◎ 豊和銀行、店舗統廃合の作業過程で、2,545件の顧客情報を紛失
豊和銀行(本社:大分県大分市)は14日、同行の3支店で計2,545件の顧客情報を含む収納済票を紛失したと発表した。発表によると、紛失が判明したのは、旧中央支店(3月に本店営業部に統合)、旧別府駅構内支店(平成16年9月に別府支店に統合)、寒田支店の3支店。紛失したのは、大分県収納金の収納済票(銀行控え)で、顧客の氏名、住所、納付金、自動車登録番号などの個人情報が記載されていた。紛失した収納済票の内訳は、旧中央支店が2002年度分の842件と2004年度分の744件、旧別府駅構内支店が2004年度分の84件、寒田支店が2002年度分の875件で、計2,545件。同行によると、店舗統廃合の作業中に不要な書類等の廃棄を行った際、当該書類が混入して焼却した可能性が高いという。これまでのところ、本件について顧客からの問い合わせや不正要求等は確認されていない。同行では今回の事態を重く受け止め、顧客情報管理の徹底に努めるとしている。
・リリース(豊和銀行)
http://www.howabank.co.jp/topix/pdf/191214.pdf
◎ 東京都建設局、東京都第五建設事務所で25名分の地権者情報含む事務資料を紛失
東京都建設局は14日、東京都第五建設事務所(東京都葛飾区)で地権者情報を含む事務資料の紛失事故が発生したことを発表した。同局によると、13日午後0時40分頃、関係権利者と用地取得の折衝を終えた職員が事務所に戻る途中、JR総武線車内に地権者情報を含む事務資料が入った手提げカバンを置き忘れ紛失した。紛失した事務資料には、環状第3号線、補助第136号線、東小松川交差点の関係権利者25名分の氏名、電話番号が記載されていた。同局は14日に「建設局個人情報漏えい事故等対策本部」を設置し、改めて再発防止についての検討を行うとともに、個人情報の管理についてさらなる徹底を図っていくとしている。
・リリース(東京都建設局)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2007/12/20hch100.htm
◎ 公益社、車上荒らしで顧客情報894件を含むメモリーなど盗難
燦ホールディングスの葬祭会社「公益社」(本社:大阪市中央区)は14日、同社の営業車両が車上荒らしにあい、顧客情報を記録したメモリーなどが盗まれたと発表した。同社によると、先月20日、営業社員が東京都内の顧客宅を訪問した際に営業車を訪問宅前に駐車していたところ、中に置いてあった営業カバンが盗難にあった。盗まれたカバンは拾得物として警察署に届けられ26日に回収したが、中に入っていたメモリー2個とCD-R、MOディスク各1枚はなくなっていた。これらには、都内および周辺地域の顧客の氏名、住所、電話番号、会社名、メールアドレス、写真、請求書、見積書、葬儀式次第などの葬儀進行用資料894件が含まれていた。同社は、該当者に事情説明と謝罪を行うとともに、再発防止に向けて情報管理体制を強化するとしている。
・リリース[PDFファイル](公益社)
http://www.koekisha.co.jp/files/koekisha_oshirase.pdf
・リリース[PDFファイル](燦ホールディングス)
http://www.san-hd.co.jp/files/san-hd_oshirase.pdf
◎ 北九州市立赤坂小学校、生徒334名の個人情報を含むパソコン盗難
北九州市教育委員会は14日、八幡西区の市立赤坂小学校の職員室から、児童の個人情報を含むデスクトップパソコン1台が盗まれたと発表した。市教委によると、同日午前4時頃、何者かが職員室に侵入。警報機が作動して警備員が駆けつけたところ、室内にあったパソコンが盗まれていた。パソコンには、来春の就学予定者49名分の氏名、生年月日、保護者氏名、住所、電話番号、幼稚園または保育所名などが記載された名簿と、全校児童285名の氏名、学校行事や授業風景の写真約100枚が入っていた。同校は同日、警察署に被害届けを提出するとともに、入学予定者宅を訪問して事情を説明。在校生の全家庭に文書を配布した。
・リリース[PDFファイル](北九州市)
http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/071214kojinjyouhou.pdf
◎ 大分銀行、顧客情報1,200名分を記載した業務日誌を紛失
大分銀行(本店:大分県大分市)は14日、顧客情報が記載された業務日誌の紛失が判明したと発表した。同行によると、10月から全店で実施していた保存文書の調査で、大在支店と坂ノ市支店の2店で、支店長の訪問先や来客の名前などを記載した業務日誌を、それぞれ1冊紛失していることが判明した。業務日誌は3年間保存する規定になっていたが、誤って破棄した可能性が高く、顧客情報の不正使用などは生じていない。紛失した業務日誌に代わる記録がないため記載されていた顧客は特定できないが、同行では約1,200名と推定。「個別に事情を説明することができないため、「今回の公表により、皆さまに業務日誌の紛失をお知らせしますと共に深くお詫び申し上げます」とコメントしている。
・リリース(大分銀行)
http://www.oitabank.co.jp/kaisha/news/wn191214.html
◎ 北洋銀行、顧客情報の保管状況調査で、約35万件の情報紛失が判明
北洋銀行(本社:北海道札幌市)は14日、同行の40か所の営業所で約35万件の顧客情報を含む帳票、マイクロフィルムを紛失したと発表した。同行では、今年8月の新琴似支店での顧客情報紛失をうけ、各営業所における顧客情報の保管状況を調査していた。その結果、40か所の営業所で、約35万件の顧客情報を含む帳票類が紛失していることが判明。いまのところ紛失物は発見されていないが、誤って廃棄した可能性が高いという。紛失したのは、伝票綴り、税金等納付依頼書、税金等納付書控、マイクロフィルム(他店支払場所の手形、小切手を撮影したもの)。これまでのところ、外部からの問い合わせや顧客情報を不正に利用されたなどの被害は確認されていない。同行では、今回の事態を重く受け止めて謝罪するとともに、顧客情報の適正な管理について強化、徹底に努めるとしている。
・リリース(北洋銀行)
http://www.hokuyobank.co.jp/
◎ 慶応大学、シンポジウム申込者292名の個人情報がネットで閲覧可能に
慶應義塾大学(東京都港区)は12日、同大学のシンポジウムの申込者292名分の登録情報が、インターネットで閲覧可能な状態であったと発表した。発表によると、言語教育シンポジウム「ことばの力を育む」のオンライン登録を開始した11月12日から12月9日までの間、オンライン申込者の登録情報が閲覧可能な状態だったという。事態を把握した同大学は、9日午後9時30分にデータを削除した。閲覧可能だったのは、オンライン申込者の住所、氏名、電話番号、メールアドレス、職業など、292名分の個人情報。同大学によると、原因はデータの保管時のセキュリティプログラムのミスによるもので、現在は修正され、同様の不具合は今後発生しないという。いまのところ、閲覧可能だった情報が悪用されるなどの被害報告はない。同大学は該当者に謝罪の連絡を行い、後日謝罪状を送付する。また今後は、個人情報の適切な管理と保護に努めるとしている。
・リリース(慶應義塾大学大津由紀雄研究室)
http://www.otsu.icl.keio.ac.jp/event/info2.htm
・リリース(慶應義塾大学)
http://www.keio.ac.jp/information/071214.html
◎横浜美術館、ボランティア募集の告知メール誤送信で、アドレス107名分流出
横浜市は12日、同市芸術文化振興財団が管理する横浜美術館(横浜市西区)で、メール誤送信により107名分のアドレスが流出したと発表した。発表によると、9月29日、同美術館から登録ボランティア107名に対し、展覧会の会場案内のボランティア募集を告知するメールを送信する際、誤って全員のアドレスが宛先に表示される形で送信してしまった。誤送信した個人情報の内訳は、氏名とメールアドレス104件、メールアドレスのみ3件。職員が送信直後に気付き、直ちにお詫びと受信メール削除を依頼するメールを全員に個別に送信した。11月19日に所管課である市民活力推進局文化振興課が当該美術館のモニタリング(定例的な指定管理者業務の確認)を行い、今月11日にモニタリング時の書類をチェックして同課が流出事実を把握することとなった。再発防止策として、当該美術館は個人情報保護意識共有の徹底、事故発生時の関係機関への速やかな報告の徹底をあげ、市民活力推進局は所管の施設に対して今回の問題を共有し、再発防止を徹底するとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200712/20071212-031-3647.html
◎ 富士火災海上保険、職員が顧客情報488名分記載の書類含む鞄を置き忘れ盗難
富士火災海上保険株式会社(本社:大阪市中央区)は11日、488名分の顧客情報が記載された帳票類の入った鞄が盗難にあったと発表した。同社によると、営業職員(千葉支店所属)が業務終了後、支店に隣接した駐車場に顧客情報の入った営業鞄を置き忘れ、盗難にあった。盗まれた鞄に入っていた帳票類は、満期管理一覧表や保険申込書の担当者控え等であり、488名分の顧客情報が記載されていた。顧客情報の内容は、氏名、住所、電話番号、保険契約内容等で、34名分には銀行口座情報も含まれていた。これまでに顧客の個人情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社では再発防止のため、よりいっそうの厳正な顧客情報管理に努めるとしている。
・リリース(富士火災海上保険株式会社)
http://fujikasai.mediagalaxy.ne.jp/news/attach/0712111.pdf
◎ T&Dフィナンシャル生命保険、契約情報含む顧客情報920件が社外流出
T&Dフィナンシャル生命保険(本社:東京都港区)は10日、同社の顧客情報920件分を記載した資料が先月26日、同社に差出人不明で郵送されてきたと発表した。発表によると、同資料は同社と保険募集代理店契約を締結していた八木橋の「お取扱契約一覧表」であることが判明した。同一覧表は2005年9月14日基準で作成し、同年9月21日に同社が八木橋の関連会社であるヤマキ(現八木橋総合保険サービス)に貸与し、同年12月29日に回収している。郵送されてきた資料は、ヤマキが一覧表返却の際にコピーしたものの再コピーだった。一覧表記載の顧客情報920件の内容は、契約者のカタカナ氏名、住所、電話番号、被保険者のカタカナ氏名、加入保険の契約日と保険料、保険期間など。口座番号等の信用情報や健康医療に関する事項は掲載されていない。同社と八木橋総合保険サービスは調査を行って差出人を確定し、その供述に基づいて同一覧表が送付された8か所のうち7か所を確保。残る1か所についても確保に向けて調査を行っているという。現在のところ、不正利用等による二次被害の事実は確認されていない。同社は、当該顧客には個別に文書にてお詫びをしている。また今回の事態を厳粛に受け止め、顧客情報の取扱いにつき再徹底を図るとともに、本件の原因究明と再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](T&Dフィナンシャル生命保険)
http://www.tdf-life.co.jp/annai/pdf/20071210.pdf