◎積水ハウス、車上荒らしで顧客情報489件含む書類等盗難
住宅メーカーの積水ハウス(本社:大阪市北区)は9月30日、関東地方の関係会社社員が車を荒らされ、車内にあった顧客情報入りの鞄を盗まれたと発表した。同社によると、被害にあったのは9月22日。鞄には、487邸名分の宛先を記載した空封筒、2邸名分の設計図面と見積書が入っており、これらには顧客の氏名、住所、建築地住所が含まれている。同社は警察に盗難届を提出し、該当顧客には謝罪して事情説明を行った。同社は、個人情報の取り扱いについて指導教育を行い、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の事故について(積水ハウス)
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/emergency/info_ci20110930.html
◎全国健康保険協会山口支部、健康保険加入者1名の情報含む書類紛失
全国健康保険協会(本部:東京都千代田区)は9月30日、同協会山口支部(山口県山口市)において、保険加入者から提出された「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」1部を紛失したと発表した。同協会によると、紛失した申出書は7月15日に山口年金事務所協会出張窓口に提出されたもので、同19日に山口支部で受付登録を行ったが、同27日、紛失が判明した。担当部署で捜索を行ったが見つからなかったため、同支部では7月28日に申出者へ事態を連絡して謝罪し、申出書の内容を再確認した上で、被保険者証や保険料納付書など一式を郵送する旨、伝えたという。同支部では、申出書がゴミ箱に落ちて、シュレッダーで裁断した可能性が高いとみている。そのため、これまで各自の机の横にあったゴミ箱を足元にあたる机の下に置くこととし、書類裁断の際はその内容を確認するよう徹底したという。
・任意継続被保険者資格取得申出書の紛失について[PDF](全国健康保険協会)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/resources/content/82908/20110930-145956.pdf
◎東北労働金庫、顧客情報6877名分を含む書類紛失
東北労働金庫(本店:仙台市青葉区)は9月27日、同金庫本部において、3696名分の公共料金等口座振替依頼書と、3181名分の本人確認資料写しおよび本人確認記録書を紛失したことが判明したと発表した。同金庫によると、紛失が判明したのは9月2日。同金庫は、6月20日に同金庫本店ビルで一斉廃棄処理をした際に、これらの書類を誤廃棄したとみている。紛失した口座振替依頼書は、5月12日から同19日までに本部でデータ入力した分で、本人確認資料と同記録書は、5月2日から同17日までに同じく本部でデータ入力した分。この件に係る顧客からの問い合わせ等は報告されていないという。同金庫は、事務の堅確化に努めていくとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](東北労働金庫)
http://www.tohoku-rokin.or.jp/media/files/report/20110927.pdf
◎ハンゲーム、中国の関連会社が顧客情報含むPCを紛失
オンラインゲームサイト「ハンゲーム」を運営するNHN Japan(東京都品川区)は9月26日、同社の関連会社で、同社から業務委託を受けているNHN Service Technology(中国大連市)の社員が、ハンゲーム利用者の情報を含むノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると、社員は9月10日、業務用ノートパソコンをタクシーの車内に置き忘れ紛失した。当該パソコンには、ハンゲームのサイト内メールサービス「ミニメール」の内容データ49件、「チャット」サービス上でのやりとり内容データ5件、ハンゲームへの問い合わせ内容データ383件や、取引先担当者の氏名、メールアドレス、電話番号232件などが保存されていた。パソコンにはパスワードが設定されており、情報の漏えいや不正利用の事実は確認されていないという。同社は、該当者に早急に連絡を取って個別に説明と謝罪を行い、該当顧客にはWebMoney500円分を送るとしている。同社は再発防止のため、データ取り扱いルールのチェック体制を構築するとともに、暗号化の完了していないノートPCへの暗号化対応などを行うとしている。
・お客様情報の入ったノートPC紛失について(NHN Japan)
http://info.hangame.co.jp/index.nhn?m=detail&infono=4040
◎SystemG Tennis、メルマガをTOで送り一部会員のメルアドと氏名が流出
テニス教室運営などを行うSystemG Tennis(本社:千葉県船橋市)は9月25日、会員制のメールマガジンを配信する際、BCCにすべきところを誤ってTOで送ったため、一部会員のメールアドレスと氏名が流出したと発表した。同社によると、誤送信したのは9月16日。同社では誤送信後、該当者に対し第一報として、誤送信の謝罪、当該メール削除の依頼、および改めて事情説明と謝罪を行う旨を伝えるメールを送信した。メールアドレスの不正使用等による二次被害の事実は確認されていない。同社は再発防止のため、メール配信までのオペレーティングのプロセスを根本的に見直すとしており、新体制が確立するまでメールマガジンの配信を見合わせるという。また、2008年9月にも同様の事故があったことを受け、一部業務を11月より自粛するとしている。
・誤送信に関するお詫びとご報告[PDF](SystemG Tennis)
http://vfootwork.com/pdf/gosou.pdf