意を払い、再発の防止に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](ニッポン放送)
http://www.1242.com/pdf/060413.pdf
◎ 関西医科大学附属滝井病院、患者情報248名分を含む看護師の私有PC盗難
関西医科大学附属滝井病院(大阪府守口市)は13日、248名分の患者情報を含む同院看護職員の私有パソコンが盗まれたと発表した。同院によると、同職員が学会発表のために患者情報を自宅のノートパソコンに保存していたところ、先月30日夜、職員の自宅が空き巣被害にあい、当該パソコンが盗まれた。パソコンには、心臓疾患で集中治療室に入院した患者248名分の氏名、生年月日、主な病名と治療内容、ID番号等の患者情報が保存されていた。同院は、これまでのところ情報を悪用しての被害報告はないといい、患者や家族に電話等で謝罪を始めているという。今後は、管理体制を整備強化し再発防止に努めるとしている。
・リリース(関西医科大学附属滝井病院)
http://www2.kmu.ac.jp/hospital/new/20060401.html
◎ 三井造船、下請会社社員の私有PCが感染、個人情報109名分など流出
在日米軍三沢基地(青森県三沢市)の修繕工事を受注した三井造船(本社:東京都中央区)が、通行証取得のために米軍に提出したデータがWinnyのネットワーク上に流出していることが、13日までに明らかになった。同社広報によると、流出した情報内容は、基地に出入りする工事会社の従業員氏名など個人情報109名分、工事車両77台のリストのほか、「工事日報」「新規入場者の教育実施報告書」など。同社が工事を発注した地元の建設会社に勤務する通訳担当社員が、当該データを保存したフロッピーディスクを自宅に持ち帰り、私有パソコンに保存して作業していた。3月下旬以降にWinnyを通じて流出したものとみられている。
・三井造船のHP
http://www.mes.co.jp/
◎ ITmedia、プログラムミスでメルマガ本文にアドレス混入、1,801名分が流出
IT総合情報サイト「ITmedia」などを運営するアイティメディア(東京都千代田区)は13日、同社が配信するメールマガジン「ITmedia Headlines」で、一部の読者のメールアドレスが本文に表示される事故が発生したと発表した。同社によると、メール送信システムの改修過程で誤った送信プログラムを用いたため、暗号化されたメールアドレスの一部が正しく復号化されずに本文に表示。最大18名分のアドレスを記載したメールマガジンを1,626名に配信し、計1,801名分のアドレスが流出した。同社は、メールアドレスが流出した読者に対し13日付で謝罪するとともに、アドレスを取得した読者に破棄を要請。メール送信システムは、原因を確定のうえ対策を実施し、正常な運用ができる状態に復旧したという。
・リリース(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/info/20060413.html
◎ NTT東日本、元販売代理店社員が顧客情報を利用した手数料詐欺で有罪
NTT東日本は12日、同社東京支店の顧客情報の一部が流出し、元販売代理店社員による詐欺事件に利用されていたことを明らかにした。同社によると今年1月、不正に入手した顧客情報を利用し同社から販売手数料を詐取したとして、同社元販売代理店社員らが神奈川県警に逮捕・起訴され、12日に横浜地裁で懲役2年6ヵ月、執行猶予4年の判決が言い渡されたという。判決では、個人83件を含む87件を不正に入手し、販売手数料約82万円を詐取したと認定。不正入手した顧客情報には、氏名(会社名)、住所、電話番号、注文サービス種別、契約開始日が含まれていた。人材派遣社員2名が犯人に顧客情報を渡していたことも判明している。流出した顧客情報は本件以外では使われなかったことが確認されているといい、二次被害の可能性はないという。同社は、当該顧客に対して個別に連絡してお詫びと事情説明を行う。また、人材派遣社員含む全社員に対して教育を徹底するなど、顧客情報管理に全力をあげて取り組んでいくとしている。
・リリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/important/information/060412/