◎ パナホーム、車上荒らしで59名分の顧客情報含むUSBメモリー盗難
松下グループの住宅分野を担う企業グループであるパナホーム(本社:大阪府豊中市)は9日、南九州支店の社員が宮崎市内で車上荒らしにあい、59名分の顧客情報含むUSBメモリーを盗まれたと発表した。盗難があったのは4日で、ただちに最寄りの警察署に通報し、盗難届を出した。USBメモリーに含まれていたのは59名分の顧客氏名と見積り情報で、個人信用情報の記載はない。同社は該当顧客に事情を説明して対応した。現在までのところ、当該事故に起因する被害は発生していない。同社は個人情報の取扱いに関する管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDF](パナホーム)
http://www.panahome.jp/important/info/0704_minamikyushu.pdf
◎ 近畿産業信組、16名分の顧客情報を含む伝票綴り紛失
近畿産業信用組合(本店:大阪市天王寺区)は9日、同組合の尼崎支店で顧客16名分の情報を含んだ伝票一式を紛失したと発表した。同組合によると、紛失したのは2月6日分の取引伝票綴り1冊で、同日に同支店で取引を行った顧客16名の個人情報が記載されていた。記載されていた情報は氏名、取引金額、住所、生年月日、電話番号、職業、性別などだが、伝票の種類によって記載内容が異なる。同組合では、該当する顧客を個別に訪問し、謝罪。顧客の協力のもと、伝票類を復元した。これまでに、当該情報が不正に利用された事実は確認されていない。同組合では、再発防止のため今後は書類の適正管理を徹底し、さらなる情報管理態勢の強化に努めるとしている。
・リリース(近畿産業信用組合)
http://www1.kinsan.co.jp/apology/index.html
◎ 高槻市立第六中、生徒指導資料など約100名の個人情報含むUSBメモリー紛失
高槻市立第六中学校(大阪府高槻市)は9日、同校の教諭が、生徒や卒業生約100人の情報を含んだUSBメモリーを紛失したと発表した。教諭は1日夕方、学校の机の引き出しに保管していた当該メモリーの紛失に気がつき、同日夜、校長に報告。同校は翌2日に教育委員会へ紛失を報告し、捜索を続けたが発見できなかったため3日、高槻警察署に遺失物届を提出した。メモリには、2005年度と2006年度の長期欠席者約85人の記録や、いじめや不登校、問題行動に関する情報を含んだ生徒指導会議の資料が保存されていた。記載されていた情報は、学年、クラス、氏名や欠席日数。同校では、当該メモリを引き続き探すとともに、再発を防ぐため、校内の文書や個人情報の取り扱いが適切であったか再度見直し、所属職員の研修を徹底するとしている。同校では、2004年度にも教員の車が荒らされて成績資料が盗まれる被害が発生している。
・リリース(高槻市立第六中学校)
http://www.takatsuki-osk.ed.jp/6chu/保護者向け謝罪文.htm
◎ VSN、社員の私有PCから顧客情報332件と社員1,589名の個人情報流出
エンジニア派遣などを手がけるVSN(本社:東京都港区)は5日、同社社員の私有PCがウイルスに感染し、顧客情報を含む社員情報ファイルがWinny(ウィニー)のネットワーク上に流出したと発表した。流出が判明したのは3月27日で、3月18日に流出したとみられる。当該情報は2006年に作成されたもので、同社顧客332社の法人名と所在市町村名および、同社社員1589名の氏名、所属分野と、そのうち156名分のメールアドレスを含んでいる。同社では社内のPCにWinny等のソフトウェアをインストールすることを不可能にしており、社員に対しては、ファイル交換ソフトの使用を禁止するとともに、個人情報保護に関する研修も実施していたという。
・リリース[PDF]ファイル(VSN)<br>
http://ir.vsn.co.jp/html/pdf/prs20070405.pdf<br><br>
◎ 八王子テレメディア、個人情報漏えい事故で対策と社内処分を発表
昨年11月に顧客情報1万8,000件を流出させ、総務省から文書による再発防止の指導を受けていた八王子テレメディア(東京都八王子市)は4日、再発防止策と社内処分について発表した。元契約社員が顧客の個人情報を持ち出し、ファイル共有ソフトであるShare(シェア)を介して流出させたもので、代表取締役社長が3か月間月例報酬の5%返上、取締役個人情報管理室長が譴責処分相当。同社は、社内規定違反に対する再発防止策と、外部記録媒体によるデータ持ち出しに対する再発防止策をすでに運用中だとしている。
・リリース(八王子テレメディア)
http://www.htmnet.ne.jp/news_detail/1189931_3078.html
◎ 遠州鉄道、「バンビツアーWEB会員」案内メール誤送信でアドレス137名分流出
国内旅行のバンビツアー(浜松市中区)を運営する遠州鉄道(本社:浜松市中区)は4日、「バンビツアーWEB会員」宛てにツアーの案内メールを送る際、一部を誤って「BCC」ではなく「TO」で送ったたため、メールアドレスが他の会員に見える状態となったことを明らかにした。同社によると2日午前、アドレス1999件(内エラーおよび重複214件)宛てに50回に分けてメールを送ったが、20件×7回と19件×1回の計159件に対して誤送信が行われた。重複があったため、アドレスが流出した実人数は137名。同社は3日、該当する顧客に謝罪と報告のメールを送り、当該メールの削除を依頼した。同社は、今後このような事態の発生することがないようにメール配信業務全般を見直し、改めて個人情報の取り扱いに関する教育を徹底するとしている。
・リリース(遠州鉄道)
http://www.entetsu.co.jp/bambi/common/bambi-info/owabi.htm
◎ ダイワ精工、主催テニス大会参加者の個人情報112名分がHPに一時掲載
テニス大会「プリンスカップ」を主催するダイワ精工(本社:東京都東久留米市)は4日、同大会参加者112名の個人情報を誤ってHPに一時掲載したと発表した。大会の運営を委託したサイオ(東京都渋谷区)の作業ミスが原因。同社によるとサイオが3月29日、同大会福井大会の結果をHPに掲載する際、誤って参加者名簿も掲載。同日午後5時12分から午後8時20分までの間、参加者112名の住所、氏名、電話番号、所属クラブが閲覧できる状態となっていた。同社は、該当者に個別に連絡をとり、事情説明と謝罪を行っている。また、再発防止のため、社内と他の協力企業に対して顧客情報の管理を厳重に行うよう徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](ダイワ精工)
http://www.daiwaseiko.co.jp/images/kojin.pdf
◎ 椙山女学園大学、卒業生の個人情報45件を含むパソコン盗難
椙山女学園大学(本部:名古屋市千種区)は4日、2日夜に同学人間関係学部教授の自宅において卒業生45名の個人情報を含むパソコンが盗まれたと発表した。同学によると、このパソコンには2004年から2006年までの3年間に卒業論文ゼミを履修した学生45名の個人情報が保存されていた。同学では該当の卒業生に至急連絡を取り、報告と謝罪を実施。現在のところ、当該個人情報の流出やその悪用等の連絡は受けていないという。同学は、本件を学内で周知するとともに、再発防止に向けて全学を挙げてさらなる個人情報保護対策の充実に取り組むとしている。
・リリース(椙山女学園大学)
http://www.sugiyama-u.ac.jp/daigaku/news/070404pc.html
◎ シャトレーゼ、FC店で顧客情報3,554名分を含むUSBメモリー盗難
洋菓子製造販売のシャトレーゼ(本社:山梨県甲府市)は4日、同社のフランチャイズ店シャトレーゼ新潟女池店(新潟県新潟市)で事務所が荒らされ、顧客情報を含む可能性のあるUSBメモリーを盗まれたことを公表、同店を運営する小売業のタカチホ(本社:長野県長野市)も同日、この事実を公表した。シャトレーゼとタカチホによると、1日未明に当該店の事務所が荒らされ、当該メモリや手帳が盗まれた。メモリーには、2001年から2006年までに、新潟女池店および長野稲里店、長野東和田店でクリスマス商品を予約した顧客、3,554名の氏名、住所、電話番号が含まれていた。これまでに情報の不正使用等の事実は確認されていない。シャトレーゼとタカチホは、該当する顧客に連名で謝罪文を送付。住所がわからない顧客には電話で連絡し、店頭でも案内をする。両社は、再発防止のため店舗での個人情報の保管・管理体制を再点検し、個人情報に対する意識の向上に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](シャトレーゼ)
http://www.chateraise.co.jp/image/funshitu.pdf
・リリース[PDFファイル](タカチホ)
http://www.chateraise-club.com/2007_04_04.pdf
◎ 沖縄電力、土地の賃貸借契約に関わる個人情報917件含むUSBメモリ紛失
沖縄電力(沖縄県浦添市)は2日、同社の業務委託先の職員が土地の賃貸借契約に関わる地権者の個人情報917件を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。当該メモリーは3月1日に同社から業務委託先の職員に手渡したが、27日午前中に同委託先の担当者(手渡した職員とは別人)から当該メモリーを受け取りたいと、同社の担当者に連絡が入った。1日以降、委託先から当該メモリーの返却はなかったことから、両担当者で当該メモリーを捜索したが発見に至らず、30日に両担当者がそれぞれの上長へ当該メモリーの紛失を報告した。その後も捜査を続けたが見つからず、同社は2日に浦添警察署に紛失届を提出。当該メモリーには、同社と土地の賃貸借契約を締結した地権者、および同社が賃貸借契約の締結を希望する土地の地権者、あわせて917件の住所、氏名が含まれていた。現在のところ、情報流出による被害の申し出はない。当該地権者には、電話で謝罪するとともに、謝罪の書状を送付する。また、当該地権者からの問い合わせに対して説明できる社内体制を構築する。今後は再発防止に向けて同社と業務委託先との間で行われるデータ受け渡しの回数を月1回から年2回へ減らし、担当者間で直接受け渡すほか、USBメモリーの取り扱い担当者の明確化や、USBメモリーのパスワード設定を行う。両社間のデータ受け渡しもシステム開発により通信回線を利用した送受信にするなどといった改善を行うとしている。
・リリース[PDFファイル](沖縄電力)
http://www.okiden.co.jp/news/070402.pdf
◎ 福岡市立小学校、男性教諭の私有PCから生徒159人の個人情報が流出
福岡市教育委員会は2日、同市の市立中学校の男性教諭(50歳)の私有パソコンから生徒159人の個人情報が流出したと発表した。流出したのは同校の2006年度卒業生143人の氏名や住所、電話番号、通知表の評点など。ほかに、同教諭が以前に勤務した学校の生徒16人の住所録も含まれている。先月27日に当該情報を含むCD-ROMが文部科学省に送付されて流出が判明した。同教諭は当該データをフロッピーディスク(FD)で持ち帰り、自宅の私有パソコンで作業していた。2年ほど前にWinnyをインストールしていが、市教委は昨年3月に市内の各校にWinnyのインストールを自粛するよう通知していた。
・福岡市教育委員会
http://www.city.fukuoka.jp/kyouiku/
◎ ネットマイル、Winnyのウイルス感染で会員情報6,078件など流出
ネット関連事業のネットマイル(東京都千代田区)は2日、元アルバイトの私有パソコンから個人情報を含む企業情報6,078件が流出したと発表した。流出したのは2001年4月から2002年9月までに同社のキャンペーンに参加した会員の個人情報4,093件と、一般顧客の個人情報1,985件。会員の個人情報にはメールアドレスのほか氏名、住所、電話番号、生年月日などが含まれ、一般顧客の個人情報には企業名のほか、所属部署、氏名、メールアドレス、電話番号などが含まれていた。元アルバイトは同社に勤務していた2001年4月から2002年9月までの間に私有パソコンを持ち込み、アルバイト終了後も作業に使用したデータを消去せずに自宅へ持ち帰った。その後、2007年3月18日にこのパソコンがウイルスに感染して当該情報がWinnyネットワーク上に流出した。同社では当該顧客に対して個別に連絡すると共に、同社内に専用窓口を設けて問い合わせに対応する。再発防止策として、社内からデータ持ち出しを行っていないことを再確認するほか、アクセス制御やデータ提供基準の見直し、全就労員に対する再教育等を行うとしている。
・リリース(ネットマイル)
http://www.netmile.co.jp/pr/cts/service/notice070402.html
◎ 国交省、ダム建設の意見提出者53名の氏名が閲覧可能に
国土交通省山鳥坂ダム工事事務所は1日、同事務所のホームページ(以下HP)でダム建設の意見提出者53名の氏名が閲覧可能となっていたと発表した。先月19日、昨年12月に公告した「山鳥坂ダム環境影響評価準備書」に対して寄せられた意見を掲載したが、30日に同事務所の職員がAdobe Readerで「しおり」のタブを押すと当該氏名が表示できることを発見、当該箇所を削除した。公開から削除まで、同HPには306回の閲覧があったが、これまで苦情等の申し入れはない。当該ファイルは、同事務所が意見ごとに意見提出者名をファイル名として作成したワードファイルをもとに、受託業者が同様に意見提出者名をファイル名としたPDFファイルを作成し、フリーソフトで統合して作成した。その際、受託業者は同ソフトが統合したファイル名を取り込んでPDFの「しおり」を自動的に作成する機能をもつことを把握しておらず、同事務所職員もこの機能に気付かなかった。同事務所では事態の発覚後、全ページおよび過去5年間に同HPで公表したファイルを確認し、問題がないとした。当該提出者に対しては謝罪状を送付した。今後は、HPの掲示内容について書面確認と試験データによる動作確認を実施するほか、全職員に電子文書ファイルの取り扱いについて周知徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](山鳥坂ダム工事事務所)
http://www.skr.mlit.go.jp/yamatosa/kisya/pdf/070403.pdf