◎ 住宅金融支援機構、メール誤送信で顧客のアドレス12件流出
住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は10日、メールの誤送信により、顧客のアドレス12件が流出したと発表した。同機構によると、誤送信が起きたのは4日。同機構の職員が、取引先企業の担当者12名に金利情報等の資料をメール送信する際、アドレスを「BCC」に入力して送信すべきところ、不注意により「宛先(TO)」に入力して送信。メール受信者が互いにアドレスを知りうる状態となった。同機構では、誤送信判明の直後に、送付先へ事情を説明して謝罪し、メールの削除を依頼した。そのため、これ以上情報が流出する懸念は低いとみている。同機構は今後、顧客情報の取扱いルールを再徹底し、情報管理の強化に努めるという。
・リリース(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/h19/topics_20070910.html
◎ 日本郵政公社、誤廃棄した書類は1443万件、8月発表の2倍近くに
日本郵政公社の貯金事務センターが保存期限終了前の書類を廃棄処分していた問題で、公社は10日、誤廃棄の件数が1,443万件に上ったことを明らかにした。公社は8月の段階では、745万件の誤廃棄があったとしていた。新たに判明した誤廃棄は、簡易保険の年金や保険金を通常郵便貯金に移すための「自動移替利用申込書」が368万件、郵便振替払込書が277万件、通帳等再交付・全払請求書等が52万件。誤廃棄が最も多かったのは郵便振替払込書で845万件、次いで自動移替利用申込書が368万件となっている。誤廃棄は全国すべての貯金事務センターと沖縄支社で発生している。誤廃棄された書類には、顧客の住所、氏名、口座記号番号や加入者名などが記載されていた。公社は、廃棄書類は職員が立会いのもとで溶解または焼却しているため、情報が外部に流出する可能性はないとしている。また、保存書類の内容は画像データなどで保存しているので、顧客からの照会などに支障はないという。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/070910j301.html
◎ 東日本ハウス、車上荒らしで顧客情報91件を含むファイルやPCなど盗難
住宅の東日本ハウス(東京本社:東京都千代田区)は10日、近畿圏の営業所に勤務する担当者の車が荒らされ、車内にあったファイルやパソコンなどが盗まれたと発表した。同社によると、盗難が発生したのは9日で、顧客ファイル4冊、顧客アンケート81件分とパソコン1台が盗まれた。これらには、顧客6件分の図面や見積書と、85件分の顧客氏名、住所、電話番号が含まれていた。同社では、最寄りの警察に盗難届を提出するともに、顧客を個別に訪問して、事態の報告と謝罪を行っている。同社は今後、顧客ファイルなど顧客情報の管理について、指導を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](東日本ハウス)
http://www.higashinihon.co.jp/new/company/ir_pdf/20070910.pdf
◎ セブン銀行、顧客情報2万6,688件が記録されたCDを紛失
セブン銀行(本社:東京都千代田区)は10日、2万6,688件の顧客情報を記録したCD1枚を紛失したと発表した。同社によるとCDは、2006年1月に勘定系システムを更改した際に、旧システムのデータを保存するために作成した正副2枚のうち1枚。2005年12月末時点での預金者について、氏名、口座番号、電話番号、生年月日等が含まれている。内部調査の結果、2006年5月から7月の間に誤って廃棄した可能性が高いという。同社は、CD内のデータファイルにはすべてパスワードが設定してあるため、情報が外部に流出する可能性は低いとしている。これまでに、情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせはない。同社は、再発防止に向け、顧客の個人情報の厳正な管理を徹底するとしている。
・リリース(セブン銀行)
http://www.sevenbank.co.jp/about/news/2007/091001.html
◎ららぽーと、7名分のメールマガジン購読申込書を紛失
商業施設運営のららぽーと(本社:千葉県船橋市)は9月10日、同社が運営管理する「ららぽーと甲子園」において、個人情報を含むメールマガジン購読申込書7枚を紛失したと発表した。紛失書類は8月27日と28日に受け付けたメールマガジン購読申込書で、ららぽーと甲子園ポイントカード会員番号、顧客の氏名、メールアドレスが記載されていた。館内より申込書を回収し、事務所内でデータ入力を行ったところ、当該申込書がないことに気づき、紛失が発覚した。調査の結果、他の書類と合わせて廃棄した可能性が高いという。当該顧客に対しては特定ができないため個別の連絡が取れず、ららぽーとホームぺージや、ららぽーと甲子園内のインフォメーションカウンターのPOPで案内している。これまでに当該情報が悪用されたという問い合わせはない。同社では、再発防止のために安全管理措置を強化し、顧客情報の保護に努めるとしている。
・リリース(ららぽーと)
http://www.lalaport.co.jp/information070910.html
・リリース(ららぽーと甲子園)
http://www.lalaport-koshien.com/priv/attention.html
◎フォトハイウェイ・ジャパン、不正アクセス受け個人情報4,129件流出のおそれ
ネットでフォト関連サービスを提供するフォトハイウェイ・ジャパン(東京都文京区)は9月10日、同社の運営するサービス「PhotoHighway Japan(フォトハイウェイ・ジャパン)」が不正アクセスを受け、4,129件の個人情報が流出した可能性があると発表した。同社によると、9月10日16時10分に担当者がサーバー異常を検出し、同日16時40分、中国からの不正アクセスが原因と確認。同日18時56分にフォトハイウェイ・ジャパンのサービスを緊急停止し、サーバのログの調査を行った。その結果、個人情報4,129件が流出した可能性があることが判明し、警視庁ハイテク犯罪対策センターと日本情報処理開発協会(JIPDEC)に連絡した。流出した可能性がある個人情報は、氏名、メールアドレス、パスワードで、クレジットカード番号や金融機関口座番号などの信用情報は含まれていない。9月11日までの調査では、流出した可能性のあるアカウントが不正に使用された記録はない。同社は該当者のパスワードを再設定して連絡し、不正アクセス対策のシステム改修を行った後、9月11日にサービスを再開した。同社は、心当たりのないダイレクトメールなどに注意を呼びかけるとともに、不正アクセスの発生を謝罪し、今後の信頼回復に努めるとしている。
・リリース(フォトハイウェイ・ジャパン)
http://www.phj.ne.jp/ViewNews.aspx?n=81
・リリース(フォトハイウェイ・ジャパン)
http://www.phj.ne.jp/ViewNews.aspx?n=82
・リリース(フォトハイウェイ・ジャパン)
http://www.phj.ne.jp/ViewNews.aspx?n=83
◎ 京都市、委託先が緊急通報システム利用者12名のリスト紛失
京都市は7日、同市の緊急通報システムの利用者12名の個人情報を記載した書類を、業務委託先が紛失したと発表した。業務を委託されていたのは、通信用機器や設備を扱う富士通アクセス(本社:川崎市高津区)で、同社も同日、この事実を公表している。同社によると、紛失は5日に発生。同社が工事業務を再委託していた若葉給排気設備センター(本社:京都市下京区)の社員が、工事に必要な情報を記載した「保守点検シート兼報告書」等を京都市上京区の公園内公衆トイレに置き忘れ紛失した。書類には、システム利用者12名の氏名、住所、電話番号が記載されていた。7日の時点で、情報が不正利用されたとの事実は確認されていない。同社では、該当者を個別に訪問し、謝罪と報告をするとしている。また今後、顧客情報の管理徹底に努めるという。
・リリース[PDFファイル](富士通アクセス)
http://www.access.fujitsu.com/downloads/topics/2007/0907.pdf
◎ 三菱UFJ証券、顧客情報約3万7,000名分を含む社内管理資料紛失
三菱UFJ証券(本社:東京都千代田区)は6日、10支店で合計約3万7,000名分の顧客情報を含む社内管理資料の紛失を確認したと発表した。同社は2005年10月に三菱証券とUFJつばさ証券が合併して発足したが、それ以前の旧社の各種帳票類の管理を進めており、その過程で当該帳票の紛失が判明した。紛失した帳票には、顧客名、口座番号、取引内容などが記載されていた。紛失があった支店は、町田支店、富山支店、広島支店、岐阜支店、前橋支店、茨城支店、和歌山支店、岡山駅前支店(旧岡山支店)、浜松支店、松山支店で、いずれも旧三菱証券の支店。紛失資料の一部は閲覧に専用の機械が必要で、肉眼では確認できない。同社の内部調査の結果、当該帳票は保管期限を経過した書類などに混入して誤廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低い。また、現時点で当該情報が不正に利用されたという連絡はない。同社では各種帳票の本社への集中化と営業店における管理方法の統一化を進めるとともに、情報管理を強化徹底して再発防止に努める。
・リリース[PDFファイル]
http://www.sc.mufg.jp/company/press/pdf/press20070906.pdf
◎ 熊本大学医学部附属病院、医師が20名の患者情報含むUSBメモリ紛失
熊本大学医学部附属病院は6日、同院の医師が20名の患者情報含むUSBメモリを紛失したと発表した。同医師は、8月27日午前9時頃に病棟でUSBメモリを使って診療録サマリーを作成していたが、10時頃に検査のため別棟に向かう際、同メモリをパソコンから抜き忘れて退室。翌28日午前9時頃、資料作成時にUSBメモリがないことに気づいた。31日まで病棟勤務を行いながら継続的に探したが発見できず、31日午後6時頃に病院に紛失した旨を報告した。紛失メモリに含まれていた20名の患者情報の内容は、氏名、住所、電話番号、病名、入院までの経過、身体所見、入院後の経過、主治医考察、検査所見などで、匿名化・暗号化の処理はなされていない。当該患者には事情を説明し、謝罪している。また警察署への遺失物届の提出、および関係省庁への報告を行っている。同院は今後、パソコン使用に際しての情報保護対策の強化を図り、個人情報の保護管理の徹底に努める。
・リリース(熊本大学医学部附属病院)
http://www.kuh.kumamoto-u.ac.jp/etc/topics/topi_190906.html
◎ぬくもりの里NUC、メールの誤送信で顧客のアドレス170件流出
岩手山麓の宿泊施設・ぬくもりの里NUC(岩手県岩手郡)は、メール誤送信により顧客170名のメールアドレスが流出したと発表した。同館によると、9月6日に顧客170名宛てに案内メールを配信した際、誤って顧客のメールアドレスが表示される形で送信してしまった。同館では誤送信が判明した後、ホームページに謝罪文を掲載。今後は事故の再発防止を徹底し、信頼回復に努めるとしている。
・ぬくもりの里NUC
http://www.nuc-nuc.com/
◎ 監査法人トーマツ、職員の私有PCウイルス感染で個人情報約7,000件流出
監査法人トーマツ(本部:東京都港区)は4日、職員の私有パソコンがウイルスに感染し、監査先企業など24社の情報が流出したと発表した。監査先企業の取引先の個人情報約7,000件も流出している。トーマツ、および今回情報が流出した監査先企業の1つである西日本新聞社によると、同職員は今年7月末に解散したみずす監査法人から移籍した職員で、移籍前に同情報を私有パソコンに保存。8月27日に、ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を使用して音楽ファイルをダウンロードしようとしたところ、このパソコンがウイルスに感染して情報がインターネット上に流出した。私有パソコンへの業務情報の保管は、両監査法人とも禁止していた。流出データは監査計画のエクセルファイルなどで、西日本新聞社の2006年度の中間期と決算の情報や、仏壇のはせがわ(本社:福岡市博多区)の顧客情報も含まれている。これらの流出データは同職員がみすず監査法人に在籍当時のものと見られ、トーマツに移籍後のデータが含まれているかどうかは不明。トーマツでは8月29日に情報流出の事実を確認し、該当する監査先企業に連絡して状況を説明している。また、問い合わせ窓口としてフリーダイヤルを設置した。今後の対策としては、改めて全社員および職員に対して禁止事項の徹底と確認を行い、誓約書を書かせるとしている。
・リリース(監査法人トーマツ)
http://www.tohmatsu.co.jp/news/2007/press0904.shtml
・リリース[PDFファイル](はせがわ)
http://ir.eol.co.jp/EIR/8230?task=download&download_category=eir&id=5427&a=b.pdf
◎ 菱洋エレクトロ、顧客情報30件を含む社用携帯電話紛失
エレクトロニクス技術の菱洋エレクトロ(本社:東京都中央区)は3日、同社の社員が、取引先の情報30件が入った会社貸与の携帯電話を紛失したと発表した。同社によると、社員は8月17日の帰宅途中に当該携帯電話を紛失。紛失した携帯電話の利用停止措置をとるとともに、警察署に遺失物届を提出したが、発表の時点ではまだ見つかっていない。携帯電話には、顧客の氏名と電話番号が約30件分保存されていた。流出による悪用等の情報は入っていないという。同社は今後、個人情報管理の再徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](菱洋エレクトロ)
http://www.ryoyo.co.jp/pdf/ir102.pdf