◎ 浦和レッズ、メール送信時の誤操作で顧客59名のメールアドレス流出
プロサッカークラブの浦和レッドダイヤモンズ(埼玉県さいたま市)は10月30日、同クラブが主催するイベント「浦和レッズ お仕事体験キッズ 埼スタグラウンドキーパー募集」」の案内メールを送った際、送信対象者59名のメールアドレスがすべて宛先欄に表示され、顧客相互間で閲覧できる状態で送られたと発表した。同クラブによると、10月29日午後8時50分頃にスタッフがメールを一斉送信した際、誤った送信方法を用いたことが原因。同クラブでは該当者に対し、事態発生直後にはメールで、翌30日には電話で事実関係を報告して謝罪の上、当該メールの削除を依頼した。今後は、全ての個人情報の取り扱いには細心の注意を払うよう意識付けの徹底をするとともに、クラブスタッフへの個人情報保護の教育に努めていくという。
・メールアドレス漏洩に関するお詫びとお知らせ(浦和レッドダイヤモンズ)
http://www.urawa-reds.co.jp/tools/page_store/news_6329.html
◎ 杜の都信用金庫、2店舗で顧客情報7名分を含む書類18件紛失
杜の都信用金庫(本店:仙台市青葉区)は10月29日、同金庫塩釜営業部(宮城県塩釜市)と多賀城支店(宮城県多賀城市)において、顧客7名分の個人情報を含む書類18件を紛失していたと発表した。同金庫によると、紛失したのは印鑑証明書、カードローン申込書等で、顧客7名の住所、氏名、生年月日、性別、印影、借入金額、借り入れ条件等が記載されている。塩釜営業部では2005年に、多賀城支店では2006年に店舗統合が行われており、両店ではこれまで複数回にわたり大量の不要書類を廃棄。この際に誤って当該書類を廃棄処分(焼却)してしまった可能性が高く、書類が外部に流出する懸念は極めて低いという。外部からの照会や苦情、不正要求等はない。該当顧客に対しては、訪問の上、事情を説明し了解を得ているという。監督官庁にも報告済み。同金庫では、職員の指導と研修を強化するとともに、自店内での定期的な検査をより厳格に実施するなどして再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](杜の都信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/morimiya/news/pdf/funshitu_H221029.pdf
◎ CHOYA、メール送信時の誤操作で顧客88名のメールアドレス流出
衣料品メーカーのCHOYA(本社:東京都中央区)は10月28日、同社ショップのShirt Cafe北浜店(大阪市中央区)において、メール送信時の誤操作により88名分の個人情報が漏えいしたと発表した。同社によると、10月23日に3周年記念セールの案内を顧客88名に送った際、BCCで送信すべきところ、誤って「宛先」に入力して送信。そのため配信先顧客全員の氏名とメールアドレスが各受信者に見えてしまう形でメールが送られた。同日、顧客からの連絡で事態が発覚し、同社は配信先にメールで事実を伝えて謝罪した。また同25日、メールにて、配信された氏名とメールアドレスの削除を依頼するとともに、第三者からの不審メール等への注意を呼びかけた。同社は、個人情報の厳重かつ適正な管理と個人情報の取扱いに関する認識を徹底するため、社員教育を行い、再発防止に努めるとしている。
・個人情報漏えいについてのお詫びとご報告[PDF](CHOYA)
http://www.choyashirt.com/pdf/20101028.pdf
◎ホビーサーチ、韓国からの不正アクセスでカード情報2万7320件流出
模型のオンラインショップ「HOBBY SEARCH」を運営するホビーサーチ(東京都台東区)は10月28日、同社サイトが韓国からの不正アクセスを受け、顧客のカード情報が流出した可能性があることを明らかにした。同社の発表によると、10月6日に同社システム担当が韓国からの不正アクセスの痕跡を発見。同日夜に第三者のセキュリティ専門会社に調査を依頼し、翌7日よりシステムを停止して緊急メンテナンスを実施した。同日、クレジットカード情報流出の可能性が高いことがわかり、流出項目等の調査を開始。20日に調査結果を得て、これを元に該当顧客へ順次メール連絡を開始した。不正アクセス発覚から公表まで時間がかかったのは、この調査と、各カード会社と連携して問合わせに応じる体制を整えるためだったという。流出の可能性があるカード番号は、2010年7月6日以前のものは最大2万3526件あり、未出荷分と出荷後1年以内のカード番号全桁が対象となる。2010年7月7日以降のものは最大3794件あり、下4桁のカード番号が対象となる。流出情報はカード番号の他に、有効期限と顧客名義が含まれる。それ以外のカード情報や個人情報(住所、メールアドレス)は流出していない。流出カードの桁数が7月6日以前と7日以降に分かれるのは、今年7月7日以降にカード番号の下4桁のみ保持する新システムに移行しているため。また、同社は商品出荷後1年以上経過した時点でカード情報の自動削除が行われている。同社はセキュリティ対策として、保持していたカード情報をすべて削除し、カード決済システムを中止した。また、全プログラムの入れ替え、全マシンのパスワード変更、ファイヤーウォール強化などを実施。情報流出の該当顧客には、クレジットカード各社と情報を共有し、迷惑がかからないよう協調して対応していくとしている。
・不正アクセスによる顧客情報流出の可能性について(ホビーサーチ)
http://www.1999.co.jp/info_card.html
・不正アクセスについてのQ&A(ホビーサーチ)
http://www.1999.co.jp/info_card_qa.html
◎ ブックオフ、顧客情報を含む書類紛失、最大で15件分
中古書店BOOKOFFを展開するブックオフコーポレーション(本社:神奈川県相模原市)は10月27日、BOOKOFF早稲田駅前店(東京都新宿区)において、「中古ハード1ヶ月保証書(控)」を紛失したため、同店舗でゲーム機を購入した顧客の情報が流出するおそれがあると発表した。同社によると、情報流出のおそれがあるのは、同店で7月1日から9月28日までの間に1万円以上のゲーム機を購入した顧客の氏名、住所、電話番号などで、10~15件分。同社では、顧客の情報そのものを紛失したため個別に連絡を取ることができないとし、該当期間に同店舗でゲーム機を購入した顧客は、保証書番号を確認の上、窓口へ申し出てほしいとしている。また同社は、再発防止のため、保証書発行時に個人情報を記録しない運用へ変更するとしている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(ブックオフコーポレーション)
http://www.bookoff.co.jp/news/?action=news&news_id=699
◎ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング、36名分の個人情報含む宛名ラベル紛失
内閣府から景気ウォッチャー業務を委託されている三菱UFJリサーチ&コンサルティング(本社:東京都港区)は10月27日、同業務において、9月調査結果の発送業務をダイレクトメール発送業者に発注した際、宛名ラベルのうち36名分が紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは景気ウォッチャーの氏名と勤務先住所が記載された宛名ラベルで、36名分が5シートに印刷されている。ラベルには、景気ウォッチャーと特定できる記載はない。該当者には、順次報告と謝罪を行っているという。また、景気ウォッチャー調査実施元の内閣府には、本件を報告済み。同社は、個人情報の保護と外部委託先の管理を徹底し、再発防止策を講じていくとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
http://www.murc.jp/report/press/101027.pdf
◎ NHK高知放送局、受信料免除対象者103名分の個人情報含む書類紛失
NHKは10月26日、高知放送局(高知県高知市)において、放送受信料の免除対象者一覧表の一部を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは高知県香南市の免除対象者の一覧表の一部で、103名分の氏名、住所と、受信料免除対象者であることが記載されている。NHKでは放送受信料の免除事由の確認のため、該当の自治体に対して免除対象者一覧表を送付しているが、今回、香南市に送付すべき一覧表の一部を誤って香美市に送付。香美市から返送してもらう過程で同表を紛失していることが、9月30日に明らかになったという。NHKでは香美市の協力で捜索を続けているが、一覧表は見つかっていない。該当する顧客には、個別に会って謝罪と説明をしているという。NHKでは、今後このような事態が発生しないよう、指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ一覧表の紛失について(高知放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase101026.html
◎ 住宅金融支援機構、顧客情報を含む書類の紛失2件と誤送付、誤送信が発生
住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は10月26日、顧客情報が記載された書類の紛失2件、誤送付1件および誤送信1件が発生したと発表した。9月17日には近畿支店(大阪府大阪市)で、顧客11名分の情報を含む書類を紛失していたことが判明。9月24日には、審査センター(埼玉県さいたま市)で、顧客2名分の情報を含む書類の紛失が判明した。これらの書類には、顧客の住所、氏名、生年月日、年収、勤務先などの情報が含まれている。2件とも、書類を誤って廃棄した可能性が高いという。また、首都圏支店(東京都文京区)では10月1日、顧客の氏名と顧客番号を含む承認通知書を業務委託先へ送付すべきところ、別の業務委託先へ誤送付。中国支店(広島県広島市)では10月8日、顧客815名分の氏名、顧客番号、貸付金額や貸付残元金などの情報を含む顧客リストを業務委託先3社へ専用回線メールで送信する際、3社それぞれに対し、他社へ委託している顧客リストを含むエクセルファイル(他社分については非表示の状態)を添付して誤送信した。業務委託先には守秘義務を課しているため、2件とも情報が外部へ漏えいする懸念はないという。住宅金融支援機構では、全職員に対し注意喚起を行うとともに、点検活動等を通じ再発防止に向けて努力するとしている。
・お客さまの情報が記載された書類の誤送信等について(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/topics_20101026.html
◎ 大阪府、高校生や教諭の個人情報24名分を含むノートパソコン盗難
大阪府は10月26日、府が緊急雇用創出基金事業「高校連携型ニート予防事業」を委託している大阪労働協会(大阪市中央区)において、支援対象生徒などの個人情報を含むノートパソコンを盗まれたと発表した。府と同協会によると、10月19日、同協会の就職支援アドバイザーが地下鉄御堂筋線電車内で居眠りをし、網棚に置いていたノートパソコン入りのバッグを盗まれた。パソコンには学校名4校分、担当教諭の名字7名分、支援対象生徒のイニシャル17名分を含む業務日報が保存されていた。パソコンにはIDとパスワードが設定されているという。同協会では、大阪市交通局に遺失物届を、北堺警察署中百舌鳥交番に盗難届を提出。また、対象の4高校へ赴いて教員や対象生徒、保護者らに経過を報告して謝罪した。同協会では、再発防止のため、ノートパソコンの外部持ち出しを原則禁止にする、個別のノートパソコンへ個人情報を含む文書を保存することを禁止する、個人情報を含む文書にはパスワードを設定する等の対策を行うとともに、個人情報保護に関する研修を行うとしている。
・緊急雇用創出基金事業「高校連携型二ート予防事業」におけるノートパソコンの盗難について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=5154
◎ヤマト運輸、クイックログイン機能に脆弱性、携帯版で個人情報が閲覧可能に
宅急便など輸送サービス事業のヤマト運輸(本社:東京都中央区)は10月25日、同社が提供する携帯版「クロネコメンバーズのWebサービス」に脆弱性が見つかり、個人情報の閲覧が可能になっていたと発表した。発表によると、一部のスマートフォンから特定のアプリケーションを利用して「クイックログイン機能」を利用すると、本人とは別のユーザーでログインできてしまう問題があった。10月12日に外部からの通報で発覚し、同社は19日に同機能を一時停止。パスワード入力が必須となるようシステムを改修し、25日より同機能の提供を再開した。同社の調査では、1名のユーザーが2名のユーザーからログインされたことが確認されたという。同社は該当顧客については個別に対応している。また、今後も継続してシステム的な対応を行っていくとしている。
・携帯版「クロネコメンバーズのWebサービス」クイックログイン機能の脆弱性への対応について(ヤマト運輸)
http://www.kuronekoyamato.co.jp/info/info_101025.html
◎スギメディカルリサーチ、車上荒らしで医師の個人情報含むノートパソコン等盗難
臨床試験等を行うスギメディカルリサーチ(本社:東京都中央区)は10月25日、社員の車が荒らされ、個人情報を含むノートパソコンおよび業務関連書類が盗まれたと発表した。同社によると、当該社員は10月21日未明、同社貸与のノートパソコンと業務関連書類の入った鞄を自宅駐車場の車内に置いたまま帰宅。同日早朝に鞄の盗難に気づいたという。当該パソコンには、治験実施医療機関の医師の履歴書22名分と、治験関係者63名分の氏名、所属、役職、メールアドレスが保存されている可能性がある。また業務関連書類には、治験実施医療機関の医師の履歴書1名分が含まれている可能性がある。患者の情報は含まれていない。また、パソコンにはパスワードが設定されているが、漏洩リスクがあることを確認しているという。同社は、再発防止のため、ノートパソコンにおけるセキュリティ対策を強化するとともに、情報セキュリティに関する社員教育と指導を強化、徹底するとしている。
・個人情報を含むノートパソコン等の盗難による情報漏洩の可能性について[PDF](スギメディカルリサーチ)
http://www.drug-sugi.co.jp/med/research/pdf/news_20101025.pdf
◎ 北陸ガス、車上荒らしで顧客情報を含む書類盗難
北陸ガス(本社:新潟市中央区)は10月25日、同社の業務請負先が、顧客情報2件を紛失したと発表した。同社によると、10月21日に業務請負先の担当者がガス設備工事のため顧客宅を訪問し、作業用車両を施錠せずに駐車場にとめておいたところ、車が荒らされて車内にあった鞄を盗まれた。鞄には、訪問先とは別の顧客の氏名、住所、ガスの使用番号、ガスメーター番号を含む「メーター取替依頼書」と「計量器庫出伝票兼戻入伝票」が入っていた。これらは、ガスメーターの取付け、取外しを行う際に用いる書類。担当者は盗難翌日の22日になって鞄に同書類が入っていたことに気付き、所管の警察に届け出たという。これまでに、紛失した顧客情報が外部に流出して利用された事実は確認されていない。同社では、該当する顧客を訪問し、事情を説明して謝罪した。また今後、業務請負先を含めて再発の防止に努めるとしている。
・お客さま情報が記載された書類の紛失について[PDF](北陸ガス)
http://www.hokurikugas.co.jp/company/press/files/h22/20101025kojinjoho.pdf
◎ 大阪商業大学堺高等学校、個人情報を含むUSBメモリー盗難
大阪商業大学堺高等学校(大阪府堺市)は10月23日、同校内において、個人情報を含むUSBメモリーが盗まれたと発表した。同校によるとこのUSBメモリーには、卒業生1名と在校生4名(未確認)の記録や、在校生の氏名、クラス、出席番号を含むロッカー室の鍵割当表などが保存されていた。同校では、警察等、関係機関に連絡して対応を進めている。また、再発を防止するため管理体制を強化、徹底するとしている。
・本校における個人情報の入ったUSBメモリ盗難について(大阪商業大学堺高等学校)
http://www.shodaisakai.ac.jp/cgi-bin/info/index.cgi?c=zoom&pk=31