◎南海辰村建設、子会社が福祉介護関連の個人情報114件含む業務用PC10台盗難
総合建設業の南海辰村建設(本社:大阪市浪速区)は2月19日、同社の100%子会社である南海建設興業(本社:大阪府貝塚市)が個人情報を含む業務用パソコン10台を盗難されたと発表した。発表によると、同月11日早朝、南海建設興業の本社事務所に空き巣が入り、業務用パソコン10台等を含む物品が盗難にあった。出勤した同社社員が発見し、ただちに所轄警察署に被害届を提出した。当該パソコンには、同社の福祉介護事業に関する個人情報(氏名、住所、電話番号、被保険者番号)のデータ114件が含まれていた。現時点において当該パソコンは発見されていない。同社は同事業に関する監督官庁である大阪府福祉部に報告するとともに、当該情報の顧客宅を訪問し、個別に説明とお詫びを行った。当該パソコンには、セキュリティ対策を施しており、部外者が当該情報を不正使用する可能性は極めて低いものと同社は考えている。現時点では情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社グループは、さらなる安全管理措置の徹底に取り組み、個人情報管理体制の強化を図り、再発防止に取り組んでいくとしている。
・個人情報を含むパソコンの盗難に関するお知らせ[PDF](南海辰村建設)
http://www.nantatsu.co.jp/ir/news20100219.pdf
◎静岡県、富士財務事務所で個人情報記載の自動車税滞納整理票を紛失
静岡県は2月19日、富士財務事務所で自動車税の滞納整理票18件(7人分)が紛失したと発表した。滞納整理票には、滞納者の住所、氏名、滞納状況等が記載されている。未納の間は財務事務所職員が滞納整理のために使用し、完納後は一定期間保存した後、溶解処分する。発表によると、1月21日、徴収統括監に対し、職員Aが担当する滞納整理票6件が見当たらない旨、他の職員から報告があり、職員Aに対し探すよう指示した。電算データと滞納整理票の照合作業により、6件のほか新たに11件の滞納整理票の紛失が判明。また、昨年9月に納付確認済の滞納整理票1件も所在不明であることがわかった。紛失した滞納整理票の内訳は、未納分(2002~2009年度課税分)11件、納付済分(2008~2009年度課税分)7件、計18件。未納分、納付済分に重複があるため実人員は7人である。これらの滞納整理票は職員Aが担当する富士市内の分で、現在のところ外部への情報流出は確認されていない。県は今後、当該の納税者すべてに状況を説明し、謝罪を行う。また、引き続き紛失した滞納整理票の発見に全力で努めるとともに、各財務事務所の幹部職員を招集し、滞納整理票の適正な管理について改めて徹底を図るとしている。
・富士財務事務所における自動車税の滞納整理票の紛失(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha09.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/2699d009a36f5dc6492576ce00055c28?OpenDocument
◎大阪手をつなぐ育成会、療育児童氏名15名分を含む郵便物が不達に
社会福祉法人の大阪手をつなぐ育成会(大阪市東成区)は2月19日、個人情報を含む郵便物を紛失したと発表した。発表によると、同法人が大阪府から委託を受けて実施している療育支援事業において、富田林市内で実施した12月分の事業内容の記録を、2009年12月25日、担当スタッフが同法人事務局宛てに富田林西口郵便局窓口から発送した。しかし、2010年1月5日になっても配達されなかった。当該郵便物には、12月に実施した15名分の記録(児童の氏名、療育時の様子、担当スタッフ名)、および担当スタッフの出勤簿が封入されていた。同法人が1月6日に郵便局(郵便事業株式会社)に追跡調査を依頼したところ、1月27日に、当該郵便物は発見されなかったという報告があった。それを受けて保護者に事情説明と謝罪を行った。郵便事業株式会社は個人情報にかかわる郵便物であるため再調査を行ったが、2月19日、再び発見できなかったという回答文書があった。同法人は今後、記録には個人名が特定できないように記載することとし、個人情報を含む文書は持参を原則とし、郵便とする場合は簡易書留を利用する等改善を行うとしている。
・大阪府の委託事業における個人情報を含む郵便物の紛失事案について[PDF](大阪手をつなぐ育成会)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/attach/hodo-03022_4.pdf
◎愛知教育大学、教職員や院生の個人情報を記したMLがWebで閲覧可能に
愛知大学は2月19日、個人情報を記したメールがWebで閲覧可能になっていたと発表した。発表によると、大学院の教職員関係者の業務連絡のために運用していたメーリングリストが公開状態になっていた。原因は、昨年10月30日、管理者である担当教員がハードディスク増強のため再設定をした際に、「公開しない」と設定すべきところ「公開する」と初期設定し、運用してしまったことにある。今年2月3日に外部からの指摘により発覚し、ただちに設定を改めた。漏えいしたのは、同学職員と大学院学生等の氏名(姓のみも含む)、所属先、役職、電話番号、メールアドレス。該当者には、本件を伝えお詫びをしている。同学は今後、再発防止に万全を期すとしている。
・個人情報漏えいについてのお詫び(国立大学法人愛知教育大学)
http://www.aichi-edu.ac.jp/topics/news/2010/936.html
◎ 神奈川県立花と緑のふれあいセンター、メルマガの誤送信でアドレス668件流出
神奈川県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」を運営する「かながわGAパートナーズ」(神奈川県平塚市)は19日、メールマガジンの誤送信でメールアドレス668件が流出したと発表した。 発表によると、業務を委託しているグリーンアンドアーツ(千葉県浦安市)の職員が同日、登録者にメールマガジンの第2号を一斉送信した際、BCC欄にしてすべきメールアドレスを、誤って受信先全てのメールアドレスが表示される状態で配信してしまった。同社では、該当者全員に謝罪のメールを送信し、当該メールの削除を依頼。メールマガジンの登録と配信を一次停止し、個人情報などの管理徹底の指導と再発防止対策の徹底を図る。「花菜ガーデン」は、県のPFI事業として公募したもので、オリエンタルランドの子会社であるグリーンアンドアーツが落札。特別目的会社(SPC)として設立された「かながわGAパートナーズ」が施設の設計と建設を請負い、県に所有権を移転した後、維持管理・運営業務を行なう。施設は3月1日オープンを予定しており、誤送信したのはメールマガジンの第2号だった。
・メールマガジン登録者のメールアドレス流出事故について(神奈川県立花と緑のふれあいセンター)
http://www.kana-garden.com/news/20100219.html
◎ 田崎真珠、退職社員が7365名の個人情報持ち出し
田崎真珠(神戸市中央区)は19日、同社を退職し他社へ転職した元社員が、同社営業本部で使用していたファイルとパソコンのデータを不正に持ち出していたことが判明したと発表した。発表によると、持ち出されていたのは西日本を中心とした24府県の顧客7365名分の住所、氏名、電話番号、取引歴などが記載されたファイルとパソコンのデータで、口座番号やクレジットカード番号は含まれていない。同社では、すでにこれらを回収しており、持ち出した元社員以外への第三者へ渡った形跡はないという。同社では、該当者に対し事実関係を報告する文書を送付するとともに、監督官庁にも報告。今後は全社員に対し、顧客情報のファイル、パソコンにおける保管、管理、持ち出し禁止などを徹底し、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の不正持ち出しに関するお詫びとお知らせ[PDF](田崎真珠)
http://www.tasaki.co.jp/company/pdf/whats087.pdf
◎ 大阪ガス、同報メールを「TO」で送りアドレス566流出
大阪ガスのグループ会社で人材育成派遣などを行っている「アイさぽーと」(本社:大阪市中央区)は19日、メールの誤送信でアドレス566件が流出したと発表した。発表によると、18日夕方、同社が主催するセミナーの案内メールを送る際に、BCC欄に指定すべきメールアドレスを宛先欄に指定したため、受信者全員のメールアドレスが見える形で送られてしまった。誤送信に気付き、送信先全員にメールで謝罪し、誤送信メールの削除を依頼。今後は、厳重かつ厳正な管理を徹底し再発の防止に努めるとしている。
・メールアドレスの誤送信について(大阪ガス)
http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2010/1178205_2408.html
◎JIP テクノサイエンス、案内メール誤送信で顧客のメルアド流出
各種システム開発のJIPテクノサイエンス(本社:東京都中央区)は18日、メール送信を誤り、顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、17日午前10時5分、同社製品のライセンス更新案内メールを送信する際、誤って15名の顧客のメールアドレスを宛先欄に入力して送信。直後に同社で誤送信に気づき、午前11時50分頃に該当顧客全員に削除依頼メールを送信、午後12時10分頃に該当顧客全員にライセンス更新の案内メールを再送信。同日午後8時20分頃、該当顧客全員に1件ずつお詫びのメールを送信した。同社は今後、メール送信前の再確認の徹底、社員全員に対する再教育の実施、社員全員への事故報告による注意の徹底を行う。
・メールの誤送信のお詫びとお知らせ[PDF](JIPテクノサイエンス)
http://www.jip-ts.co.jp/news/detail/20100218_1/0218_1.pdf
◎ウッドフレンズ、子会社社員が顧客情報を含む携帯電話を紛失
不動産業務のウッドフレンズ(本社:名古屋市中区)は18日、同社の連結子会社でビルメンテナンス等を行うフジプロパティ(名古屋市名東区)の社員が、会社貸与の携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、当該社員は17日午後8時頃、外出先でタクシーを利用し下車したところ、携帯電話がないことに気付いた。ただちにタクシー会社に遺失物の確認をしたが発見できず、翌18日に警察署に遺失届を提出し、フジプロパティに紛失の事実と経過を報告した。紛失した携帯電話には、フジプロパティの管理する顧客の氏名と電話番号8件、同社社員9名の氏名と携帯電話番号が登録されていた。当該顧客には報告とお詫びを行っている。当該携帯電話は発信停止等の手続きをしており、紛失から現在に至るまで個人情報に基づく被害は確認されていない。同社は再発防止に向けて個人情報の管理の徹底を図っていく。
・社員による携帯電話の紛失に関するご報告とお詫び[PDF](ウッドフレンズ)
http://www.woodfriends.co.jp/ir/pdf/20100218_keitaidenwafunshitsunikannsurugohoukokutoowabi.pdf
◎ トレジャーファクトリー、リサイクル店の採用応募者情報が閲覧可能に
首都圏を中心にリサイクルショップ店を展開するトレジャーファクトリー(本社:東京都足立区)は16日、同社Webサイトのパート・アルバイト募集ページで、応募者の個人情報が閲覧可能になっていたと発表した。発表によると、閲覧可能だったのは同ページから応募した応募者147名分の氏名、年齢、住所、電話番号、メールアドレスなど。同ページの管理画面が、誰にでも閲覧できる状態になっていたものと見られる。同社では、サーバーから個人情報データを全て削除し当該ページを閉鎖。該当者には個別に連絡し事情説明と謝罪を行うといい、今後は社内体制の見直しと再発防止に努めるとしている。
・個人情報の流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](トレジャーファクトリー)
http://pdf.irpocket.com/C3093/kzOO/emcL/IUIj.pdf
◎高松市立中、生徒223名の高校入試関連データを含むUSBメモリー紛失
高松市は15日、市立山田中学で生徒223名の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、10日午前、同中学において担当者がUSBメモリーを使用。同日昼頃に保管場所の鍵が見あたらないことに気づき、12日に業者に依頼して鍵を開け、当該USBメモリーが入っていないことを確認した。学年主任や教頭へ報告して捜索を行ったが発見できず、12日午後5時30分に校長から市教委へ報告した。その後も校内を捜索したが、発見に至っていない。当該USBメモリーには、同中学3年生223名の高校入試に関する調査書、および願書関係データが含まれていた。内容は、生徒氏名、保護者氏名、住所、生年月日、1~3年の5段階評定、出欠の記録、観点別評価、行動の記録、特別活動の記録、所見。同校は、保護者に15日午後7時から説明会を開いてお詫びをし、16日には生徒に校長から説明と謝罪をしている。同市教育委員会は17日午前9時30分から臨時の園長・校長研修会を開催し個人情報管理の指導を行う。
・市立学校での個人情報の紛失について(高松市)
http://e-net.city.takamatsu.kagawa.jp/info/press.nsf/ada12968e13667764925735b003b4a87/e1a9fbd4c09ac208492576cb0046326a?OpenDocument