◎スカパーJSAT、書面の誤発送で顧客1名の個人情報が漏えい
有料多チャンネル放送および衛星通信事業者のスカパーJSAT(本社:東京都港区)はは4月11日、顧客の契約情報を記載した「お手続き完了のお知らせ」を他の顧客に誤発送し、顧客1名分の個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると3月3日、同社のカスタマーセンターを業務委託しているスカパー・カスタマーリレーションズが顧客1名より2つの顧客番号の統合を依頼された。ところが統合の過程で別の顧客の情報を誤って統合し「契約手続き完了のお知らせ」に記載して発送した。同社によると、誤発送した書面は3月16日に回収し、契約情報を漏えいした顧客には書面で謝罪した。漏えいした個人情報は、ICカード番号、銀行名、支店名、下2桁以外をマスキング処理した口座番号、カナ口座名義人。同社は今回の事態をうけて、個人情報およびセキュリティーポリシーに関する取り組みの強化を推進し、カスタマーセンターにおける指導、研修を徹底するとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ[PDF](スカパーJSAT)
http://www.skyperfectv.co.jp/sptv/oshirase/pdf/110407_01.pdf
◎ NHK松山放送局、顧客1名の個人情報を含む書類紛失
NHKは4月11日、松山放送局(愛媛県松山市)において、顧客1名の個人情報を含む書類1枚を紛失したと発表した。発表によると、同4日、同放送局技術部の居室内において、ケーブルテレビ等への移行に関する助成申請者管理票1枚を紛失していることが判明した。紛失した管理票には、顧客1名の氏名、住所、電話番号が記載されている。同放送局では、この書類を誤って廃棄したとみている。該当顧客には、直接会って謝罪と説明を行った。NHKは、再発防止のため指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・お知らせとお詫び(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase110411.html
◎大阪市、投票案内状の誤送付で市民1名の個人情報が漏えい
大阪市はは4月10日、北区選挙管理委員会において、市民1名分の市議会議員および府議会議員一般選挙の投票案内状を別世帯に誤送付し、個人情報が漏えいしたと発表した。同市によると3月30日、「大阪市議会議員一般選挙・大阪府議会議員一般選挙の投票案内状」を一斉発送した。4月10日に市民(A氏)より、別の市民(B氏)の案内状が誤送付されていた旨の連絡があり、投票所でB氏の案内状を回収した。同日、同市はB氏の自宅を訪問し、経過の説明と謝罪を行った。同市では前回の選挙から投票所の変更があった市民に「投票所変更のお知らせ」を同封したが、その作業中に誤ってB氏の案内状をA氏宛ての案内状に混入したという。漏えいした個人情報は、氏名、住所、投票区など。同市は今回の事態をうけて、担当者全員で事故の情報を共有し、個人情報の重要性を再認識する。また、文書等を送付する際には、発送作業ルールを遵守し複数職員によるチェックを確実に行うとしている。
・統一地方選挙にかかる投票案内状の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kita/0000120885.html
◎ 大和信用金庫、顧客7193名の情報含むCD-ROM紛失
大和信用金庫(本店:奈良県桜井市)は4月8日、同金庫の営業店において、顧客7193名の情報が記録されたCD-ROM1枚を紛失したと発表した。同庫によると、3月4日、本店営業部 本町出張所(旧本町支店、同市)の職員が紛失に気付いた。CD-ROMには、1991年1月4日から1994年5月2日までの間に同出張所で取引をした顧客7193名(2万9335口座)について、氏名、預金や融資の科目、金額、口座番号、残高などの情報が記録されている。生年月日、住所、電話番号は含まれていない。同金庫では、CD-ROMを誤って廃棄処分とした可能性が高いとみている。CD-ROMにはパスワード等によるセキュリティ対策が講じてあり、顧客情報が漏えいする懸念は極めて低いという。該当顧客には、郵送等により連絡を行っている。この件を受けて同金庫では、全店でCD-ROMの保管調査を行い、適正であることを確認。同種CD-ROMは本部で一括管理することとした。同金庫は、再発防止のため、顧客情報の厳格な管理や取り扱いに万全を期していくとしている。
・お客様情報が記録されたCD-ROMの紛失について[PDF](大和信用金庫)
http://www.yamato-shinkin.co.jp/image/whatsnew/2011-04-cd.pdf
◎大阪市、窓口業務のミスなど4件の個人情報流出事故を発表
大阪市は4月5日から8日にかけて、4件の個人情報流出事故を発表した。天王寺区役所窓口サービス課では3月28日、戸籍抄本の請求があった際に同姓同名である別人の戸籍抄本を交付。戸籍抄本記載の内容(本籍地、戸籍筆頭者、生年月日、性別、父母の氏名、続柄、出生地、婚姻日など)が1件、流出した(4月5日発表)。住之江区役所窓口サービス課保険年金担当では、2月4日に国民健康保険料の納付に来庁した人に、誤って別人の同保険料の領収証書を交付。記載してある住所、氏名、被保険者証番号等が流出した(4月6日発表)。旭区役所では、4月4日に交付した印鑑登録証明書1通を申請者とは別人に交付。氏名、生年月日、住所、印鑑登録番号、登録印鑑の印影が1件、流出した(4月7日発表)。水道局大宮営業所では、4月7日、水道メータの検針業務を委託する業者が、顧客宅の水道メータを検針した際に発行する「水道使用量等のお知らせ」2枚を誤って別の顧客のポストへ投函。氏名、使用水量、水栓番号、請求予定金額等が1件、流出した(4月8日発表)。市はそれぞれの事故で該当者に説明とお詫びをし、今後は再発防止に取組んでいくとしている。
・天王寺区役所窓口サービス課における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/tennoji/0000120541.html
・住之江区役所窓口サービス課保険年金担当における国民健康保険料領収証書の誤交付について
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suminoe/0000120597.html
・旭区役所における印鑑登録証明書の誤交付について
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/asahi/0000120720.html
・水道局大宮営業所における「水道使用量等のお知らせ」の誤投函について
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000120799.html
◎福岡中央郵便局、顧客162名分の個人情報を含む社内資料を紛失
郵便局九州支店とゆうちょ銀行はは4月8日、福岡中央郵便局(福岡市中央区)において、顧客162名分の個人情報を含む社内資料33枚を局外で紛失したと発表した。発表によると、当該書類が局外で発見されたことで事態が判明した。局外で発見された経緯については調査中だが、これまでに本件に関わる顧客からの照会や第三者からの不正要求などは発生していない。同局と同行は顧客に対し今回の事態について謝罪するとともに、不審な電話や郵便物、身に覚えのない貯金の引き出し等があった場合は連絡をするよう呼びかけている。紛失した社内資料に記載されていた顧客の個人情報は、氏名、住所、生年月日、電話番号、取引残高、取引情報。同局と同行は今後、顧客情報の管理を強化し、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](郵便局九州支店)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2011/document/3001_12_05_1211040801.pdf
・お客様の情報の紛失について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2011/abt_prs_id000692.html
◎大阪市立中央高校、振込依頼書の印字を誤り、在校生151名の個人情報漏えい
大阪市は4月8日、市立中央高校で個人情報151件の流出があったと発表した。発表によると、同校において、聴講生宛てに郵送した諸費の振込依頼書151人分に、誤って在校生の住所と電話番号を印字していた。誤印字が起きた発端は、3月31日、担当教職員2名が振込依頼書に印字する聴講生の氏名、住所、電話番号のデータファイルを、在校生の一覧表データを下敷きにして上書きする方法で作成したことにさかのぼる。翌4月1日、前日準備したデータを使用して、諸費の振込依頼書をプリントアウトし、事務室内のロッカーに保管。4月4日の午後、担当教職員11名で、振込依頼書を含む発送書類を、封筒に入れた。封筒は、各聴講生が自分の住所と名前をあらかじめ記入し、提出していたもので、同日午後4時ごろに発送した。翌5日午後、複数の聴講生から振込依頼書の住所が間違っているとの指摘があった。調査の結果、氏名と振込金額については誤りはなかったが、在校生の住所と電話番号のデータが残り、印字されていたことがわかった。在校生151人分の住所と電話番号が誤印字により流出した。同校は、聴講生に対しては登校時に事情説明と謝罪を行う。在校生に対しては、4月8日の始業式後に、関係生徒と保護者に対し謝罪する。市教育委員会は、当該校に対し作業手順やチェック体制の見直しをはじめ、個人情報保護意識の向上、管理を指導した。また、各校に対しても、改めて個人情報の管理の徹底を指導し、再発防止に努めていくとしている。
・大阪市立中央高等学校における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000120792.html
◎浜松信用金庫、顧客1909件の個人情報を含む書類を紛失
浜松信用金庫(本部:静岡県浜松市)は4月7日、浜北支店において、顧客1909件の個人情報を含む利益金繰入予定一覧表および睡眠編入予定一覧表を紛失したと発表した。発表によると、税務調査中に利益金繰入関連書類の検証を行ったところ、当該書類の紛失が判明した。当該書類は発見には至っていないが、該当する顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせなどは発生していない。また、同金庫では文書を溶解処理やシュレッダーで裁断する処理を行っており、外部への情報流出の可能性は低いという。紛失した書類に記載されていた個人情報は、住所、氏名、金額、顧客番号、口座番号、電話番号。同金庫は今回の事態を受け、再発防止に向けて管理態勢の見直しや職員の意識向上を図るとしている。
・お客様情報の紛失について[PDF](浜松信用金庫)
http://www.hamamatsu-shinkin.jp/topics/pdf/20110407.pdf
◎大阪府、非常勤嘱託員が事業者情報を記載した書類9件を紛失
大阪府の政策企画部危機管理室保安対策課は4月6日、事業者情報が記載された書類が紛失したと発表した。発表によると、同課の非常勤嘱託員は、LPガス等の販売店や消費者を巡回して保安指導を行っている。その際、事業者に関する書類を携帯しているが、4月4日、業務終了後の帰宅途上で同書類を紛失した。10件分を携帯していたが、そのうち9件分の書類を紛失したことに気づき、立ち寄り先から自宅まで探したが見つからず、警察に相談した。6日朝、本人から同課に事実関係の報告があった。同課は該当事業者を順次訪問し、事情説明と謝罪をしている。警察への紛失届も行った。紛失書類には、事業者の名称と所在地、電話番号、登録年月日のほか、業務主任者の氏名、選任年月日、免状交付区分、番号が記載されていた。同課は、書類の持ち出しに際し、帰庁し返却するまで確実に保管する取扱いを徹底するなど、非常勤職員を含む全職員に対して個人情報保護の取り扱いの厳格化を徹底するとしている。
・事業者情報が記載された書類の紛失について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=6685
◎ASJ、不正アクセス受け、カード情報最大5542件流出
決済代行サービス「ASJペイメント」を運営するASJ(本社:埼玉県川口市)は4月5日、「ASJペイメント(他社サーバー接続方式)」のサーバーが不正アクセスを受け、クレジットカード情報が流出したと発表した。流出数は最大5542件で、不正アクセスは海外から行われていた。同社によると、3月8日、クレジットカード会社より同社のサーバーから情報が流出している疑いがあるとの指摘を受けた。社内調査を行ったところ、ASJペイメント(他社サーバー接続方式)のサーバーに不正アクセスの痕跡を確認。同日、同サービスの提供を中断した。これまでに、同サービス契約店のサイトで決済に使用されたカードの情報が、最大で5542件流出したことがわかっている。流出した情報はカード番号、有効期限、カード名義、セキュリティコード。暗証番号、取引内容、その他の個人情報は流出していないという。ASJでは、カードが使われたショップの情報とカード情報は保持しているものの、カード利用者の個人情報は持っていないため、該当者に個別に連絡をとることができない。同社は、クレジットカード利用者に対し、2011年3月1日以降のカード利用明細の内容を確認し、心当たりのない請求があった場合は、加入しているクレジットカード会社に連絡してほしいとしている。同社は、正確な状況を把握しない段階で発表すると混乱を招くとの理由で、4月5日まで、今回の流出情報を公開していなかった。また、該当期間や該当ショップなど詳細な情報については、調査を依頼したセキュリティ調査会社の最終報告を受けてから公開するとして、現時点では明らかにしていない。
・弊社一部サービスにおける不正アクセス発生に関するご報告とお詫び(ASJ)
http://www.asj.ne.jp/hosting_0405.html
◎静岡県立島田工業高等学校、生徒7名分の個人情報を含む生徒指導要録を紛失
静岡県は4月5日、県立島田工業高校で3年生1クラス30名のうち7名分の個人情報を含む生徒指導要録を紛失したと発表した。発表によると、3月25日、教務課職員が当該クラス全員の生徒指導要録を担任に手渡した。担任は、当該書類を教科準備室の個人用サイドキャビネットに収納した。施錠はしていなかった。28日、当該書類の訂正作業を行ったが、翌29日、7名分の紛失に気づいた。同日、担任と教務課職員が事態を校長、副校長、教務主任に報告。全職員で校内を捜索したが発見には至らなかった。2日、副校長と担任が該当する生徒7名の自宅を訪問し、本人と保護者に説明と謝罪を行った。同校は4日、警察に紛失届けを提出している。同県教育長は今回の事態について謝罪するとともに、今後、学校長に対して個人情報を含む文書等の管理体制の再点検を指示し、再発防止に努めるとしている。
・生徒の個人情報(生徒指導要録)の紛失(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha11.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/fc97a9aaba7eef6f4925786900235e07?OpenDocument