◎ 農林中央金庫、2支店で顧客情報計737名分含むマイクロフィルム紛失
農林中央金庫(本店:東京都千代田区)は4月15日、2つの支店において、顧客情報を含むマイクロフィルム計2枚を紛失していたと発表した。発表によると、紛失は、同金庫で進められていた集中保管のための作業中に判明。盛岡支店では1996年4月分、長野支店では1993年3月分のマイクロフィルムを紛失していた。フィルムには、盛岡支店で336名、長野支店で401名の顧客について、氏名、取引番号、取引種類、金額、取引日等が記録されている。同金庫では、内部調査の結果から、フィルムが不正に持ち出された形跡は認められず、誤廃棄した可能性が高いとし、外部へ情報が漏えいした懸念は極めて低いとしている。これまでに、本件に関すると考えられる顧客からの照会や、不正利用の連絡は入っていないという。同金庫では、情報管理の徹底と誤廃棄の再発防止に努めるとしている。なお、盛岡支店と長野支店はすでに店舗が廃止され、取引は本店に移管されている。
・お客様情報の紛失について[PDF](農林中央金庫)
http://www.nochubank.or.jp/news/news_release/110415_.%E3%81%8A%E5%AE%A2%E3%81%95%E3%81%BE%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AE%E7%B4%9B%E5%A4%B12.pdf
◎ 東京医科大学病院、患者情報659件含むHDD紛失
東京医科大学病院(東京都新宿区)は4月14日、同院の呼吸器外科医師が、帰宅途中に個人情報を含むハードディスクドライブ(HDD)を鞄ごと紛失したと発表した。同病院によると、紛失したのは同13日午前0時頃。紛失後、直ちに所轄警察署に届け出たが、まだ見つかっていないという。関東信越厚生局および東京都にも届出済み。紛失したHDDには、同病院での内視鏡検査記録140件やCT検査記録5件、当該医師が関わった手術の記録514件などが保存されており、患者のID、氏名、生年月日などが含まれている。HDDにはパスワードが設定されておらず、暗号化も実施されていないという。個人情報が不正に使用された事実は確認されていない。該当する患者には、個別に謝罪し、事実経過を報告するという。同病院では、病院で定めたガイドラインが遵守されず患者情報が病院外に持ち出されたことは遺憾で、猛省するとしているほか、教職員に対し、ガイドライン遵守と個人情報保護の重要性について、教育と指導を強化、徹底するとしている。
・個人情報が入ったハードディスクドライブの紛失について(東京医科大学病院)
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/news/shimin/20110414.html
◎ NHK中央営業センター、顧客1名の個人情報含む書類紛失
NHKは4月14日、中央営業センター(東京都渋谷区)において、顧客1名の個人情報を含む放送受信料の帳票1枚を紛失したと発表した。発表によると、8日、中央営業センターの居室内において、受信料の免除申請書1枚を紛失していることが判明した。居室や周辺を調査したが書類は見つかっておらず、同センターでは、書類を誤廃棄したものとみている。警察には届け出済み。該当する顧客には、直接会って、謝罪と説明を行った。NHKでは再発防止のため、指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(中央営業センター)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase110414-2.html
◎ 大阪市水上消防署、火災通報者の情報含む出場指令書1枚紛失
大阪市は4月14日、同市水上消防署において、火災通報者の情報を含む書類1枚を紛失したと発表した。発表によると、3月27日午後1時30分に火災出場の指令を受けた同署の消防隊員が、同署で出場指令書を受け取り、災害現場へ出場。現場活動を終えて車両に戻ったところ、後部座席に置いていたはずの指令書が見当たらず、車両の周囲を捜索しても発見できなかった。指令書には通報者の氏名、性別、電話番号が記載されている。この件については、同日、同署の警防担当である副署長が隊員から事情を聴取し、再発防止について隊員全員に指示。4月12日に個人情報取り扱い業務のチェックを行った際、署長が、個人情報紛失事案としての処理が不十分だと判断したという。当該通報者には、この件について説明して了承を得ている。同市消防局では再発防止のため、取り扱っている個人情報について、災害現場への出場から帰署まで、職員全員が責任者であるということを認識して活動にあたるよう徹底するとしている。事故時および事故後における管理職員の対応要領についての研修も実施するという。
・大阪市水上消防署における出場指令書の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shobo/0000121506.html
◎ 阪急交通社、ツアー参加者37名の個人情報が記載された書類を添乗員が紛失
旅行業の阪急交通社(本社:大阪市北区)は4月13日、同社西日本メディア営業一部が実施したツアーにおいて、ツアー参加者37名の個人情報を含む書類を添乗員が紛失したと発表した。同社によると、紛失した書類には、参加者の氏名、住所、電話番号、年齢が記録されていた。同社では立ち寄り関係先に捜索を依頼したが、書類は見つかっていない。顧客情報の不正使用などの事実は確認されていないという。同社では、該当者に連絡をとって謝罪し、事態を説明。万一不正な連絡等が発生した場合の連絡先等についても案内した。同社は、顧客情報の安全管理ルールの徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失に関するお詫び(阪急交通社)
http://blog.hankyu-travel.com/news/2011/04/post_36.html
◎ 総務省中国総合通信局、個人情報49件を含むファイル誤送信
総務省中国総合通信局は4月13日、複数の電気通信事業者の担当者に対し、個人情報49件を含むファイルが誤添付された状態でメールを送信したと発表した。発表によると、同局では同日の午前9時53分と10時34分の2度に分けて、同局管内の電気通信事業者の担当者計144先に対し、事務連絡メールを一斉送信。その際、誤って、災害時連絡先として登録された個人の電話番号とメールアドレスのべ49件を記載したファイルを添付した形で送信した。同局では直ちに関係者に報告と謝罪を行い、当該メールの削除を依頼した。同局は再発防止のため、個人情報の厳重かつ適正な管理を徹底するとしている。
・個人情報の誤送信について(中国総合通信局)
http://www.soumu.go.jp/soutsu/chugoku/hodo/2011/2011de001-1.html
◎かながわ県民活動サポートセンター、誤送信により県民のメルアド200件流出
神奈川県は4月13日、かながわ県民活動サポートセンターでメール誤送信によるメールアドレスの流出が200件あったと発表した。発表によると、同センター職員が同日午前11時23分、東日本大震災の被災地支援のためのボランティア情報を、配信を希望した県民約1300名にメール送信した。その際、1300名中200名分のメールアドレスを、本来BCCで発信するべきところ、CCで送信してしまい、メールアドレスが見える形で配信された。氏名等その他の情報は含まれていない。送信直後に誤った方法で送信してしまったことが分かったため、同センターからお詫びとともに、CC欄に記されたメールアドレスの削除について依頼するメールを送信した。県は今後、個人情報の取り扱いについて、職員の研修・指導を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人メールアドレスの流出について(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p226431.html
◎パナソニックエレクトロニックデバイス、社員6名分の個人情報がネット上に流出
パナソニックエレクトロニックデバイス(本社:大阪府門真市)は12日、同社社員の私有パソコンから社員6名分の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。発表によると同社は情報が流出した社員に対して謝罪するとともに、関係省庁への報告を行った。現在のところ流出した個人情報が不正に利用された事実は確認されていないという。流出した個人情報は、メールアドレスと会社が付与した個人識別番号。同社は今回の事態をうけて、再発防止に取り組むとともに、更なる情報セキュリティの強化に取り組むとしている。、
・個人情報漏えいのお詫びとご報告(パナソニックエレクトロニックデバイス)
http://panasonic.net/ped/jp/important/2011041201.html
◎ ファンコミュニケーションズ、顧客メールを含むノートパソコン紛失
情報サービスのファンコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区)は4月12日、従業員が帰宅途中に、顧客とのメール送受信記録が保存された業務用ノートパソコンを鞄ごと紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは同9日午前5時から7時の間。当該従業員が帰路利用した施設や、鉄道、警察に紛失届を出し、捜索を続けているが見つかっていない。パソコンには、BIOS、起動時、ハードディスク、Windows認証による四重のパスワードが設定してあり、第三者が利用することは困難で、ハードディスクを取り外して他のパソコンに接続しても、情報は読みとれないという。また、当該パソコンから同社サーバーへのアクセスを禁止した。情報漏えいや、その他二次被害等が発生した事実は確認されていない。同社は、パソコンの捜索や不正アクセスの監視を続けるとともに、再発防止のため、全役職員に情報管理の重要性を周知、教育し、情報機器の管理を徹底するとしている。
・ノートパソコンの紛失に関するご報告とお詫び[PDF](ファンコミュニケーションズ)
http://www.fancs.com/news/download/20110412.pdf
◎ 東京都目黒区、児童の個人情報含むパソコンを一時紛失
東京都目黒区は4月12日、区立小学校に勤務する非常勤職員(特別支援教育支援員)が、児童の個人情報を含む私物のパソコンを紛失したと発表した。同21日、当該パソコンが発見されたことを発表した。発表によると、当該職員は10日午前7時30分頃にJR駅ホームのベンチへパソコンを置き忘れ、気付いて駅に戻ったがパソコンはなくなっていた。パソコンには、当該小学校の児童3名の2011年2月以降の活動記録6件が保存され、対象児童や関わった児童の名字と教員の名字が含まれていた。また、当該職員が個人で所属している団体の会員名簿も保存されており、小学生70名の住所、氏名、電話番号が含まれていた。職員は当日、JRと警察に遺失物届を提出。区では、12日までに該当児童の保護者へ謝罪文を郵送した。その後、当該パソコンが紛失の翌日に都内の交番へ拾得物として届けられていたことがわかり、18日に警察署から引き取った。見つかったパソコンに不正利用の痕跡はなかった。同区は、再発防止のため、教職員全員に対し個人情報の適正管理の徹底を求めるとしている。
・児童の個人情報の紛失について(目黒区)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/kyoiku/oshirase/support_owabi/index.html