◎ニューメディア、FAX送信の操作ミスで顧客情報2件が漏えい
ケーブルテレビ関連業務のニューメディア(山形県米沢市)は19日、FAX誤送信により顧客情報2件が漏えいしたと発表した。発表によると、漏えい事故があったのは6日で、FAX送信の操作ミスにより発生した。誤送信された個人情報は送信先で直ちに処分してもらったため、二次被害は発生していないという。同社は該当顧客に経緯報告と謝罪をし、監督官庁にも報告した。同社は今後、顧客情報の取扱に対する教育を徹底し、再発防止に全力を挙げて取り組むとしている。
・リリース(ニューメディア)
http://www.omn.ne.jp/news/20080619.html
◎高松市、広報誌の配布責任者2228名分の個人情報を含むFDDを委託業者が紛失
香川県高松市は18日、個人情報2228件分を含む市作成のフロッピーディスク(FDD)を委託業者が紛失したと発表した。発表によると、17日午後1時30分頃、市役所の広聴広報課事務室で、封筒に入れたFDDを市職員が日本通運香川支店の社員に手渡した。このとき市職員は同社所定の「個人情報授受管理台帳」に押印し、双方が受渡しを確認している。同社員はFDDの入った封筒を紙製フラットファイル(個人情報授受管理台帳)に挟んだ状態で次の目的地に向かった。約1時間後、同社員が目的地駐車場でフラットファイルの間を確認したところ、FDD入り封筒がなくなっていることに気づいた。その後、同社と市が共同で手を尽くして探したものの発見に至らなかった。同社は17日、高松北警察署に遺失物届を提出した。当該FDDに含まれていた個人情報は、「広報たかまつ」7月1日号の配布責任者2228件分の氏名、住所、自治会名、電話番号、部数など。市は、該当者宛てに紛失状況の報告とお詫びの文書を送付している。また、個人情報の含まれたFDDの受渡しの際には、施錠可能な収納ケースに保管されたことを市職員が確認するなど、個人情報の受渡方法について早急に見直し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(高松市)
http://e-net.city.takamatsu.kagawa.jp/info/press.nsf/829a68f4b8953d76492573540022aa98/5ba94b1c44b533804925746e00044ceb?OpenDocument
◎福岡市、個人情報500名分を含むUSBメモリ紛失、拾得者は恐喝未遂で逮捕
福岡県福岡市は14日、住宅都市局伊都区画整理事務所職員が個人情報約500名分が入ったUSBメモリを紛失し、拾得者から恐喝があったことを明らかにした。恐喝者は逮捕され、メモリは取り戻されている。発表によると、職員は4日頃に、補償契約者一覧などの個人情報を記録したUSBメモリを、所属長の許可を得ないまま仕事をするために自宅に持ち帰った。9日の朝、同事務所で当該USBメモリがないことに気づいて探したが発見できなかった。11日午後3時頃、事務所に匿名男性からUSBメモリを拾ったとの電話があり、職員は返却を求めたが拒否された。市側は12日に警察に相談し、13日午前に恐喝の被害届を提出。警察は13日午後に匿名電話の男性を恐喝未遂容疑で逮捕し、USBメモリを回収した。メモリに収録されていたデータは、補償契約者約500名分の住所、氏名、契約金額など約2000件にのぼる。同事務所は補償契約者全員に対しお詫びをしている。住宅都市局は全職員に対し個人情報の取り扱いについて厳重に指導し、「福岡市情報セキュリティポリシー」に基づいて情報管理の徹底を図るとしている。
・リリース(福岡市)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/9615/1/press-ito.pdf
◎GeoVision、メールニュース誤送信で顧客のアドレス240件漏えい
デジタル監視システム開発のGeoVision (東京都港区)は13日、メールニュースの誤送信でメールアドレス240件が漏えいしたと発表した。発表によると、13日17時20分に、同社発行のメールニュース「ジオビジョンニュース【号外】」を送信する際、他の顧客のメールアドレスが表示された状態で送信してしまった。漏えいしたメールアドレス240件のうち17件には、氏名と会社名も含まれていた。同社は該当顧客に個別に電子メールでお詫びをするとともに、当該メールの削除を依頼した。同社は再発防止策を講じ、顧客の信頼回復に全力で取り組むとしている。
・リリース(GeoVision)
http://www.geovision.co.jp/
◎東和銀行、顧客情報8万8000件記載の「コムフィッシュ帳票」紛失
東和銀行(本店:群馬県前橋市)は13日、顧客情報8万8000件を記載したコムフィッシュ帳票を紛失したと発表した。発表によると、顧客情報管理の徹底を図るため同帳票の保管状況調査を実施した結果、紛失が判明した。行内で誤って廃棄した可能性が高く、外部への情報漏えいの可能性は極めて低いという。これまでに照会や不正要求などの問題は発生していない。紛失した顧客情報8万8000件の内容は、顧客氏名、口座番号、住所、取引金額などで、該当店舗数は36か所、紛失帳票の種類は10種類。コムフィッシュ帳票は帳票データをマイクロフィルムに記録したもので、電子帳票化が実施されている現在は作成されていない。同行は再発防止のため、顧客情報の管理強化・徹底に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](東和銀行)
http://www.towabank.co.jp/whatsnew/20080613.pdf
◎東芝電力システム、2011名分の個人情報を含むHDD4台盗難
東芝電力システム(本社:東京都港区)は13日、5月に同社府中事業所から盗難されたハードディスク(HDD)3台とデスクトップパソコンの内臓HDD1台に、同社従業員1458名分と顧客、取引先553名分の個人情報が含まれていたと発表した。同社は5月21日、当該事業所にて、5月12日深夜から14日にかけてHDD4台が盗難されたと発表していた。その後、HDDに保存されていた全データの確認作業を行ったところ、HDDには、火力、水力および原子力の発電制御システムの設計データとともに、同社グループの従業員と顧客、取引先の個人情報が含まれていたことが明らかになった。同社は今回の事態について謝罪し、該当者に対しては連絡を行った。再発防止策としては、ファイルサーバと周辺機器については、特定の管理者以外が立ち入りできない制限エリアで集中管理するように徹底する、一時保管機器については、HDD内のデータ消去を徹底し、管理体制を整備していくとしている。
・リリース(東芝電力システム)
http://www3.toshiba.co.jp/power/whatsnew/topics/20080613/index_j.htm
http://www3.toshiba.co.jp/power/whatsnew/topics/20080521/index_j.htm
◎住友林業、営業担当者が50名分の個人情報含む携帯電話紛失
住友林業(本社:東京都千代田区)は12日、同社の営業担当者が50名分の個人情報を含む携帯電話紛失したと発表した。発表によると、5日午後1時30分頃、同社住宅事業本部支店(甲信越地方)の営業担当者が業務中、携帯電話を紛失した。携帯電話に含まれていた個人情報の内訳は、顧客情報32名分と、同社従業員情報18名分で、情報内容はいずれも顧客氏名と電話番号。同社は今後、改めて携帯電話の使用ルールについて指導を徹底し、携帯電話を常に身につけるなどの紛失防止の徹底をはかるとしている。
・リリース[PDF](住友林業)
http://sfc.jp/information/news/2008/2008-06-12-rou.html
◎平塚市民病院、23名分の患者情報入りメモリー紛失
平塚市は12日、平塚市民病院で23名分の患者情報を含むメモリーを紛失したと発表した。発表によると、11日夕方に男性から同院の整形外科の男性医師あてに「患者情報が書かれたUSBメモリーを持っている」との電話連絡があり、同医師はUSBメモリーの紛失に気づいたという。USBメモリーには、患者氏名、手術内容、合併症などが記された手術同意書23件が保存されていた。同院は平塚警察署に紛失届けを提出し、該当する患者に対し、個別に面談して謝罪する。同院では患者名が記載されたメモリスティック等は病院外への持ち出しを禁止する規定を設けて対応してきた。今後は再発防止のため病院関係者に再度周知徹底するとしている。
・リリース(平塚市)
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pre20080436.htm
◎横浜市芸術文化振興財団、メール誤送信で65件の助成申請者情報が漏えい
横浜市芸術文化振興財団(横浜市中区)は12日、芸術活動の助成申請者(65団体)を審査するために作成した審査票を、職員が誤って無関係の市民に送信し、さらにその市民が自ら参加するメーリングリストに当該審査票を転送し、助成申請者情報が漏えいしたと発表した。発表によると10日、「平成20年度横浜市先駆的芸術活動助成」の審査用に作成した審査票を、職員が審査員ではなく市民に誤ってメール送信した。受信した市民からの連絡で誤送信が判明し、職員は審査票の削除を依頼した。ところが、審査票は削除されずに当該市民が加入するメーリングリスト(約40名)に転送されていることが関係者からの連絡で判明した。審査票に記されている情報は、申請団体名・代表者名、住所(市名のみ)、事業・活動の名称と内容(要約)、実施年月日など。財団は、当該メーリングリストのサーバー上からの削除を確認し、参加者へは受信時の削除を依頼。審査票に記載されている助成申請者に対しては、状況説明とお詫びの文書を郵送した。今後は、重要文書のパスワード設定で本来の受信者以外は開封できないようにするなど、個人情報保護の管理を徹底するとしている。
・リリース(横浜市芸術文化振興財団)
http://yaf-test.tailback.co.jp/introduce/news/080612gosoushin.pdf
◎東北電子専門学校、教員の自宅PCから生徒の成績などが流出
東北電子専門学校(仙台市青葉区)から、同校生徒の氏名や成績などの個人情報がネット上に流出したことがわかった。Winny(ウィニー)のウイルス感染によるもので、同校によると、5月24日午後、匿名のFAXにより流出の事実を把握。調査を行った結果、同校教員の自宅のパソコンから、5月19日に情報が流出していたことが判明したという。教員は、情報をUSBメモリを使って自宅に持ち帰っていた。流出していたのは、在校生1878名の氏名と、4月の出席状況、卒業生652名の氏名と資格試験受験結果、在校生と卒業生あわせて140名のメールアドレスなど。同校は6月2日、在校生に事情を説明して謝罪。卒業生へは謝罪の文書を送付した。
・東北電子専門学校
http://www.jc-21.ac.jp/index.shtml
◎ 岩手県生物工学研究所、廃棄したPCから個人情報66名分流出のおそれ
岩手県生物工学研究所(岩手県北上市)および、同研究所にPCやサーバーをリースしていたアイシーエス(本社・岩手県盛岡市)は、6日と11日に、リース契約の満了により同研究所がアイシーエスに返却したPCやサーバー計57台の一部が、データが消去されないままネットオークションを介して転売されていたことを発表した。発表によると、アイシーエスは記録媒体の粉砕を契約条件としてこれらの廃棄を横浜金属商事(本社:神奈川県相模原市)に委託。同商事の元アルバイト社員がこのうち25台を持ち出してオークションにかけ、すべて落札された。アイシーエスでは、4月3日に横浜金属商事からPC等の廃棄を書面で通知されていたが、粉砕を確認していなかったという。生物工学研究所がPC等をアイシーエスに返却したのは3月26日。57台のうち少なくともPC18台とサーバー1台について保存されていた情報を消去せずに返却しており、これらに個人情報336名分と、知的財産に関する情報が含まれていた可能性があった。11日までに、転売された25台のうち15台については所在が確認され、データの消去および情報が流出していないことが確認された。10台はまだ所在が不明で、66名分の個人情報が流出した可能性がある。アイシーエスでは、この66名と、当初流出の懸念があった270名に文書で謝罪した。また、所在がわからない10台についての調査を継続している。
・リリース(岩手県生物工学研究所/岩手生物工学研究センター)
http://www.ibrc.or.jp/HP-Data2007/00main/ryusyut.html
・リリース[PDFファイル](アイシーエス)
http://www.ics.co.jp/news/pdf_db/20080606110943.pdf
http://www.ics.co.jp/news/pdf_db/20080611151903.pdf
◎愛知冠婚葬祭互助会、顧客10件分の個人情報を含むノートPC盗難
愛知冠婚葬祭互助会(名古屋市西区)は11日、従業員所有の車が車上荒らしにあい、顧客10件分の個人情報を含むノートパソコン1台を盗まれたと発表した。発表によると、盗難があったのは3日午前5時45分から午前6時00分の間で、従業員が車から離れていたときに、ドアの窓ガラスを壊され、助手席にあったものを盗まれた。ただちに警察署に被害届を提出したが、発見に至っていない。ノートPCに含まれていや顧客情報10件分の内容は、故人の氏名、住所、生年月日、死亡年月日と、喪主の氏名、住所、電話番号、続柄など。同社はすべての顧客を個別訪問し、事情説明とお詫びをした。また、顧客情報の保管体制を見直し、全従業員に個人情報保護に対する重要性を再認識させ、信頼回復に取り組むとしている。
・盗難による個人情報遺失のお詫びならびにお知らせ(愛知冠婚葬祭互助会)
http://www.gojokai.com/policy/20080611.html
◎市立静岡病院、廃棄予定書類が輸送中に飛散し患者の個人情報23名分漏えい
静岡市立静岡病院(静岡市葵区)は、廃棄予定書類が輸送途中で道路上に飛散する事故が11日に発生し、個人情報23名分が漏えいしたと発表した。発表によると、事故があったのは11日午後1時30分から2時30分頃で、沼上清掃工場で廃棄処分するために輸送中、書類の一部が道路上に飛散した。飛散した書類は同院の医事課が管理する「連絡票」等23名分で、情報内容は氏名、生年月日、受診日、受診料、保険の種類、入院・退院歴など。民間事業所の清掃員が飛散した書類を発見し、上司を通じて同院に連絡があり、漏えいが発覚した。同院はただちに職員を現場へ派遣し、発見場所を中心に捜索して20名人分の書類を回収した。また、市民から3名分の書類を拾得したとの連絡があり、秘密保持を依頼して了承を得た。同院は該当する23名に職員が訪問などをしてお詫びし、全員から了承を得た。同院は今後、書類の廃棄マニュアルを見直すなど再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](静岡市立静岡病院)
http://www.city.shizuoka.jp/000073818.pdf