◎ 泉南市立小学校、ひったくりで児童の個人情報盗難、後に回収
泉南市は5月20日、市立信達小学校の女性教諭(24歳)がひったくりの被害にあい、児童の個人情報を含む書類やUSBメモリの入った鞄を盗まれたが、後に回収できたと発表した。市によると、5月18日午後8時40分頃、帰宅途中に自転車の前かごに入れていた鞄をひったくられた。鞄には、担当する児童の氏名や成績を含むUSBメモリ、緊急連絡用住所録、漢字プリント等が入っていた。直ちに所管の警察署に届け出たところ、拾得物として当該鞄が警察署に届けられ、教諭の所持金以外のすべてを回収することができたという。学校では同19日に当該学級の児童宅を訪問して謝罪し、全校児童宅に説明と謝罪の文書を配布。同市教委では、再発防止のため、市内全校園長に個人情報の管理と取り扱い体制を再点検するよう指示した。
・信達小学校における個人情報紛失について(信達市)
http://www.city.sennan.osaka.jp/gakumu/owabi_kojinjyouhou.htm
・個人情報の紛失について[PDF](信達市)
http://www.city.sennan.osaka.jp/jyoukan/press/h2205/kojinjyouhou.pdf
◎日本麻酔科学会、PCを一時タクシーに置き忘れ、個人情報漏えいのおそれ
日本麻酔科学会(事務局:神戸市中央区)は5月20日、パソコンの置き忘れにより、個人情報漏えいの可能性があることを明らかにした。発表によると、事務職員が5月14日に長崎大学で、および15日に福岡市で開催される57回学術集会において打ち合わせを行うため、事務局貸与の個人使用パソコンを正規申請手続きを経て、13日に借り出した。15日24時少し前にタクシーで神戸市の自宅に帰ったが、翌16日午前8時にタクシーにパソコンを忘れたことに気づき、事務長に報告。同時にタクシー各社に問い合わせしたところ、午前11時に神戸市東灘区のタクシー会社にあることを確認し、午後3時に引きとることができた。タクシー会社によると、16日未明、事務職員の乗車したタクシー運転手によりパソコンが忘れものとして登録されたという。当該パソコンには、2436名分のメールアドレスと、1万件以上のメールのやり取りが記録されていた。パソコンの暗証番号は3重にしており、ハードディスクも暗号化されている。時間的経過と状況などから個人情報漏えいの可能性は極めて低いが、パソコンが悪意ある第三者に渡る可能性もあったわけで、今回の置き忘れは重大な事故と認識しているという。学会は、メールアドレスをサーバーに一元管理する新システムが稼働するまでの間、メールアドレスが入っているパソコンを事務局外に持ち出さないことを基本とする。また今後、個人情報に細心の注意を払い、信頼回復に努めていくとしている。
・PCの置き忘れによる情報漏えいの可能性についてのご報告とお詫び(日本麻酔科学会)http://www.anesth.or.jp/news/i100520.html
◎夢相続、メール誤送信で顧客のメールアドレス212件が流出
遺産相続のコーディネート等を行う夢相続(東京都中央区)は5月20日、メールの誤送信で顧客のメールアドレス212件が流出したと発表した。発表によると、17日、顧客に日経新聞夕刊の掲載記事に関するお知らせをメールで送信する際、本来はBCC欄にアドレスを入力して送信すべきところを、宛先欄に入力して送信してしまった。担当者は、同日中に全員にメールアドレス流出の一報とお詫びを送付した。流出したのはメールアドレスのみで、その他の情報は含まれていない。現在までのところ、メールアドレスの不正使用の事実は確認されていない。同社は今後、メール一斉配信に際しての注意を周知徹底し、顧客へのメール配信時には複数の担当者による内容確認を実施する。システムを見直し、人為的事故が発生しないように改善する。また、従業員への教育を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・「メールアドレス流出」に関するお詫びとお知らせ(夢相続)
http://www.yume-souzoku.co.jp/news/002326.html
◎関東農政局、広報誌発送時の宛名シール重ね貼りで氏名住所460件が漏えい
農林水産省関東農政局(さいたま市中央区)は5月18日、農林水産省の広報誌「aff」5月号の発送に際し、宛名シールを重ね貼りしたことにより、個人情報が漏えいしたことを明らかにした。発表によると、発送作業は5月15日に行われた。宛名シールを重ね貼りしたため、下のシールの住所、氏名等が透けて見え、氏名と住所460件が漏えいすることとなった。現在のところ、二次被害は確認されていない。関東農政局は、今回の個人情報漏えい該当者および全配布先に対して状況説明と謝罪をしている。また、全職員に対して個人情報の厳正な管理について、再度周知徹底を図る。今後、発送時には、重複防止の徹底と宛名シールの枚数確認を行うなど、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報漏えい事案の公表について(関東農政局)
http://www.maff.go.jp/kanto/to_jyo/jyouhou/kojinjouho_rouei/index.html
◎富士火災海上と富士生命、顧客情報354名分が紛失し、金銭要求受ける
富士火災海上保険(本社:大阪市中央区)と富士生命保険(本社:大阪市中央区)は5月18日、顧客情報が紛失し、それを脅しの材料に同社へ不正な金銭要求があったことを明らかにした。発表によると、4月30日に匿名の投書があり、「顧客リスト」の対価として金銭を求める旨が記載されていた。事実関係を確認したところ、富士火災の宮崎支店に所属する営業社員が扱っている「顧客リスト」が紛失していることが判明した。当該顧客リストには、富士火災について322名分(個人256名、法人66名)、富士生命について32名分(個人29名、法人3名)の顧客情報が記載されていた。情報の内容は、氏名、住所、電話番号、保険契約内容等で、金融機関口座番号およびカード情報は含まれていない。両社は警察に紛失および金銭要求があった旨の届出を行った。両社は該当顧客のほぼ全てに対し、事態説明を行った。現時点で顧客情報の不正使用等の事実は確認されていないが、万一の場合に備え顧客からの問合わせ窓口を設けた。両社は今後、再発防止に向けて顧客情報の厳重管理に努めていくとしている。
・お客様情報紛失に関するお詫びと弊社への金銭要求に関するご報告について[PDF](富士火災海上保険、富士生命保険)
http://www.fujikasai.co.jp/news/attach/100518.pdf
◎長野県立高校、入学者選抜試験関連データを保存したUSBメモリーを一時紛失
長野県教育委員会は5月14日、中信地区の県立高等学校教諭が生徒の個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失したこと、17日に当該メモリーが発見されたことを公表した。発表によると、教頭は、13日午後11時頃、飲食店に個人情報が保存されているUSBメモリーの入った鞄を置き忘れて店を出、帰宅途中で紛失に気付いて飲食店等を確認したが発見できず、警察に届出た。紛失したUSB メモリーは3本あり、うち1本には担当業務の資料データと今春実施した入学者選抜試験の関係データが保存されていた。入学者選抜試験のデータは、今年度の同校の入学者選抜のうち、前期選抜11名の受付名簿と合格通知、後期選抜13名の受付名簿と合格通知、再募集(12名)、追加募集(3名)の氏名と後期選抜の点数、転編入学(3名)の氏名と面接結果。他の2本には個人情報は記録されていない。いずれのUSB メモリーにもセキュリティは施されていなかった。鞄にはこのほか、職員の緊急連絡網などの書類が入っていた。5月15日に警察に届け出があり、当該USBメモリーの入った鞄は教頭の手元に戻った。鞄の中身は紛失した当時のままで、情報が流出し悪用された等の事実は確認されていない。教育委員会は、今後個人情報の管理に万全を期していくとしている。また、同校校長が18日に保護者宛てにお詫びと報告の文書を公表した。文書では、生徒の個人情報を守るためプライバシーポリシーを定めて運用してきたが、時間の経過とともに心のゆるみが生まれてしまったのではないかと反省。今後は情報管理の体制を抜本的に再点検し、研修や規定の徹底を行い、再発防止に努めるとしている。
・中信地区の県立高等学校教諭が紛失した USB メモリーが発見されたことについてお知らせします[PDF](長野県教育委員会)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/koukou/happyou/220517.pdf
・生徒個人情報の不適切な取り扱いに対するお詫びと遺失物回収の報告[PDF](長野県松本筑摩高等学校)
http://www.chikuma-hs.jp/WindowsLiveWriter/5b8de4bad97f_9F1D/osirase_1.pdf
◎日本野菜ソムリエ協会、資格取得者の個人情報が協会サイトで閲覧可能に
野菜と果物の専門家「野菜ソムリエ」の認定機関である日本野菜ソムリエ協会(本部:東京都渋谷区)は5月14日、同協会のサイトで資格取得者の個人情報が閲覧可能な状態になっていたと発表した。発表によると、閲覧可能になっていたのは、今年1月から3月の間に同サイトで販売されているグッズを購入した資格取得者(ジュニア野菜ソムリエ、野菜ソムリエ、シニア野菜ソムリエ)の個人情報。判明したのは5月11日だという。現時点において、情報の不正使用等の事実は確認されていない。同協会は今後、セキュリティ体制を強化し、情報管理の重要性について再教育を徹底していくとしている。
・野菜ソムリエ資格取得者個人情報漏えいに関する掲示(日本野菜ソムリエ協会)
http://vege-fru.seesaa.net/article/149866056.html
◎第一興商、「DAMステーション」利用顧客の個人情報が一部閲覧可能に
業務用カラオケ事業を展開する第一興商(本社:東京都品川区)は5月14日、同社が提供する携帯型通信カラオケ「DAMステーション」を利用する会員の個人情報の一部が、外部からのアクセスにより閲覧できる状態にあったと発表した。発表によると、同社は「DAMステーション」の運営業務の一部をサイドエー(東京都港区:以下S社)に委託している。今回閲覧可能になったのは同会員向けサービス「club DAMメンバーシップ」のページで、当該ページはS社が運営管理するサーバー上に置かれていた。5月11日、一般顧客からインターネット上で「club DAMメンバーシップ」会員情報の閲覧ができる状態にあるとの指摘を受け、調査したところ、S社の運営管理するサーバーのセキュリティに不備があり、閲覧可能になっていることが判明した。ただちに、セキュリティの再設定とデータの移動を実施した。また、検索サイトにある個人情報の表示を削除した。同社は12日から情報流出の可能性がある顧客の特定作業を行い、併せて個人情報の流出の可能性があることをオフィシャルサイトで告知。13日から顧客への連絡を逐次開始、14日付で専用の問合わせ窓口を設置した。情報流出の可能性がある顧客は、「歌スタ!!」利用者のうちオーディション一次合格者2798名。「カラオケCD直送便」利用者748名、「全日本カラオケグランプリ2006」利用者のうち地区予選合格者315名、同社とワタナベエンターテイメントカレッジが主催した「ワタナベエンターテインメントオーディション」利用者のうちオーディション一次合格者7名。これらの人数は重複している可能性がある。流出の可能性がある個人情報の内容は、氏名、住所、年齢、性別、電話番号の全部または一部。同社は今後、個人情報管理体制の強化を行っていくとしている。
・会員情報流出についてのご報告とお詫び(第一興商)
http://www.dkkaraoke.co.jp/news/press/100514.html
◎新進商会、取引先の電話番号等200件を含む社用携帯電話1台を紛失
電子媒体の資材供給事業などを行う新進商会(東京都港区)は5月13日、同社の社員が取引先の電話番号等が登録されている社用携帯電話1台を紛失したと発表した。発表によると、同社員は5月10日の退社の際には当該携帯電話があることを確認しているが、翌11日12時頃、電話をかけようとして紛失に気づいた。前日の立ち寄り先を探したが見つからず、警察に遺失物届けを提出した。紛失した携帯電話に含まれていた個人情報は、約200件の氏名、取引先電話番号、同社従業者電話番号(一部メールアドレスを含む)。当該携帯電話にはセキュリティロックを設定しており、拾得者は携帯電話を操作できないよう対処している。現時点において悪用などの情報はなく、被害は発生していない。同社は今後、社内における情報管理の徹底および再発防止に向けた措置を実施していくとしている。
・社用携帯電話紛失について[PDF](新進商会)
http://www.ssnet.co.jp/corporate/data/Release_20100514.pdf
◎UR都市機構、入札参加希望事業者への配布書類に個人情報を誤記載
都市再生業務に取り組む独立行政法人であるUR都市機構(本社:横浜市中区)は5月13日、入札参加希望事業者に書類を配付する際に、記載するべきでない個人情報を記載した図面を配付したことを明らかにした。発表によると、業務を発注するにあたり、4月22日から23日にかけて、入札参加希望事業者に説明書を配付した。その際、個人情報が記載された図面を、説明書を受け取りに来た13社に配付してしまったという。図面には、建物の配置図に居住者3名の氏名が記載されていた。23日に職員が気付き、配付書類は全て回収した。個人情報が記載されていた該当者には、経緯説明とお詫びをした。 同機構は今後、個人情報が記載された文書の取扱いについて注意を徹底していくとしている。
・個人情報が記載された書類の配付について(UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/toshin/office/oshirase/news/20100513.html
◎パナソニック エクセルスタッフ、派遣スタッフ32名分の個人情報記載書類を紛失
人材派遣事業を行うパナソニック エクセルスタッフ(本社:大阪市中央区)は5月11日、派遣スタッフ32名の個人情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、4月21日、同社社員が営業活動中、当該書類を都内JR駅構内で紛失した。紛失場所周辺の捜索、警察および周辺駅忘れ物センター等への届出を行ったが、発見に至っていない。紛失書類には、派遣スタッフの氏名と就業に関する情報が記載されていた。事故発生後、該当スタッフには直接面会してお詫びと報告を行った。また、関係省庁に報告した。これまでのところ、紛失情報が不正に使用された形跡は確認されていない。同社は今後、再発防止策の徹底に努め、個人情報の取り扱いに万全を期すよう取り組んでいくとしている。
・個人情報紛失に関するお詫びとご報告[PDF](パナソニック エクセルスタッフ)
http://panasonic.co.jp/excelstaff/files/info_20100511.pdf