◎稚内信用金庫、顧客情報を含む厚生保険料の領収控201枚を紛失
稚内信用金庫(本店:北海道稚内市)は3月14日、顧客情報を含む厚生保険料の領収控201枚を紛失したと発表した。うち13名は個人の顧客だという。同金庫で定例検査を行った際に、当該書類の紛失が判明した。書類には、顧客の氏名、住所、納付すべき厚生保険料額が記載されていた。内部調査の結果、誤って処分された可能性が高く、外部への情報漏えいの懸念は極めて低いという。現在のところ本件に関する顧客からの照会や問題となる事象は起こっていない。同金庫は該当顧客を訪問し、謝罪と事情説明を行っている。今後は、顧客情報管理を徹底し、再発防止に取組んでいくとしている。
・リリース(稚内信用金庫)
http://www.wakashin.co.jp/20080314.pdf
◎ 大分銀行、のべ2,310名分の顧客情報を記載した活動日誌等を紛失
大分銀行(本店:大分県大分市)は14日、のべ2,310名分の顧客情報を記載した訪問予定、活動日誌を紛失したと発表した。個人情報漏えい防止の態勢強化の一環として、昨年10月から今年3月にかけて、保存文書の全店一斉調査を実施したところ、当該書類の紛失が発覚したという。紛失書類は、同行犬飼支店の2004年11月1日から2005年3月31日分と、犬飼支店および東京支店の2005年10月1日から2006年3月31日分の活動日誌。書類には、犬飼支店の顧客のべ2,040名分と、東京支店の顧客のべ270名分の氏名、訪問目的などが記載されていた。当該書類が紛失しているため、正確な顧客数や名前などは把握できていない。内部調査の結果、誤って処分された可能性が高く、外部流出の懸念は極めて低いとしている。今のところ本件に関する照会や不正要求などの問題は起きていない。該当顧客の記録がないため個別の事情説明と謝罪が行えないとして、同行は事態を公表し謝罪した。また今後も保存文書の全店一斉調査を引き続き実施し、情報管理態勢の強化に努めていくとしている。
・リリース(大分銀行)
http://www.oitabank.co.jp/kaisha/news/wn200314_f.html
◎ レキサス、メールの誤配信で学生300名の氏名流出
ソフト開発と情報通信サービスのレキサス(本社:沖縄県宜野湾市)は14日、配信メールの一部に間違った氏名を挿入したと発表した。同社によると、14日夜、学生あてに一次選考試験に関するメールを配信した。配信時には、メールに氏名データを自動的に挿入する配信システムを利用したが、配信用の名簿の一部に破損があり、約300名分のメールに違う氏名が挿入されてしまった。同社は、配信先に事情説明と謝罪のメールを送付。今後、採用情報の案内には配信名簿は使わず、各就職ナビ(リクナビおよびマイナビ)のシステムからのみ案内することにより再発を防止するとしている。
・リリース(レキサス)
http://recruit.lexues.co.jp/info/?p=27
http://recruit.lexues.co.jp/info/?p=28
◎東京ガス、7件分の顧客情報を含む書類が入った車両が盗難
東京ガス(本社:東京都港区)は13日、顧客情報の記載された書類が入った作業用車両が盗難にあったと発表した。発表によると、設備工事業務委託先である田園都市設備工業(本社:横浜市青葉区)から12日、車両が盗難にあい、車内には工具類等とともに、顧客情報の記載された「ガス設備工事図面」3枚、「建物建築図面」8枚が入っていたという連絡を受けた。当該書類に記載された顧客情報は7件分で、情報内容は工事場所の住所、氏名、ガス設備配管図等。これまでのところ、情報の不正使用などは報告されていない。同社は今後、委託先協力企業とも連携して再発防止に努めていきたいとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20080313-01.html
◎京都市、緊急通報システムの委託先から利用者25名分の個人情報紛失
京都市の緊急通報システムの工事・点検等を受託している富士通アクセス(本社:神奈川県川崎市)は13日、同システムの利用者情報25件を紛失したと発表した。紛失があったのは10日で、同社が工事を委託している業者が、同システムの利用顧客の氏名、住所、電話番号を25件分記載した「工事(設置、移設)日程表兼完了報告書」を、訪問先の京都市西京区の利用者宅付近で紛失した。13日時点では、当該情報が不正利用されたとの事実は確認されていない。同社は、本件を厳粛に受け止め、当該顧客には個別訪問で報告とお詫びをしている。また、全社をあげて顧客情報の管理徹底に取り組み、再発防止に努めるとしている。
・リリース(富士通アクセス)
http://www.access.fujitsu.com/topics/2008/topic_0313.html
・京都市
http://www.city.kyoto.lg.jp/
◎シナネン、委託会社が顧客情報105件を記載した「LPガス容器交換伝票」盗難
ガス販売を全国展開するシナネン(本社 東京都港区)は12日、顧客宅に設置しているLPガス容器の配送交換業務等を委託しているエナジック関東(本社:埼玉県松伏町)で、配送交換車輌が車上荒らしにあい、顧客の個人情報を記載した伝票105件が盗まれたと発表した。発表によると、8日午前8時25分頃、配送担当者が容器交換作業を終えて車輌に戻ったところ、「LPガス容器交換伝票」105枚を入れたバッグが盗まれていたという。同伝票は、顧客宅に設置してあるLPガス容器の交換作業を行う際の作業伝票で、顧客の氏名、住所、氏名、電話番号等が記載されていた。配送担当者は周辺を捜索したが発見できず、葛飾区の交番に盗難届けを出した。これまでに紛失した顧客情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。同社は、該当顧客全員に個別に連絡して事情説明とお詫びをしている。また、今後は委託先関係会社とも連携して再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](シナネン)
http://www.sinanen.com/info/pdf/080312.pdf
◎ 近鉄百貨店、社員の私有PCから外商顧客の個人情報1107件流出
近鉄百貨店(本社・大阪市阿倍野区)は12日、阿倍野本店の家庭外商本部に所属する男性社員(49歳)のパソコンから、Winny(ウィニー)を通じて外商顧客1,107名の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。同社によると、この社員は2003年4月から私有パソコンを会社に持ち込んで、業務に使用。2006年3月、保存してあった顧客情報を削除せずに自宅へ持ち帰り、家族がこのパソコンでWinnyを使っていたという。流出はウイルス感染によるもので、今月2日ごろに感染、流出したとみられる。流出したのはこの社員が作成した顧客名簿で、氏名、住所、購入した商品名や金額などが記載されていた。流出は4日、匿名の電話で判明した。
・近鉄百貨店
http://www.d-kintetsu.co.jp/index.html
◎ 横浜市立中学、生徒6名分の前期連絡票を紛失
横浜市教育委員会は11日、同市立青葉区あざみ野中学校において、3年生2クラス6名分の観点別評価などを記載した「前期連絡票」を紛失したと発表した。発表によると、8日午後に職員室で、3年生の担任教諭2名が「前期連絡票」をファイルにはさみ、職員室の机上に積み重ねた。10日午前、当該連絡票がファイルごと紛失していることに、2人の担任教諭が気付いた。同日午後、教諭2人で校内を探したが発見できず校長に連絡。その後、全職員で校内および校外を捜索したが発見には至らなかった。同日夜、校長は当該連絡票を校内で紛失したと判断し教育委員会に連絡、その後青葉警察署に連絡した。紛失した書類には、3年生2クラス6名分の、学級、番号、氏名、前期9教科の観点別評価および評定と所見、総合学習の所見、特別活動などの活動の記録、出席状況、学級担任からの所見、家庭から学校への連絡が記載されていた。校長は同日夜、該当する生徒6名の家庭に電話連絡を行い、事態の説明と謝罪を行った。また11日、校長と学年主任および担任で再捜索するとともに、該当生徒の保護者にお詫びとともに復元した連絡票を手渡した。同市教育委員会は再発防止策として、個人情報データ管理について定期的確認体制をとり、保管場所の管理を徹底する。また、教職員の継続的研修を実施するとしている。
・リリース[PDFファイル](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200803/images/php8SxkVY.pdf
◎ 埼玉県、就学支援関連資料など児童の個人情報71名分を紛失
埼玉県は11日、川越児童相談所(埼玉県川越市)の担当課長が、児童71名の個人情報を含む資料を紛失したと発表した。県によると、紛失日時は5日午後3時30分から6日午前9時30分の間。当該課長は5日に開催された坂戸市立小・中学校児童・生徒就学支援委員会に出席し、原則返却することとなっていた会議資料を業務参考資料とするため、取扱い注意を条件に持ち帰った。課長は事務所に戻らず帰宅したが、6日朝の出勤後、書類がないことに気付いて、自ら駅や自宅を捜索。7日には所長へ報告し、8日にかけて相談書職員が捜索を行ったが、書類は見つかっていない。5日の帰宅時に課長は電車内で書類を鞄から出して整理しており、県ではこの時に紛失した可能性が高いとみている。紛失した書類は、児童名簿と、特別支援学級入級等について意見を述べるための児童の精密検査結果等で71名分。県では、10日に当該保護者宅を訪問し、事情説明と謝罪を行った。また、部内の全所属長を収集して個人情報の管理徹底を指示するとともに、児童相談所監査での個人情報管理に関するチェックの徹底を図ることにしている。
・リリース(埼玉県)
http://prosv.pref.saitama.lg.jp/cgi-bin/scripts/news/news.cgi?mode=ref&yy=2008&mm=3&seq=35
◎三井不動産、20名分の顧客情報を含む携帯電話を紛失
三井不動産(本社:東京都中央区)は10日、同社業務委託先の従業員が、顧客情報を含む携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、紛失は2月21日で、当該携帯電話には顧客20名分の氏名、電話番号が登録されていた。当該携帯電話は指紋認証によるセキュリティロック機能を備えており、これまでのところ顧客情報の不正使用などは報告されていない。同社は警察への届け出を行うとともに、該当顧客に対し謝罪を行っている。同社は、業務委託先も含め情報管理を再度徹底し、再発防止に努めていきたいとしている。
・リリース(三井不動産)
http://www.mitsuifudosan.co.jp/information/080310.html