◎埼玉県舞踊協会、コンクール出場申込者の個人情報が閲覧可能に
埼玉県舞踊協会は6月20日、コンクール受付システムの管理画面が第三者から閲覧可能な状態だったと発表した。同協会によると、管理画面からは、コンクール出場を申し込んだ個人や団体について、メールアドレス、氏名、住所、電話番号、出場者生年月日、出場料支払い状況や、個人情報を保存しておける「マイページ」のパスワードなどを閲覧することができる。コンクール受付システムは、昨年使用したシステムに新たにマイページ、管理画面等を追加構築したもので、その受け渡しがうまくいっていなかったという。また、認証システムの不備から、管理画面のURLが検索エンジンに捕捉されてしまった。同協会では、従来のシステムと、追加したシステムを切り離して運用することにした。また、ページ間の遷移時に確実に認証が行われ、パスワードなしではログインできないような処置を施したという。
・コンクール受付システムの管理画面の情報漏洩に関するお詫びとご注意(埼玉県舞踊協会)
http://www.saitamaken-buyoukyokai.jp/owabi.html<br><br>
◎ セガ、不正アクセスで欧州子会社から129万名分の個人情報流出
大手ゲームメーカーのセガ(本社:東京都大田区)は6月19日、欧州子会社のSEGA EUROPE LTD(以下、SEL)が運営するサービス「SEGAPASS」が不正アクセスを受け、全会員の登録情報が漏えいしたと発表した。同社によると、漏えいしたのは氏名、生年月日、メールアドレス、暗号化パスワードで、のべ129万755名分。SELでは、サービスを停止し、応急措置を実施して漏えいの拡大を防止したうえで、漏えいの原因や経路などについて調査を行っている。該当者にはメールで連絡して謝罪し、注意を促しているという。また同社では事態を受け、運営する全ての顧客サービスにおいて、外部からの不正アクセスによる情報流出の有無を検証したが、この件以外の流出は確認されなかった。同社は今後、ネットワークセキュリティの強化を最重要課題として取り組むという。
・欧州子会社における個人情報漏洩について[PDF](セガ)
http://www.sega.jp/corp/release/2011/0619/nr110619_1.pdf
◎ 日本通運、顧客の個人情報1100件含むノートパソコンと外付けHDD紛失
物流大手の日本通運(本社:東京都港区)は6月17日、業務用ノートパソコン1台と外付けハードディスクドライブ(HDD)1台の入った鞄を電車内に置き忘れ、紛失したと発表した。同社によると、これらには、隅田川支店(東京都江戸川区)で2007年4月から2010年9月、北千住支店(東京都葛飾区)で2010年10月から2011年6月の間に取引のあった顧客に関し、見積書や送受信した電子メールなど約1100件の情報が保存されていた。これらには、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれている。顧客の情報のほかに、同社の従業員情報も保存されていたという。17日の時点で、情報漏えいや、不正利用などの事実は確認されていない。同社では、該当期間に取引のあった顧客に対し、不審な電話、郵便物、電子メールなどによる勧誘に注意してほしいと呼びかけている。同社は、再発防止のため、パソコンの持ち出しおよび情報セキュリティについて、全従業者への周知と教育を徹底するとしている。
・業務用ノートパソコンの紛失について(日本通運)
http://www.nittsu.co.jp/info/20110617.html
◎ 富山高等専門学校、学生164名の個人情報含むUSBメモリー紛失
富山高等専門学校(本郷キャンパス:富山県富山市)は6月17日、同校の教員が、学生164名の答案を含む個人所有のUSBメモリーを紛失したと発表した。同校によると、教員が鞄の中に入れてあったUSBメモリーの紛失に気付いたのは6月2日。教員は5月30日に出張先の東京都内でパソコンを使用し、当該USBメモリーが存在しているのを確認しており、その後には鞄を開けていなかったことなどから、USBメモリーは出張先で紛失したとみられている。USBメモリーには2010年度後期期末試験の答案がPDFデータで164名分保存されており、学生の氏名と学籍番号が含まれている。同校では、該当する学生と保護者に対し、謝罪と状況説明を行った。同校は、再発防止のため、全教職員に対し個人情報保護の重要性を認識させ、個人情報の取扱いに関する規定等の遵守および適切な管理について周知徹底を図るという。
・個人情報が含まれたUSBメモリの紛失について(お詫び)[PDF](富山高等専門学校)
http://www.nc-toyama.ac.jp/pdf/20110617.pdf
◎ ブルーム、謝罪メール500件を「TO」で送信し、顧客のメルアド流出
映画専門のクーポン共同購入サイト「ドリパス」を運営するブルーム(本社:東京都品川区)は6月17日、BCCで送るべきメールをTOで送り、受信者のメールアドレス500件が流出したことを発表した。発表によると、同社では同日、一部会員あてに配信済みのメールを誤再送してしまい、謝罪と経緯報告のメールを1344件送信。そのうち500件をTOで一括送信したため、メール受信者がメールアドレス500件を参照できる事態となった。同社では当該メールの削除依頼と謝罪のために、該当者に連絡をとっている。同社は再発防止のため、運営体制の見直しと改善を行うという。
・メール誤送信に関するお詫びとご報告(ブルーム)
http://www.dreampass.jp/trouble
◎ 静岡市清水区、宇部市に郵送した出生届書が所在不明に
静岡市は6月17日、清水区戸籍住民課から山口県宇部市役所あてに郵送した戸籍届書等が相手方に届かない事故が発生したと発表した。発表によると、所在不明となっているのは、4月14日に料金後納郵便で発送した出生届書原本と届書送達確認書。届書は4月13日に受理したもので、子の氏名、父母の氏名、住所、生まれたところ、本籍地、体重と身長が記載されている。5月17日になっても送達確認書が返戻されないため、同課が宇部市役所に確認したところ、未着であることが判明。同19日に郵便事業清水支店に調査を依頼したが、6月15日、同支店から、郵便物は見つからず、事故の原因も明らかにできなかった旨の報告があったという。出生届書の届出者には、5月20日に経過を説明して謝罪し、了解を得ている。同課では今後、従来の届書発送システムに加え、郵送日時、送付先、届出事件本人氏名等の一覧表を作成するとともに、複数で発送にあたるという。また、届書送達確認書が未着の場合、速やかに相手方に確認するとしている。
・個人情報の紛失についてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000111199.pdf
◎しごとプラザ高松、個人情報を記載したハローワークカードの誤交付が2件発生
香川労働局は6月17日、高松公共職業安定所・しごとプラザ高松(以下、プラザ)で、ハローワークカード(以下、カード)の誤交付による個人情報漏えいが2件発生したことを明らかにした。カードには、求職者氏名、および求職者番号が記載されている。発表によると、1件は4月21日に発生。プラザを訪問した求職者Aさんに、誤って別の求職者Bさんのカードを交付した。誤交付の経緯は、同日、Bさんを担当した職員がBさんの求職の再受理処理を行った際に、ハローワークカードを出力したままプリンター上に放置した。このBさんのカードを、Aさんを担当した別の職員がAさんに交付してしまった。同月26日に再来訪したAさんから、Bさんのカードを持っている旨申し出があり、誤交付が判明。Aさんには即時謝罪を行い、経緯を調査し結果を説明するとして了承を得た。同日中に統括職業指導官がBさんに電話で、経過説明と謝罪を行って了承を得た。Aさんのカードは、調査してもプラザでは見つからず、また他の求職者に交付している事実は確認できなかった。通常、プリンター等に個人情報が記載された書類が残っている場合はシュレッダーにかけることとなっているため、同様に処理した可能性が強いという。もう1件は、5月14日に発生。来訪した求職者Cさんに、別の求職者Dさんのカードを交付した。前日の13日、Dさんを担当した職員が、紹介希望事業所と連絡が取れなかったことから、後日連絡することとして、相談記録を入力した後、カードを出力したままプリンター上に放置した。翌14日、Cさんを担当した別の職員が求職の再受理処理を行った際、プリンター上にあったDさんのカードをCさんに交付。この後Cさんのカードがプリンター上に残されたが、業務終了後にシュレッダーにかけた。同月17日、Cさんから、Dさんのカードを持っている旨の電話があり、事態が判明。Cさんには電話で即時謝罪を行うとともに、その後、所長と統括職業指導官がCさん宅を訪問し、経過説明と謝罪を行うとともに、Dさんのカードを回収し、再作成したCさんのハローワークカードを交付した。また、同日中にDさんに電話し、経過説明と謝罪を行い、了承を得た。高松所とプラザは、所長から全職員に対し本件の説明と個人情報漏えい防止の指示を行い、全職員の研修を実施した。香川労働局は、局長から全ハローワーク所長に対し、改めて個人情報管理の取組の徹底・強化を指示した。また、「個人情報漏えい防止8箇条」を策定・掲示し、個人情報管理の意識付け徹底等を図った。
・しごとプラザ高松におけるハローワークカード誤交付による個人情報漏えいについて[PDF](香川労働局)
http://www.kagawa-roudou.go.jp/topics/11061701.pdf
◎大東建託、車上荒しで顧客情報を記載した契約書類等を盗難紛失
不動産の建設や管理業務を行う大東建託(本社:東京都港区)は6月17日、岐阜県で盗難による顧客情報の紛失があったことを明らかにした。発表によると、6月10日、岐阜県において、同社の従業員が車を駐車し離れた際に、顧客7名の住所と氏名等が記入された契約書類等が盗難にあった。当該顧客にお詫びと事情説明をし、国土交通省へ経緯報告を行った。現在のところ、紛失による二次被害は発生していない。同社は今後、社員に対し、顧客情報の取扱いの重要性を繰り返し教育し、同様の事態が生じないよう努めていくとしている。
・岐阜県におけるお客様情報紛失事故について(大東建託)
http://www.kentaku.co.jp/about/20110610.html
◎大阪府住宅供給公社、個人情報記載の府営住宅収入申告用紙3件が流出
大阪府住宅供給公社は6月17日、同社が大阪府より受託している府営住宅収入申告用紙の配付業務について、3件の誤配付をしたと発表した。同社によると、業務を委託しているネットワーク員が16日、府営住宅収入申告用紙を各入居者の郵便受けに配布する際、3名分を、別人の郵便受けに配布した。公営住宅の家賃は入居者の収入に応じて決定されるため、毎年度、入居者から前年の収入状況の報告を求めるために府営住宅収入申告用紙が配布される。収入申告用紙には、住所、入居年月日、同居家族全員の氏名、生年月日が記載されている。入居者の中から自治会の推薦により選考され、同社との業務委託に基づいて300戸に1人程度の割合で配置されているネットワーク員が、この収入申告用紙や広報誌「ふれあいだより」などを入居者へ配付する業務を行っている。今回の誤配布は、17日午後3時45分頃、誤配付を受けた人からの連絡で判明した。午後4時50分頃より、同社職員が誤配付のあった住宅の同一棟の23戸を訪問(1戸不在)。その結果、連絡を受けた人を含め3件の誤配付があったことがわかった。謝罪のうえ、誤配付した収入申告用紙を回収し、正規の収入申告用紙を手渡した。その後、当該ネットワーク員が6月16日に配付した計108戸 (上記の同一棟23戸を含む) の確認作業を行い、当該3件以外は正しく配付されていることを確認した。同社は現在、取り扱うすべての個人情報について、ライフサイクルに沿ったリスクを洗い出し、対策を立てる作業を行っているところで、この作業を早急に取りまとめるという。また、ネットワーク員が行う個人情報記載の書類配付については、大阪府と調整し見直しを行うとしている。また、大阪府も20日、報道発表を行い、書類配付の方法を見直すこと、同社で現在進めている検証作業を速やかに行い、再発防止のためのシステム構築を早急に行うよう強く指導していくとしている。
・個人情報の取扱いに関するお詫びとご報告[PDF](大阪府住宅供給公社)
http://www.osaka-kousha.or.jp/x-info/pdf/2011-06-27_infomation.pdf
・府営住宅入居者の個人情報が記載された書類の誤配付について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=7332
◎姫路市、市民の福祉医療受給者証を別人の封書に混入し誤送付
姫路市は6月17日、市民の福祉医療受給者証の更新を行った際、別人の受給者証に同封し誤送付したと発表した。発表によると、6月17日、更新後の新しい老人医療費受給者証、重度障害者医療費受給者証、高齢重度障害者医療費受給者証、乳幼児等医療費受給者証を発送したが、その一部が別人の受給者証の封書に混入していた。同市は誤発送した受給者証の回収に努めるとともに、受給者証の再発行を行う。また、更新後の新しい受給者証が届いていない場合や、別の人の受給者証が同封されていた場合は同市に連絡してほしいとしている。
・福祉医療費受給者証の誤発送について(お詫びとお知らせ)(姫路市)
http://www.city.himeji.lg.jp/s50/2212303/_7832/_25148.html
◎横浜市、市立中学の生徒情報を含むUSBメモリーを紛失
横浜市は6月16日、市立中学校教諭が在校生と卒業生の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、10日午後7時半頃、職員室内の共用パソコンに当該教諭の私物のUSBメモリーが挿し込まれているのを同僚教諭が発見し、当該教諭の机の上にUSBメモリーを置いた。13日午後4時頃、当該教諭がUSBメモリーを使うために机の中を探したが見当たらなかったため職員室内を捜索した。翌14日、当該教諭は校長と副校長にUSBメモリーの紛失を報告し、全職員で捜索を行ったが発見できなかった。同校は15日、港南警察署に遺失物の照会と届出を行った。紛失したUSBメモリーには、現任校の1、3年生5クラス計186名分の生徒名簿と理科評価資料、前任校の2008年度の1年生117名、2009年度の2年生117名、3年生157名、2010年度の3年生117名の生徒名簿、理科評価評定資料などの個人情報が記録されていた。同市は私物USBメモリーの校内での使用についてヒヤリングを行い、使用している場合は校長、副校長によりデータ消去を行う。また、職員内でチーム組み、私物USBメモリーの持込みの有無を確認するという。
・市立中学校におけるUSBメモリーの紛失について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201106/images/php1IjGPk.pdf