◎ JAなごや、顧客情報含む6200件分の会計伝票を紛失
なごや農業協同組合(本店:名古屋市東区)は5月25日、5つの支店で顧客情報を記載した伝票綴りを紛失していたと発表した。同JAによると、紛失したのは6200件分の伝票で、顧客の氏名、住所、口座番号、取引金額、電話番号、顧客番号が含まれている。千種支店(名古屋市千種区)で、2月22日に取引照会依頼を受けて伝票を確認したところ、2004年2月16日から3月31日までと、2003年4月10日の計34日間の伝票綴りの紛失が判明。これを受けて他の支店でも調査を行ったところ、5月21日、岩塚支店(同中村区)、南支店(同南区)、猪子石支店(同名東区)、富田支店(同中川区)でも、2000年から2002年までの期間の1日分から3日分の伝票綴りを紛失していたことが判明した。伝票綴りは、保存年数を過ぎた他の書類とともに誤廃棄した可能性が高いという。この件について顧客からの問い合わせや、外部からの照会はない。同JAでは、当該資料の保管、廃棄に関するルールを見直し、誤廃棄が発生しない体制とするという。また、資料の保管、廃棄時の確認を徹底するとしている。
・会計伝票紛失に関するお知らせとお詫びについて(名古屋農業協同組合)
http://www.aichi-ja.or.jp/nagoya/info/2010/kaikei-denpyo-funsitu.05.25.html
◎ エン・ジャパン販売の採用管理システム「EmPro」で個人情報流出
求人求職情報サービス等を行うエン・ジャパン(本社:東京都新宿区)は24日、同社が販売代理店となっている採用管理システム「EmPro-Aid First」(以下EmPro)において、個人情報が流出したと発表した。また、EmProを運用するウィルソン・ラーニングワールドワイド(本社:東京都中央区)も25日、リリースを公開した。両社の発表によると、2011年4月入社予定社員の採用でEmProを利用していた企業に応募した学生の情報が、ネット上に流出した。同24日の時点で、9名分の氏名、学校名、学部や学科名、メールアドレス、電話番号、志望動機等の流出が確認されている。両社によると、EmProでは学生一人一人に個別URLを作成して当人にのみ送信し、このURLから自動ログインできるようになっていたが、登録学生がこの個別URLを意図的もしくは不注意により公開し、さらに検索エンジンがこれをクロール。これが掲示板サイトに掲載されたことにより、情報がネット上に公開されたという。エン・ジャパンは、情報が漏えいした学生や、EmProを利用している企業に連絡を取り、状況説明と謝罪を行った。またEmProについては、利用時にIDとパスワードでログインする仕様に変更される。
・情報漏洩に関する調査結果及び今後の対策について[PDF](エン・ジャパン)
http://corp.en-japan.com/IR/pdf/100524jyouhourouei2.pdf
・不正アクセスによる個人情報漏洩に関するお知らせ[PDF](エン・ジャパン)
http://corp.en-japan.com/IR/pdf/20100524jyouhourouei.pdf
・情報漏洩に関するお知らせおよび今後の対策について[PDF](ウィルソン・ラーニングワールドワイド)
http://www.wlw.co.jp/pdf/EmPro.pdf
◎ エンジン、「たのみこむ」でメルマガ登録ユーザー6名の個人情報流出
消費者リクエスト型ショッピングサイト「たのみこむ」を運営するエンジン(東京都中央区)と、同社親会社のウェッジホールディングス(本社:東京都千代田区)は5月25日、「たのみこむ」のメールマガジン登録ユーザーの個人情報が流出したと発表した。発表によると、5月24日午後3時頃、メールサーバーが容量超過状態だったメルマガ登録ユーザーに対し再登録を促すメールを自動送信したが、同社および同社のサーバーを管理するライブドアデータホテル(本社:東京都新宿区)の設定ミスにより、メール内に「メールマガジン一斉配信用アドレス」が記載されていた。このため、このアドレスにメールを送ったユーザー6名のメールが、数回にわたってメルマガ登録ユーザー宛てに一斉配信され、メールアドレスと差出人名が流出した。同社では、サーバーの移行前処理を行っていたという。同社は、6名に電話またはメールで経緯を説明し謝罪。また、これまで使用していたメールマガジン配信プログラムから、セキュリティ対策を向上させた新たなプログラムへの変更と、サーバの変更を実施した。
・メルマガ登録ユーザーのメールアドレス流出に関するご報告とお詫び(エンジン/ライブドアデータホテル)
http://www.tanomi.com/info/news.html
・当社子会社における個人情報漏洩に関する報告とお詫び[PDF](ウェッジホールディングス)
http://www.wedge-hd.com/cms_v2/assets/files/NEWS/2010/p2010052502.pdf
◎アマナホールディングス、取引先とのメール情報を含む業務用ノートPC紛失
広告ビジュアル制作等の企業グループの持株会社であるアマナホールディングス(東京都品川区)は5月24日、同社グループ会社の社員が個人情報を含む業務用ノートパソコン1台を紛失したと発表した。発表によると、同月12日深夜、当該社員が帰宅途中の電車内に業務用ノート型パソコン1台を置き忘れた。紛失発覚後、警察および鉄道会社に紛失届けを提出したが、現時点において発見には至っていない。紛失したパソコンには、当該社員が担当した取引先との間のメール受発信情報が記録されている。同社は情報の漏えいが危惧される取引先に対し、本件の経緯とお詫びの文書を送った。当該パソコンには、パスワードロック等、一定のセキュリティ対策が施されている。また、現時点においては情報が第三者に流出し、二次被害が発生したという事実は確認されていない。同社は今後、グループ会社の社員教育を徹底するとともに、情報管理に努めるとしている。
・個人情報を含むパソコン紛失に関するお詫びとご報告(アマナホールディングス)
http://amanaholdings.jp/corporate/news_releases/2010/05/news10052413.html
◎ JAぎふ、書類誤配布で顧客の個人情報が流出
ぎふ農業協同組合(岐阜県岐阜市)は5月24日、顧客1名の個人情報が流出したと発表した。同JAによると、職員が顧客宅を訪問した際、宛先等の確認を怠り別の顧客用の書類を誤配布した。誤配布したのは共済掛金払込の案内文書で、顧客の氏名、共済種類、共済掛金等が記載されている。同JAは、関係者に謝罪を行った。また再発防止のため、全職員に個人情報に関する再教育を徹底し、適正な管理に努めるとしている。
・個人情報の漏えいのお知らせとお詫びについて[PDF](ぎふ農業協同組合)
http://www.jagifu.or.jp/03info/1274683071.pdf
◎ 大阪市立城東中学校、生徒163名分の成績入りメモリー盗難
大阪市教育委員会は24日、市立城東中学校の教諭が置き引き被害にあい、生徒163名分の成績などを保存したUSBメモリーを盗まれたと発表した。発表によると、教諭は22日、大正区の別の市立中学校で行われた部活動の合同練習会に参加。午後0時半過ぎに、廊下に置いていたバッグが盗まれていることに気付いた。バッグの中には、1年生4クラス分、163名の氏名と社会科の1学期中間テストの点数が記録されたメモリーや携帯電話などが入っていた。市教委は昨年12月、個人情報の持出しを原則禁止とする通知を全校園長に出した。通知には、止むを得ず持ち出す場合には管理簿への記載と校園長の承認を得ることや、個人が識別できないように情報を加工したり、パスワード保護をかけるなどの対策を必ず講じることなども明示されていたが、教諭は無断でメモリーを持ち出しており、セキュリティーロックなどもかけられていなかった。市教委は各校に対して取り扱いの徹底を改めて指導し、再発防止に努めるとしている。
・城東区 城東中学校における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000082008.html
◎ アマナ、顧客情報を含むノートPC紛失
広告制作等を行うアマナ(東京都品川区)は5月24日、同社グループ会社の社員が、顧客の個人情報を含む業務用ノートPCを紛失したと発表した。同社によると、同12日深夜、帰宅途中の電車内に置き忘れた。紛失発覚後、警察と鉄道会社に紛失届を提出したが、PCは見つかっていない。PCには社員が担当した取引先とのメール受発信状況が保存されている。PCにはパスワードロック等のセキュリティ対策が施されており、情報が第三者に流出して二次被害が発生したという事実は確認されていないという。同社では、該当する取引先に経緯説明と謝罪の文書を送付。引き続きPCの捜索を行うとともに、社員教育を実施し、情報管理に努力するとしている。
・個人情報を含むパソコン紛失に関するお詫びとご報告(アマナ)
http://amanaholdings.jp/corporate/news_releases/2010/05/news10052413.html
◎ テンダ、顧客の個人情報含むノートPCを紛失
システム開発等を行うテンダ(東京都豊島区)は5月21日、同社社員が顧客の個人情報を含むノートPCを紛失したと発表した。同社によると、4月27日午後0時30分頃、つくばエクスプレス秋葉原駅のトイレに当該PCを置き忘れた。社員は電車乗車後に紛失に気付き、当該駅や警察へ届け出たが、PCは見つかっていない。PCには、社員がメールで連絡を取っていた関係者の氏名、会社名、所属、役職や、会社の住所、電話番号、メールアドレスが保存されている。PCには指紋認証の設定がかけてあるという。また、メールが送受信されることのないようにメールのアカウントパスワードを変更済み。同社は、再発防止のためノートPCの扱いの見直しを図り、個人情報保護教育を徹底するとしている。
・個人情報紛失に関するお詫び[PDF](テンダ)
http://www.tenda.co.jp/pdf/20100521_TENDA.pdf
◎ エーザイ、医師3500名の個人情報含むDVDを紛失
医薬品製造販売のエーザイ(本社:東京都文京区)は5月21日、同社横浜コミュニケーションオフィス(横浜市西区)に勤務する社員が、外勤中に個人情報を含む業務用DVDを紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは4月9日。調査、捜索を行ったが見つからなかったため、同12日に所轄警察署へ届け出たという。DVDには、医師3503名の氏名、所属医療機関名が保存されており、このうち361名分については出身大学、卒業年度、自宅の住所と電話番号も保存されていた。該当者には面談または書簡で事実報告と謝罪を行っている。リリース公開時点で、当該情報の不正利用等は報告されていない。同社は再発防止のため、営業部門従業員の業務用PCについて、保存情報を保護するためのITシステムを構築するとともに、不要な個人情報が保存されていないかどうかのチェックを強化するという。また、個人情報の取扱いに関する研修も強化する。
・個人情報が記録されたDVDの紛失について[PDF](エーザイ)
http://www.eisai.co.jp/pdf/others/20100521.pdf
◎ 都立松沢病院、患者情報186名分含むUSBメモリを紛失
東京都は5月21日、都立松沢病院(東京都世田谷区)の精神科に常勤する男性医師(34歳)が、186名分の患者情報を含むUSBメモリを紛失したと発表した。都によると紛失したのは5月1日から4日までの間。医師は同1日、管理棟の医局共有パソコンに当該USBメモリを挿して使用。同4日、普段の保管場所にメモリがないことに気づいたが業務のため失念し、同6日の出勤後に捜索を行ったものの、見つからなかった。医師は18日になって病院に紛失の事実を報告。複数の職員で捜索したが、見つかっていないという。同メモリには、患者の氏名、性別、生年月日、患者ID、病名、治療概要等を含む診療情報概要174名分と、患者の氏名、生年月日、患者IDを含む薬剤処方内容12名分が含まれていた。紛失による二次被害の情報は入っていないという。USBメモリは公費で購入されたもので、パスワードを5回間違えて入力するとデータを取り出せなくなる。同病院では、該当者に謝罪と説明を実施。再発防止のため、院内巡回点検を実施するとともに、職員を対象に研修を行う。都では、全病院の院長と事務局長に対し、個人情報保護と情報セキュリティ対策の一層の強化を通知するとしている。
・都立松沢病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について(東京都)
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/houdou/22year/220521_matsuzawausb.html
◎ 仙台市、車上荒らしで27名分の個人情報を含む書類等盗難
仙台市は5月21日、同市健康福祉局介護保険課の嘱託職員が車を荒らされ、介護保険料徴収関連の書類や現金が入った業務用バッグを盗まれたと発表した。市によると同日午後2時30分頃、職員が同市青葉区のビル内駐車場に車を停め、施錠して車を離れたところ、窓ガラスを割られてバッグを盗まれた。バッグには、介護保険料滞納整理票11名分、介護保険料徴収用原符控18名分が入っており、合わせて27名分の氏名、住所や、電話番号、介護保険料滞納額等の情報が記載されていた。また、現金(集金した介護保険料と釣銭)2万400円も入っていた。市では、該当者宅を訪問したり電話をかけて謝罪と説明を実施。また当該職員には、個人情報および現金を車内に置かず、車外に出るときは携帯するよう厳重に指導した。他の嘱託職員に対しても、これらの取扱いについて十分に注意するよう周知徹底したという。
・個人情報を記載した文書の盗難について[PDF](仙台市)
http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/houdou/10/0521kaigotounan.pdf