◎川崎市多摩消防署、個人情報20件含む簿冊紛失
川崎市は12月14日、同市多摩消防署で個人情報20名分が記載された簿冊を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは「消防地理水利調査巡回簿」1冊で、消火栓最寄居住者の名前と住所20名分が記載されている。12月4日午前6時15分頃、調査用資器材と簿冊を消防車両に積み、車庫内で出向準備をしていたところ、火災出場指令が入ったため車両は直ちに出動。その後、当該簿冊の所在が不明であることが分かり、火災出場経路や車庫、車両内など消防署内を探したが、見つからなかった。多摩消防署の幹部が、該当者宅を訪問して謝罪と経過説明を行っている。被害の連絡は入っていないという。
・個人情報が記載された簿冊の紛失について[PDF](川崎市)
http://www.city.kawasaki.jp/press/info20111214_7/item10238.pdf
◎TOKAIコミュニケーションズ、個人情報含む書類を誤送付
通信サービスを手掛けるTOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡市葵区)は12月13日、顧客の個人情報が記載された書類1件を誤った送付先に郵送したと発表した。同社によると、誤送付したのは、インターネット接続サービス利用者の個人情報が記載された書類。当該利用者と誤送付先にはすでに事故を報告し謝罪しており、関係省庁への報告も行った。同社は、再発防止のため管理体制の強化と業務運用ルールの厳格化に努め、情報管理の徹底と強化に取り組むとしている。
・お客様情報の郵送物誤送付に関するお詫びとお知らせ(TOKAIコミュニケーションズ)
http://www.tnc.ne.jp/info/2011/1213.html
◎NTT西日本愛媛支店、顧客氏名記載シールを一般ゴミとして処分
西日本電信電話愛媛支店(愛媛県松山市)は12月14日、顧客情報の不適切な取り扱いがあったと発表した。発表によると、同社が工事を委託している工事会社の元社員が、顧客の氏名1名分が記載されたシールを、一般ゴミとして処分していたことが判明した。処分したシールは、機器を間違えて別の顧客に設置しないよう、判別のために梱包した箱へ貼付していたもの。工事会社の元社員は、その顧客名の記載されたシールを自宅に持ち帰り、そのまま一般ゴミとして処分していた。なお、シールに書かれた顧客情報に「住所」「電話番号」「口座情報」は含まれていない。同社は該当顧客へは、個別に説明とお詫びをした。また、社内の日常業務における管理、および委託先における顧客情報管理の指導を徹底強化し、顧客の信頼回復に全力をあげるとしている。
・お客様情報の不適切な取り扱いについてのお詫びとお知らせ[PDF](西日本電信電話愛媛支店)
http://www.ntt-west.co.jp/ehime/info/20111213_ehime.pdf
◎ホームトレードセンター、顧客情報28件含む書類盗難
不動産売買のホームトレードセンター(本社:東京都武蔵野市)は12月13日、顧客情報28件を含む書類が社員の自宅から盗まれたと発表した。同社によると、書類が盗まれたのは12月9日夜から10日朝までの間。社員は12月9日、顧客が記入したアンケート用紙や問い合わせ内容が書かれた用紙を鞄に入れて自宅に持ち帰っており、その日の夜、窃盗犯により鞄ごと盗まれた。書類には、顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等が28件分含まれている。紛失した情報が不正利用された事例等は確認されていない。同社は、個人情報の適切な取り扱いや安全確実な管理を強化し、個人情報を社外へ持ち出さないよう徹底するとしている。
・個人情報紛失に関するお詫びとご報告[PDF](ホームトレードセンター)
http://rims-web2.com/id/htc/file/hp_1215%281%29.pdf
◎大丸エナウィン、顧客情報67件が漏えいした可能性
LPガスや灯油の販売等を行う大丸エナウィン(本社:大阪市住之江区)は12月12日、同社が保有する顧客情報の一部が外部に漏えいした可能性があると発表した。同社によると、漏えいの可能性がある顧客情報は、同社滋賀支店(滋賀県愛荘町)管轄 彦根地区在住の一部顧客、67件分の住所、氏名、電話番号、請求金額。12月7日に匿名で情報提供があり、同社で調査を進めてきたが事実の確認には至らなかったという。顧客からの被害報告や、不正利用の情報は入っていない。同社は該当の顧客に順次、状況の説明と謝罪を行っている。
・お客様情報の取扱いに関するお詫びとお知らせ[PDF](大丸エナウィン)
http://www.gas-daimaru.co.jp/news/tmp/1ac88bb69f7d398cac6f88cd1fb59f1c.pdf
◎大阪市、生野区役所と情報公開室で個人情報紛失が発生
大阪市は、個人情報を含む書類の誤送付と紛失が発生したと発表した。12月12日には、生野区役所窓口サービス課において、国民健康保険特定健康診査受診券を12月5日に誤送付したと発表した。書類送付先の変更申請を受けた際に、データ入力を誤ったことが原因。誤送付を受けた人が12月7日、同課に連絡した。今後、データ入力時の確認を徹底するなどして再発防止に努めるという。12月14日には、個人情報が記載された「市民の声処理カード」1件を紛失したと発表した。市の情報公開室が11月14日に環境局宛てに送付したが、同局に届かなかった。カードには申出者の氏名、住所、電話番号、メールアドレスが記載されている。申出者には12月12日に経緯を説明して謝罪した。今後、発出、収受の際の確認を徹底するほか、処理カードを用いる事務処理方式について見直しを行うという。
・生野区役所窓口サービス課(保険年金)における特定健康診査受診券の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/ikuno/0000149302.html
・「市民の声処理カード」の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/johokokaishitsu/0000149787.html
◎但陽信用金庫、顧客情報2万4303件を記録したCD-ROM1枚を紛失
但陽信用金庫(本店:兵庫県加古川市)は12月9日、顧客情報が記録されたCD-ROMを1枚紛失したと発表した。発表によると、11月16日、同庫福崎支店ATMの担当者が所定の保管場所にCD-ROM(ATMの利用内容を記録した電子ジャーナル)1枚が不足していることに気付いた。徹底的に調査をしているが、現時点で発見されていない。当該CD-ROMには、2010年10月12日から2011年2月13日間の取引等2万4303件が記録されていた。記録されている情報の内容は、顧客名、取引種目、口座番号、取引金額、取引後残高、振込先名、振込金融機関名、支店名、振込金額など。暗証番号や生年月日、住所情報は記録されていない。調査の結果、誤廃棄処分した可能性が高く、また暗号化等によるセキュリティ対策が施されているため、情報漏えいの可能性は極めて低いという。現在のところ紛失について外部からの問い合わせなどはない。同庫は今後、記録済CD-ROMを本部で一括管理するなど、再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報が記録されたCD-ROMの紛失について(但陽信用金庫)
http://www.tanyo-shinkin.co.jp/information/pdf/information_20111209_kouhyoubun_.pdf
◎大阪市、市立総合医療センターと市立十三市民病院で個人情報流出
大阪市は市立病院での個人情報流出事故を2件、発表した。発表によると、大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)では、2011年11月24日に退院した患者に、違う退院患者の診察予約票を誤交付した。流出した情報は患者氏名、診察予約日、診療科名など。同院はすべての職員に対し、書類交付の際は患者とともに名前を確認するなどマニュアルを遵守するよう、周知徹底をはかる。市立十三市民病院(大阪市淀川区)では2011年11月28日に入院中の患者に、本人あての結核患者票の写しとともに、他の患者の結核患者票の写しを誤交付した。流出した個人情報は氏名、性別、生年月日、住所、病名など。同院は今後、患者に渡す書類は、病院に届いた時点で患者ごとのクリアファイルを作成することで再発防止策とする。
・大阪市立総合医療センターにおける個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/87/0000148084.html
・大阪市立十三市民病院における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/87/0000149110.html