◎ 中部ガス、顧客情報36名分を記載した資料を紛失
中部ガスは8月31日、磐田営業所(静岡県磐田市)の従業員が個人情報36名分を記載した書類を紛失したと発表した。同社によると、8月30日に会社から帰宅途中、当該従業員が磐田市内で翌日の業務で使用するために携行していた書類が入ったカバンを紛失した。紛失した書類は、顧客の氏名、住所、領収金額などが記載された領収証(控)28件を含む領収書冊子1冊と、顧客の氏名、住所、電話番号、請求金額などが記載された資料「ガス料金お支払いのお願い」8件。磐田駅前交番へ遺失届けを提出し捜索したが、発見には至っていない。これまでのところ、紛失した顧客情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。同社では、該当者に個別に事実関係を説明して謝罪するとともに、事態が発生したことを厳粛に受け止め、従業員に対する指導を強化するなどの再発防止策に努めるとしている。
・リリース(中部ガス)
http://www.chubugas.co.jp/news/index.php?mode=detail&category=2&aid=267
◎ 東京慈恵会医科大学附属青戸病院、研修医が89名の患者情報入りメモリー紛失
東京慈恵会医科大学附属青戸病院(東京都葛飾区)は31日、患者情報を記録したUSBメモリーが入ったカバンを盗まれたと発表した。メモリーには、患者89名分の名前、住所、生年月日、病名などが記録されていた。同病院によると、今月23日、同病院の研修医が千葉県市川市のレストランを出る際、当該メモリーを入れたカバンがなくなっていることに気づいた。直後に警察署に盗難届を出したが、カバンは見つかっていない。同病院は、27日付で東京都に報告書を提出。現在、該当者に対して説明と謝罪を行っており、再発防止に向け全教職員に対し個人情報の取扱いについて教育の徹底と強化を図るとしている。
・リリース(青戸病院)(東京慈恵会医科大学附属病院)
http://www.jikei.ac.jp/hospital/aoto/news/20070831_usb.html
◎ 特許庁、実態調査の事前通知葉書8,041枚を誤送付
特許庁と委託先のJFEテクノリサーチ(本社:東京都中央区)は30日、「平成19年度知的財産活動に関する調査」の事前通知ハガキを送る際、誤った住所を印刷し誤送付したと発表した。同調査は、企業などの知的財産活動状況を把握するために同庁が毎年行っているもの。同庁などによると、委託先のJFEテクノリサーチが今月27日、調査に先立って協力を依頼する事前通知ハガキ8,041枚を郵送した。同社でハガキに貼る宛名ラベルを作成する際、誤って住所欄の並び順だけを変えてしまったため、送付先の名前と住所が食い違った状態で宛名ラベルを印刷し投かんしてしまった。調査対象者には個人676名が含まれており、送付先の住所が企業の場合には配達されている可能性がある。28日に誤送付先からの問合せで判明し、同社は電話や郵送により謝罪と誤配達ハガキの返送を依頼。調査票の発送時に改めて謝罪文書を送付するとともに、誤配達ハガキの返送を依頼する。
同社は再発防止に向けてチェック体制を強化するとし、同庁は他の委託や請負事業で同様の事態が起きないよう職員に周知徹底を図るとしている。
・特許庁の請負事業における個人情報の流出について(特許庁)
http://www.jpo.go.jp/torikumi/puresu/puresu_h19_chizaikatsudou.htm
・リリース(JFEテクノリサーチ)
http://www.jfe-tec.co.jp/topics/070830.html
◎ 技術情報協会、講師依頼先の個人情報最大200名分を含むノートパソコン盗難
各種セミナーや通信教育の技術情報協会(本社:東京都品川区)は8月30日、講師の個人情報最大200名分を含む業務用ノートパソコン1台を盗まれたと発表した。流出情報は依頼先の講師の氏名、勤務先名、所属、依頼テーマ。一部については、勤務先住所、電話番号、メールアドレスも含まれる。同月28日に東京都千代田区内の講習会会場で当該パソコンを盗まれ、直後に警察に被害届を提出。会場内や想定できる経路などを捜索したが、現時点ではまだ発見されていない。当該パソコンには、パスワード設定など多層階によるセキュリティ対策を施しており、第三者に入手されても個人情報を流用することは困難となっている。当該関係者には、個別に事故の報告と謝罪を行っている。また、現時点では個人情報の不正流用などの事実は確認されていない。同社では、本件に起因して個人情報が不正に使用された場合、誠意を持って対応するという。また、再発防止策として、パソコンのセキュリティ強化、社員教育および内部監査の徹底に努めるとしている。
・リリース(技術情報協会)
http://www.gijutu.co.jp/doc/privacy_20070830.htm
◎ 平安閣グループのベルモニー、顧客情報9名分記載の書類紛失
冠婚葬祭事業等を行う平安閣グループ(本部:広島市西区)と、同社のグループ企業で冠婚葬祭互助会事業を行うベルモニー(本部:香川県高松市)は8月30日、9名分の顧客情報が流出したと発表した。発表によると、8月19日、ベルモニー松江店の外務員が営業活動中に、3件9名分の顧客情報を記載した書類入りのカバンを置き引きされた。書類には、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日、口座情報、印影等が含まれていた。ベルモニーでは、流出当日に所轄警察署へ盗難届を提出し、該当する顧客9名に事情を説明して謝罪した。発表日の時点で、情報の不正使用等の事実は確認されていない。両社は今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に向け、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・リリース(平安閣グループ/ベルモニー)
http://u-b.jp/privacy070830.html
◎九州通信ネットワーク、個人情報24名分を含むカバン盗難
電気通信事業の九州通信ネットワーク(略称:QTNet、本店:福岡市中央区)は8月29日、派遣社員がレンタカー車内に置いていた個人情報24名分を含むカバンが盗難にあったと発表した。8月28日の16時15分~16時20分の間に、福岡市西区姪浜駅南2丁目の駐車場内で盗まれたもので、当該カバンには顧客8名分の情報を記載したパソコンの設定サービス関連資料と、同4名分の情報を記載した問い合わせ対応資料、同12名分の情報を登録した社有携帯電話が含まれていた。紛失情報は顧客の氏名、住所、電話番号。盗難判明後、周辺を捜索するとともに、警察へ被害届けを提出したが、現在に至るまで発見されていない。同社では、顧客情報の適正管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(九州通信ネットワーク)
http://www.qtnet.co.jp/info/20070829.html
◎ 横浜市立菊名小学校、児童29名分の住所録盗難
横浜市教育委員会は28日、市立菊名小学校の女性教諭(20代)が市内の入浴施設で入浴中に、1学年1クラス分の児童29名分の住所録を盗まれたと発表した。市教委によると、教諭は26日夕方、市内の健康ランドで入浴後、ロッカーに入れておいたハンドバッグが無くなっていることに気づいた。バッグの中には手帳が入っており、児童29名の氏名、保護者氏名、住所、電話番号を記載した住所録を挟んであった。教諭は、ただちに警察署に盗難届けを提出したが、いまのところ見つかっていない。教諭は翌日学校に報告し、同校は28日、市教委に報告するとともに該当家庭を訪問し謝罪した。市教委は、教職員の個人情報に対する意識を高め速やかに連絡を取ることを再確認するなど、個人情報の取扱の徹底を図るために継続的な研修を実施するとしている。
・リリース[PDFファイル](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200708/images/php7FhPuZ.pdf
◎ 広島信用金庫、顧客情報3万3,000件を含む携帯端末盗難
広島信用金庫は28日、西部支店(広島市西区)の渉外担当の職員が個人情報を記録した業務用の携帯型情報端末機1台を紛失したと発表した。携帯端末には、顧客の氏名と口座番号3万360件と、住所、生年月日、取引情報なども含む2,749件が登録されていた。同金庫によると、今月22日、外回りをしていた当該職員が午後2時頃に紛失に気づき警察署に届出を行うとともに捜索したが、これまでのところ発見には至っていない。当該端末には、起動時のID・パスワードによるセキュリティ機能に加え、翌日の午前0時を超えると全てのデータを消去する機能を備えているため、情報が外部に流出する可能性はきわめて低いという。同金庫は、該当者に対して個別に事情説明と謝罪を行うとともに、全職員に対し周知徹底を図り再発防止に努めるとしている。
・リリース(広島信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/hiroshin/news/pda.htm
◎ 日本興亜損保、顧客情報816名分を記載した社内資料紛失
日本興亜損害保険(本社:東京都千代田区)は27日、自動車保険などの支払いに関する社内管理資料を紛失したと発表した。資料には顧客816名の氏名や保険証券の番号、事故日、支払金額などが記載されていた。同社によると、今月20日に同社ひばりが丘事務センター(東京都東久留米市)から静岡損害サービスセンターに発送した際、運送を委託している福山通運の輸送中に所在不明ととなった。これまでのところ不正使用などの事実は確認されていないという。同社は該当者に対し事情を説明して謝罪するとともに、専用窓口を設置し顧客からの問合せを受け付けている。今後は再発防止に向けて、社員や代理店、業務委託先への指導を再度徹底するとしている。
・リリース(日本興亜損害保険)
http://www.nipponkoa.co.jp/news/whatsnew/2007/news2007_08_27_funshitu.html
◎ 東京大学医学部附属病院、元研修医が患者情報85名分を含むパソコン紛失
東京大学医学部附属病院(東京都文京区)は27日、元研修医が同院の入院患者85名の入院から退院までの経過や診療内容などをまとめた「退院サマリー」が入ったノートパソコンを紛失したと発表した。同院によると、元研修医が16日午後6時頃、電車を降りる際に車内の網棚に当該パソコンを入れたカバンを置き忘れた。ただちにJR遺失物センターに連絡するとともに警察に遺失物届けを提出したが、これまでのところ発見されていない。退院サマリーには、患者の氏名、ID番号、生年月日、年齢、性別、住所、電話番号、入院日程、病名、入院経過が含まれていた。同院では今年3月に元常勤医師が置き引き被害にあい、50名の患者情報を含むメモリーを盗まれたほか、6月には院内で患者120名分の入院台帳を紛失している。同院は、機会ある毎に全教職員に注意喚起を行い周知徹底を図ってきたが、今後一層の徹底に努めていくとしている。
・リリース(東京大学医学部附属病院)
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?newsid=246