◎半田信用金庫、5万6536件の顧客情報を含む内部資料を紛失
半田信用金庫(愛知県半田市)は4日、帳票の管理点検の過程で、顧客情報を記載した金庫内資料の紛失が判明したと発表した。発表によると、18部店舗で29種類の資料が紛失しており、紛失資料にはのべ5万4602件の顧客情報が記録されていた。資料の内訳は出資配当金一覧表、財務データ登録一覧など。また、保存期間満了前に誤廃棄した資料が9店舗で13種類あり、こちらにはのべ1934件の顧客情報が記載されていた。顧客情報の内容はいずれも、顧客氏名、口座番号、金額など。誤廃棄が判明した資料以外も誤廃棄された可能性が高く、外部漏えいの可能性は極めて低いという。これまで本件に関する問い合わせや照会などは確認されていない。同庫は今後、顧客情報の管理体制を強化し再発防止に努めるとしている。
・お客さまの情報が記載された金庫内資料の紛失について (半田信用金庫)
http://www.hanshin-ca.co.jp/005/005g/hunsituowabi.pdf
◎阪神御影駅前郵便局、12万1000名の顧客情報を記録したFDD紛失
郵便局株式会社近畿支社(大阪市中央区)などは3日、阪神御影駅前郵便局(神戸市東灘区)において、顧客情報の紛失があったことを発表した。発表によると、紛失したのは、窓口端末機の取引内容を記録したフロッピーディスク40枚。2002年7月24日から2005年5月9日の期間、約12万1000名の顧客との取引内容が記録されていた。取引別の内訳は、「貯金預払い」が約11万2000名、「電信為替、電信払込み等の送金」が約2500名、「保険料受入、保険金支払等」が約6400名。顧客情報の内容は、住所、氏名、生年月日、口座の記号番号、取引金額、保険証書記号番号、保険料額、貸付金額など。記載項目は取引内容によって異なる。内部調査の結果、局内で保存期間満了後に廃棄した可能性が高いという。また、情報は暗号化されており、外部漏えいの懸念は極めて低いとしている。これまでに外部漏えいが疑われるような事象は発生していない。同社は再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](郵便局株式会社近畿支社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2009/document/3001_09_05_909120301.pdf
◎スカパーJSAT、個人情報を含む加入申込書3件をFAX誤送信
スカパーJSAT(本社:東京都港区)は2日、グループ会社のオプティキャスト(本社:東京都港区)が提供する「スカパー!光」の加入申込書が、FAXで誤送信される事故があったと発表した。発表によると、11月23日、同社代理店であるバイコム(本社:東京都新宿区)で申込をした顧客3名分のスカパー!光ホームタイプワイドの加入申込書を、同社申込受付センターへFAX送信する際に誤送信が発生。翌24日に誤送信先から連絡があり、誤送信した用紙を回収した。加入申込書に記載されていた個人情報は、氏名、生年月日、住所、電話番号、申込商品等。代金決済に関する情報は含まれていない。情報の不正使用などの事実は確認されていない。同社の販売代理店ではFAX送信には登録された短縮ダイヤルを使用するルールで、今回も短縮ダイヤルが使用された。にもかかわらず誤送信が発生したため、FAX機器の検査等を調査している。また、事故防止のため同業務で使用していたFAX機器は別の機器と交換し、ダイヤル表示の確認もしている。
・個人情報を含む加入申込書のファクシミリ誤送信に関するお詫びとお知らせ(スカパーJSAT)
http://www.sptvjsat.com/images/jp/news_release/822/00991202_kojinjouhou.pdf
◎横浜市シルバー人材センター、受託業務で町内会長56名の個人情報紛失
横浜市は2日、横浜市シルバー人材センター(本部:横浜市中区)が同市西区の町内会長56名分の個人情報を紛失したと発表した。同センターは西区より町内会長への広報物配送業務を受託しているが、11月度の同業務で、町内会長宅へ配送する受領印用名簿4枚(会長氏名、住所が記載)を紛失した。発表によると、1日午後、同センター会員が名簿を南事務所に提出するため、最寄りのバス停で下車し、事務所のある横浜市職能開発総合センターに向かう途中で紛失した。同会員は当日と翌日に探したが見つからず、2日午前に同センターに報告。同日午後1時に同センター南事務所所長と本部経営企画課長が西区役所地域振興課へ出向き、本件を報告した。紛失した個人情報は町内会長56名分の氏名と住所で、うち47名については受領印も押印されている。同センターは当該会長らに事情報告とお詫びをしている。同センターは再発防止のため、会長宅名簿の保管管理方法を明確にする、個人情報保護の重要性を再認識させる研修を行うなどの対策に取り組む。
・財団法人横浜市シルバー人材センターにおける個人情報の紛失について(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200912/images/phpXEpR1M.pdf
◎パナソニック エコシステムズ、個人情報3件を記載した見積書等をFAX誤送信
パナソニック エコシステムズ(本社:愛知県春日井市)は11月30日、見積書等を取引先へFAX送信した際、一般個人宅へ誤送信する事故が発生したと発表した。発表によると、11月24日、同社社員が取引先へ文書をFAX送信した際、番号誤りにより一般の個人宅へ誤送信してしまった。誤送信した文書には、顧客1名の氏名、取引先2名分の会社名と氏名が含まれていた。誤送信発覚後、ただちに誤送信先の個人宅に出向いてお詫びとFAXの回収を行い、個人情報が漏えいした該当者にお詫びをした。これまでのところ、漏えいした個人情報が不正に使用された事実は確認されていない。同社は本件について関係省庁に報告した。また、個人情報の取り扱いについて厳格化し、再発防止並びにセキュリティ強化に全力を挙げるとしている。
・個人情報漏洩に関するお詫びとご報告(パナソニック エコシステムズ)
http://panasonic.co.jp/pes/info/privacy/091130_1.html
◎NTTコミュニケーションズ、業務委託先から顧客情報154件流出
電気通信事業等のNTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区)は11月30日、マンションなど集合住宅向けにインターネット接続等を提供する「CoDen光サービス」(2008年3月にサービス終了)において、関西エリアの顧客情報154件がファイル共有ソフトのネットワーク上に流出したことを明らかにした。同社によると、関西エリアにある工事委託会社の元社員のパソコンから、工事調整にかかわるファイルが流出。元社員の家族が9月にこのパソコンへファイル共有ソフトをインストールし、11月下旬、ウイルス感染により情報が流出した。ファイルにはマンション等のオーナーの氏名、連絡先電話番号等が含まれていた。銀行口座番号やクレジットカード番号などの信用情報は含まれていない。同社は、該当する顧客に個別に連絡を取り、謝罪と事情説明を行っている。
・お客さま情報の流出に関するお詫びとお知らせ(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/aboutus/information/info_20091130.html
◎ハートフル、車上荒らしで顧客107名分の個人情報を記載した書類盗難
冠婚葬祭互助会のハートフル(鹿児島県薩摩川内市)は11月30日、車上荒らしで顧客情報を記載した書類が盗まれたと発表した。発表によると、11月20日午前11時30分~50分頃、同社の営業員が顧客宅で商談中に、停車中の車両が車上荒しにあった。左後部座席の三角窓を割られて解錠され、顧客情報が記入された書類が入った鞄が盗まれた。すぐに駐在所に被害届を提出したが、まだ発見に至っていない。紛失した顧客情報は、107名分の氏名、住所、電話番号。同社は当該顧客に対し、すべて直接訪問して事情説明とお詫びをした。現在のところ、顧客情報が不正に使用された事実は報告されていない。同社は今後の再発防止策として、社員研修により個人情報取扱意識強化を図るとともに、顧客情報の管理体制を見直し、信頼回復に取り組むとしている。
・盗難被害による個人情報遺失のお詫びとご報告(ハートフル)
http://www.ha-tofuru.co.jp/gojokai-gohoukoku.html
◎NTT西日本、業務再委託先から顧客情報823件がファイル共有ネットワークへ流出
NTT西日本(西日本電信電話/本社:大阪市中央区)京都支店(京都市中京区)は11月30日、顧客情報823件がファイル共有ソフトのネットワーク上に流出したことを明らかにした。同支店によると、光ケーブル敷設に伴う事前調査業務を委託していたエヌ・ティ・ティ ネオメイトみやこ(現 株式会社NTT西日本-みやこ/京都市中京区)が、この業務を電気設備会社に再委託。この会社の元社員の個人パソコンがウイルスに感染し、情報が流出した。流出したのは2005年6月から2006年6月までに行った調査に関する情報で、京都市や宇治市など5市3町の個人顧客448件、法人顧客375件の顧客名、住所、電話番号が含まれている。11月24日、NTT西日本が行った社内調査で流出が判明した。同支店では、該当する顧客に個別に連絡を取り、謝罪と事情説明を行っている。
・お客様情報の流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](西日本電信電話京都支店)
http://www.ntt-west.co.jp/kyoto/newsrelease/h21/h211130/h211130.pdf
◎ JAくにびき、顧客情報7716件がネットで閲覧可能に
くにびき農業組合(島根県松江市)は11月30日、顧客情報7716件がインターネット上で閲覧できる状態になっていたと発表した。同JAによると、8月10日から11月24日までの期間、個人顧客6667名の氏名、生年月日、年齢、住所、電話番号と、法人顧客1049件の名称、住所、電話番号を含む顧客リストが閲覧可能となっていた。8月10日に担当職員がホームページの金利情報を更新した際、誤ってリストをサーバーに送信したことが原因。11月24日、内部調査で事態が発覚した。30日の時点で被害は確認されていないという。同JAでは、更新作業の際、複数でチェックを行うなどして再発を防止するとしている。
・個人情報の不適切な管理についてのお詫び(くにびき農業組合)
http://www.ja-kunibiki.or.jp/info/disk/disk05.htm