◎静岡市、申請書の添付書類として受領した住民票1通を庁内で紛失
静岡市は10月31日、清水区内の市民が特定疾患医療受給者証の交付申請に伴って提出した住民票1通を紛失したと発表した。発表によると、9月16日に保健所清水支所で申請書の添付書類として当該住民票1通を預かり、9月下半期受付分の申請書類とともに同支所から10月3日に保健所保健予防課に庁内連絡文書便で発送した。10月4日、保健予防課で書類をチェックした結果、当該住民票に不備があったため、申請者に住民票の再提出を依頼し、清水支所にもその旨連絡した。10月5日、申請者から清水支所へ住民票の再提出があり、清水支所は市役所の庁内文書連絡便で保健予防課に送付した。12日経過した10月17日、保健予防課は書類を再点検し、この件に関する住民票が整っていないことに気付いて清水支所に問合せ、住民票が行方不明になっていることが判明した。漏えいの可能性がある個人情報は、申請者世帯の住民票1通に記載された情報で、現在のところ、第三者に流出したという被害報告はない。10月19日に申請者宅を訪問し、事故の経緯を説明するとともに、謝罪し了承を得た。静岡市保健所は、文書連絡の送受記録が適切でないため紛失に長期間気がつかなかったとして、個人情報を含む文書の送受記録が残せるように改めた。また、関係課の職員に対して事故があったことを知らせ、事務手順の順守等事故防止について再度注意を促した。
・住民票紛失についてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000117997.pdf
◎東京ガス、顧客情報含む作業票56枚を一時紛失
東京ガス(本社:東京都港区)は10月31日、ガスメーター交換作業委託先の金門環境設備(本社:神奈川県川崎市)が、顧客の住所、氏名、電話番号、顧客番号等を含む作業票56件分を一時紛失したが、その後見つかったと発表した。発表によると、一時紛失したのは、横浜市都筑区内の集合住宅に住む顧客56件分の作業票。金門環境設備の作業員が10月27日、本来必要な上司の承認を得ないまま、事務所から当該作業票を持ち出して帰宅。翌28日の出勤後に作業票がないことに気付き、同日帰宅後および翌29日に自宅や事業所とその周辺を探したが見つからず、警察に紛失の届け出を行った。その後、10月31日になって、代々木警察署から金門環境設備に作業票が見つかったとの連絡があり、確認したところ、56枚すべてが揃っていたという。作業票は、渋谷区の路上で29日の午前11時30分頃に見つかった。東京ガスではこの件を受け、委託先企業と連携して再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報が記載された「作業票」の一時紛失について[PDF](東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20111031-01.pdf
◎パナホーム、ファイル共有ソフトを介し顧客情報1件が流出
住宅総合メーカーのパナホーム(本社:大阪府豊中市)は10月27日、同社社員が自宅で利用している私物パソコンから、ファイル共有ソフトを介して、顧客の個人情報を含む資料がネット上に流出したと発表した。同社によると、流出が判明したのは10月26日。流出したのは、顧客に提案するために作成した見積書(Excelデータ)で、顧客1名の氏名と見積もり情報が含まれている。対象の顧客には謝罪と報告を行い、関係省庁にも報告を行ったという。流出した情報が不正に利用された形跡は確認されていない。同社は、再発防止に努め、個人情報の取り扱いに万全を期すとしている。
・お客様個人情報漏えいに関するお詫びとご報告[PDF](パナホーム)
http://www.panahome.jp/company/news/important/pdf/20111027.pdf
◎大阪市立中学校、生徒36名の個人情報含むファイル紛失
大阪市は10月26日、市立三国中学校(同市淀川区)の教員(20歳代)が、生徒の個人情報が記載されたカード36名分をファイルごと紛失したと発表した。カードには、生徒の氏名、生年月日、住所、保護者名、自宅と保護者職場の電話番号、家族構成、自宅付近の略図、友人名が記載されている。市によると、教員は10月20日午後5時頃、担任生徒の家に電話するためにカードを使用し、その後、生徒宅を訪問。帰校後、ファイルがないことに気付いた。すぐに校内や家庭訪問をした際の経路を探し、翌日には全教職員に事情を説明して校内を捜索したが、ファイルは見つからなかった。ファイルは校外には持出していないという。同校では当該学級の保護者に対し、個人情報管理に対する認識の甘さと管理の不徹底を謝罪し、今後、管理を厳重に行うことを伝える。市教委では、個人情報を含む書類等について同校の管理規定を点検し、管理の徹底を指導。他の学校に対しても、個々の教員が管理する個人情報を必要最小限とするなど、適切な取扱いについて周知、徹底を図る。
・大阪市立三国中学校における個人情報の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000144700.html
◎首都大学東京、メール送信時の誤操作でメルアドと氏名214名分が流出
首都大学東京(東京都新宿区)は10月26日、産業技術大学院大学で実施している講演会「マンスリーフォーラム デザインミニ塾」の参加申込者1名へメールを送ろうとした際、不手際により、過去の講演会参加者214名分の氏名、メールアドレスや所属先が閲覧できる状態で214名にメールが送られたと発表した。同大学によると、10月24日、講演会参加申込者1名に対し申込受付メールを送信すべきところ、誤って過去の講演会参加者のうち214名のアドレスを「宛先」に入力。氏名とメールアドレス(214名分)、所属先(14名分)を閲覧できる状態でメールが送られた。事態は同日、メール受信者からの指摘で発覚。同大学では同日中に該当者へ事故報告と謝罪のメールを送り、翌25日には当該メールの削除を依頼するメールを送った。また、25日に実施された同講演会で事故を報告し、謝罪した。二次被害の報告は受けていないという。同大学では、再発防止に向けた個人情報保護研修を早急に実施して、個人情報管理の徹底を図るとともに、必要な対策を講じるとしている。
・産業技術大学院大学における講演会(マンスリーフォーラム デザインミニ塾)参加者へのメール配信に関する事故について[PDF](首都大学東京)
http://www.houjin-tmu.ac.jp/news/press/2765.html?d=assets/files/download/press/press_111026.pdf
◎ケアサービス、個人情報含む業務用ノートパソコンが車上荒らしで盗難紛失
高齢者専用賃貸住宅事業などのケアサービス(本社:東京都大田)は10月25日、同社従業員がノートパソコンを紛失した事故の続報を発表した。
9月30日の同社発表によると、9月28日に横浜市南区にて同社従業員が個人情報が保存されている業務用ノートパソコンを紛失した。ハウスクリーン作業の現場に赴いた際、当該パソコンを社用車に置いたままコインパーキングに駐車し、その日の作業を終了して車に戻ったときに、鞄ごと当該パソコンが紛失していることに気付いた。所轄の警察署に届け出るなど、捜索を続けたが発見できなかった。10月25日発表の続報では、当該パソコンに含まれている個人情報は、担当者が作成したハウスクリーン事業の見積書作成に関するもので、最大50件分と推定される。パソコンにはログインパスワードによるセキュリティ対策が施されており、現在のところ個人情報漏えいの事実や二次被害等は確認されていない。同社は今回の紛失事故を反省し、パソコンの管理を徹底するとしている。具体的には、個人情報保護に関するルールを再度作成し、従業員より読んだことの確認を取る。パソコン運用ルールを再度見直し、全従業員から運用ルールを読んだことの確認を取る。ノートパソコンに現在のログインパスワードのほかにBIOS パスワードを設定する。移動の必要性がないノートパソコンはワイヤーロックで固定し、順次デスクトップ型に切り替えていく。また、業務を見直し、ノートパソコンの必要性を再度検証した上で、ノートパソコンを貸与すべき人数を絞り込み、紛失の危険性を低くしていく。
・当社従業員のノートパソコン紛失事故について(続報)[PDF](ケアサービス)
http://www.care.co.jp/pdf/ir_20111025.pdf
・当社従業員のノートPC紛失事故について[PDF](ケアサービス)
http://www.care.co.jp/pdf/ir_20110930.pdf
◎東京都港区、委託先が健康講座申込者37名の情報含むUSBメモリー紛失
東京都港区は10月25日、健康サポート教室「男のメタぽっこり解消講座」事業において、同事業委託先のデサント(東京オフィス:東京都豊島区)が、講座申込者37名の個人情報を記録したUSBメモリを紛失したと発表した。区とデサントによると、デサントの担当者が10月24日、同22日の講座実施時に使用したUSBメモリーがないことに気付いた。心当たりを探したが見つからなかったため、担当者は25日に区へ連絡し、その後、三田警察に遺失届を提出した。メモリーには、参加申込者37名の氏名、住所、性別、生年月日、電話番号が記録されている。これらの情報は、区からフロッピーディスクで同社に渡されており、コピーは禁じられていたが、担当者が私物のUSBメモリーにコピーして使用していた。区では申込者に電話で連絡して謝罪し、不審な電話等があれば区に連絡するよう依頼。不審な問い合わせがあったなどの相談、苦情は寄せられていないという。デサントは、社員教育を徹底して再発防止に努めるとしている。
・個人情報を記録した「USBメモリ」の紛失について(東京都港区)
http://www.city.minato.tokyo.jp/release/list/201110/kenkousuisinkakojinjyouhou/index.html
・東京都港区健康サポート教室「男のメタぽっこり解消講座」の申込者情報紛失に関するお知らせ(デサント)
http://www.descente.co.jp/press_releases/detail/457