◎ 法務省入国管理局、外国人登録関連の書類21名分を含む綴り紛失
法務省入国管理局は2月28日、同局の登録管理官が所管する「外国人登録事務取扱回答文書つづり」1冊が所在不明となっていると発表した。同局によると、この綴りには、地方自治体からの新規の外国人登録に関する照会と、登録管理官からの回答に関わる文書が21件、21名分含まれている。文書は2006年に作成されたもので、外国人の氏名、性別、国籍、生年月日等が記載されている。2010年2月に同局で行った一斉文書廃棄処分の際に誤廃棄した可能性が高いという。同局では、これまでに同綴りが流出したことをうかがわせる情報は得ていないとし、第三者への外部流出の可能性は極めて低いとしている。同局は、行政文書の管理状況を的確に把握する体制を改めて構築し、文書の適正管理の徹底を図って、再発防止に努めるとしている。
・外国人登録事務取扱回答文書の所在不明について(お詫び)(法務省入国管理局)
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri10_00005.html
◎ 静岡市上下水道局、未納料金徴収業務関連の書類49件分を一時紛失
静岡市上下水道局は2月28日、上下水道未納料金徴収業務を委託しているジェネッツ(本社:東京都港区)の社員が、顧客の個人情報を含む書類49件分を紛失したが、その後見つかったと発表した。発表によると、紛失が発覚したのは2月22日午後5時頃。紛失した書類は、停水通知出力一覧2枚、停水処分実施予定表11枚など計17枚で、水道の使用者名、水栓所在地、上下水道料金滞納額、電話番号等の個人情報が記載されていた。同局では、ジェネッツから同日午後7時40分に連絡を受け、午後8時に交番に紛失届を提出。捜索を続けながら、翌23日、該当者を訪問して謝罪した。書類は同25日、最終訪問地点近くで、すべてそろった状態で第三者により発見され、交番に届けられたという。同局ではジェネッツに対し、書類を収めたファイルを鞄に伸縮性のワイヤでつなぐといった、同社の個人情報保護マニュアルを遵守するよう指示した。また、今後の対応方法について書面で同局に提出するよう指示した。
・業務委託先の社員による給水停止業務等の関係書類の紛失についてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000106889.pdf
・(お詫び)個人情報の紛失事故について(ジェネッツ)
http://www.jenets.co.jp/news/articles/00001100.html
◎大阪市、市立小で紛失、住之江区保健福祉センターで誤送付
大阪市は25日と28日、大正区と住之江区で個人情報流出事故があったことを発表した。大正区の事故は、市立小学校で個人情報を含む学校徴収金の通帳を紛失したもの。発表によると、 市立小の事務職員が2月23日、家庭科の調理実習材料費の支払い残金を入金するため、現金と当該通帳を鞄に入れて銀行に行き、入金処理を行って学校に戻った。午後0時30分ごろ、金庫に保管しようと鞄を確認し、通帳がないことが判明。探したが見つからず、銀行に通帳喪失届書、警察に遺失届出書を提出した。当該事務職員が入金以降、通帳からの出金はなされていない。当該通帳には、転出により保護者へ返金した場合等の出金記録として、6名分の学年、組、姓、出金理由(返金等)がメモされていた。住之江区の事故は、保健福祉センターで「児童福祉施設費用徴収金納付書」等を、誤って別人に送付したもの。2月23日午前、児童福祉施設利用者でないA氏の家族から「2月21日付けで送付された郵便物は、別人であるB氏あての郵便物だった」との連絡があり、誤送付が判明した。流出した個人情報は、児童福祉施設名、入所者氏名、支払義務者氏名、未納となっている児童福祉施設費用徴収金額。2件とも適切な対応がなされ、市は再発防止に全力を挙げて取り組むとしている。
・泉尾東小学校における個人情報を含む学校徴収金の通帳の紛失について
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000114912.html
・住之江区保健福祉センターにおける個人情報の流出について
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suminoe/0000115016.html
◎しまなみ信用金庫、顧客情報含む書類344顧客分を紛失
しまなみ信用金庫(本店:広島県三原市)は2月28日、神辺支店(広島県福山市)において、顧客の個人情報を含む書類344顧客分を紛失したと発表した。同金庫によると、紛失したのは2005年度に神辺支店で作成した本人確認記録書で、顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先、本人確認書類記号番号等が記載されていた。紛失は、同支店で保管書類の確認を行った際に判明。内部調査の結果、2009年7月頃に誤って廃棄した可能性が高く、外部への漏えいの懸念は極めて低いという。この件に関する外部からの問い合わせや不正要求等は生じていない。同金庫では、該当する顧客に対し訪問や文書の郵送により謝罪し、問い合わせ窓口を設置した。同金庫は、再発防止のため、職員の意識向上を図り、顧客情報について管理強化と取り扱いの厳正化に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](しまなみ信用金庫)
http://www.shimanami-shinkin.jp/attach/hunsitu.pdf
◎静岡市葵区、郵便事故で郵送した戸籍謄本1件を紛失
静岡市は2月28日、葵区において、郵便で発送した戸籍謄本1件が相手方に届かない事故が発生したと発表した。発表によると、戸籍謄本の郵便請求を受けて、2月3日に発送した川崎市在住のA氏の戸籍謄本が送付先に届かず、所在不明となっている。戸籍謄本には、A氏と配偶者の本籍地、氏名、生年月日、出生地、両親の氏名、続柄、旧本籍地、婚姻届出日、郵便番号、住所が記載されていた。2月10日にA氏の家族から電話で、戸籍謄本が届いていないとの連絡があり、同日、郵便事業社川崎港支店からも事実確認の問い合わせがあった。2月14日にA氏の家族から戸籍謄本の再請求があり、再発送した。同時に、郵便事業社静岡支店に、2月3日に発送した郵便物の調査を依頼した。2月17日午前9時00分、A氏の家族に状況を説明して了解を得るとともに、再発送した戸籍謄本が届いたことを確認した。同日午後、静岡支店から、川崎港支店の調査では未だに不明である旨の報告を受け、静岡支店に継続調査と文書報告を依頼した。2月24日、静岡支店長名で「郵便物が発見できず、事故原因も究明できなかった」旨の報告書が届いた。同区は今後、発送事務を厳格に実施していくとしている。
・個人情報の紛失についてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000106893.pdf
◎ 福岡ひびき信用金庫、顧客情報含む書類141件を紛失
福岡ひびき信用金庫(本店:北九市八幡東区)は2月28日、鞍手町支店(福岡県鞍手郡)において、2009年10月7日の伝票綴り1冊を紛失したと発表した。同金庫によると、この綴りには、入出金伝票、本支店勘定、諸勘定、為替関係等の明細帳票等が含まれており、141件分の顧客情報が含まれていた。含まれていた個人情報は、氏名、住所、電話番号、生年月日、取引印、口座番号、為替受取人名など。内部調査の結果では、書類を誤廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した懸念は極めて低いという。本件に関し、外部からの問い合わせや、顧客情報が不正に利用されたなどの情報は入っていない。同金庫では、顧客の個人情報を含む書類やデータ等について、決められた保管場所で厳格に施錠管理する、廃棄時は手順書に従って管理する、貸与や返却についても厳格に管理することとし、漏えい、紛失、毀損等の防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失に関するお詫びとご報告について[PDF](福岡ひびき信用金庫)
http://www.fukuokahibiki.co.jp/archives/pdf/hunsitu2.pdf
◎ 鹿児島銀行、顧客情報8370件を含む16種の帳票を誤廃棄
鹿児島銀行(本店:鹿児島県鹿児島市)は2月28日、顧客情報が含まれた帳票を複数の店舗で誤廃棄していたと発表した。発表によると、同行では2009年4月から2010年12月までの間に、文書管理センターで文書を集中保存するための移行作業を実施したが、その過程で文書の一斉点検を実施。その結果、複数の店舗において、伝票、印鑑票、通帳の喪失届など、計16種類の書類を誤廃棄していたことが判明した。誤廃棄した書類には、顧客8370先の氏名、住所、口座番号、電話番号、振込先や送金先の口座番号等が含まれている。誤廃棄した書類の作成時期は、1961年3月から2009年3月までにわたっている。同行では、外部への情報流出の懸念は極めて低いとしている。顧客情報が不正に利用されたとの連絡はなく、不正に利用された事実も確認していないという。同行では、情報管理に関する取り扱いを全行員に徹底し、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報が記載された帳票の誤廃棄について(鹿児島銀行)
http://www.kagin.co.jp/kojin/newsrelease/20110228.html
◎ 大東建託、車上荒らしで顧客情報35名分を含む契約書類等を紛失
不動産取引やアパート建設等の大東建託(本社:東京都港区)は2月28日、大阪府において、車上荒らしにより、35名分の顧客情報を含む書類を盗まれたと発表した。同社によると、盗まれたのは2月20日。同社従業員が車を駐車し離れた間に、顧客35名の住所、氏名等が記載された契約書類等を盗まれた。同社は、国土交通省へ事態を報告し、対象の顧客に謝罪して、事情を説明した。紛失による二次被害は発生していないという。同社は、顧客情報の取り扱いに対して運用の徹底を図り、社員教育を行って、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の紛失・盗難事故についてのお知らせ(大東建託)
http://www.kentaku.co.jp/about/20110228.html
◎淀川キリスト教病院、職員が患者情報含むUSBメモリーを盗難紛失
淀川キリスト教病院(大阪市東淀川区)は2月25日、職員がひったくり被害にあい、患者情報を含むUSBメモリを紛失したと発表した。発表によると、同日朝、バイクに乗った男性が追い抜きざまに職員のバッグをひったくる事件が発生した。盗まれたバッグには、患者のID番号120名分を含むUSBメモリー3本が入っていた。氏名、住所、電話番号などの情報は含まれておらず、ただちに個人を特定できる内容ではないという。現時点で盗難にあった電子情報は発見されていないが、情報が流出している事実はない。同院は、今後このような事態が発生しないよう、防犯意識の向上等、職員一同再発の防止に取り組んでいくとしている。
・USBメモリの盗難に関するお詫びとご報告(淀川キリスト教病院)
http://www.ych.or.jp/otherinfo/kojinjoho.html
◎大阪市平野区役所、区民からの電話問合わせに個人情報の一部を回答
大阪市は2月24日、平野区役所保険年金担当が区民からの電話による問合わせを受け、本来回答すべきではない個人情報の一部を伝えてしまったことを明らかにした。発表によると、年2月上旬、同担当にA氏から電話で「後期高齢者医療保険料の関係でB氏の住所を教えてほしい」との申し出があった。対応した職員は、後期高齢業務用端末で確認し「同居人」の表示があったため、電話の主が家族であると判断。住所を途中まで言った後に、不審に思って他の職員と交代した。交代した職員は個人情報であり回答できないと何度も答えて電話を終えた。このことは、2月22日にB氏の親族から情報公開室あてに「同担当の職員が個人情報を他人に漏らした」との訴えがあり、調査を行って判明した。流出した個人情報はB氏の住所の一部(町名)。区は、親族に22日と23日に電話でお詫びと事実関係の説明をした。今回の漏えいの原因は端末の「同居人」表示を家族と判断してしまったことにあるとし、上司への報告がなかったことと併せて認識不十分としている。区は今後、個人情報漏えい防止マニュアルを改訂し、注意点を特記する。また、区長から、電話対応における個人情報の取り扱いについて、各担当に改めて細心の注意を払うよう指示する。
・平野区役所保険年金担当における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/hirano/0000114260.html