◎大阪市立総合医療センター、1名分の個人情報含む書類を誤交付
大阪市は1月17日、市立総合医療センター(大阪市都島区)において、患者1名の診療費請求明細書と診療明細書を別人に誤交付していたと発表した。発表によると1月13日、病棟担当者が患者に有料個室の利用同意書を渡す際、別の患者の診療費請求明細書と診療明細書を誤って添付し交付した。同書類には、診療科名、病棟病室名、患者番号、患者氏名、請求金額、診療明細が記載されている。誤交付を受けた人からの指摘で事態が判明。該当の患者には経過説明を行った。同センターでは、入院関係業務を人材派遣サービスのエヌジェーシー(本社:東京都中央区)に委託している。市病院局では、研修等を通してスタッフの意識改革を指導し、個人情報を取扱う際の手順の徹底と遵守により、再発の防止に努めていくとしている。
・大阪市立総合医療センターにおける個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/87/0000152989.html
◎大丸エナウィン、顧客情報803件含む書類を一時紛失
LPガス販売などを行う大丸エナウィン(本社:大阪市住之江区)は1月17日、顧客情報803件を含む書類を一時紛失していたと発表した。同社によると、同社のお客様担当者が保安点検業務中に書類を紛失した。顧客情報が漏えいしていると2011年12月に匿名で情報提供があり、同社では調査を続けてきたが、この程、書類が拾得者から返却されたという。書類には、滋賀県彦根市在住の顧客803件の氏名、住所、郵便番号、電話番号、LPガス設備の状況などが含まれていた。同社では書類の紛失について警察と関係機関に届け出を行っており、指導に基づき処理を進めていくとしている。万が一、不正使用の事態が発生した場合は、警察等の協力により対処するという。顧客からの被害報告や不正使用などの事実は確認されていない。同社は再発防止のため、従業員への教育と、社内管理体制の徹底に取り組むとしている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](大丸エナウィン)
http://www.gas-daimaru.co.jp/news/tmp/6d2f5f685268357c65fcc195fd422ba0.pdf
◎住宅金融支援機構、個人情報含む書類の紛失1件と誤送付2件を公表
住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は1月17日、顧客情報の紛失が1件、誤送付が2件発生したと発表した。同機構によると、住宅融資保険部(東京都文京区)では、顧客1名の氏名や融資金額などが含まれる貸付実行通知書1通を紛失した。誤廃棄した可能性が高いという。首都圏支店(東京都文京区)では2011年10月6日、顧客の氏名、全額繰上償還請求日などが含まれる移管予定債権一覧表を業務委託先に送付した際、誤って当該委託先では取り扱っていない顧客1名の情報も記載して送付した。東北支店(仙台市青葉区)では2011年11月1日、顧客27名の氏名、顧客番号、残元金、約定日などを含む債務者別延滞明細書1通を、当該業務とは関係のない業務委託先宛ての封筒に混入させて送付した。3件とも該当する顧客には、書面を送るなどして謝罪と事情説明を行った。同機構は、全職員に対し注意喚起を行うとともに、点検活動などを通じて再発防止に努めるとしている。
・お客さまの情報が記載された書類の紛失等について(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/topics_20120117.html
◎アップデイト、顧客情報含むノートパソコン紛失
モバイル広告代理事業などを行うアップデイト(本社:東京都渋谷区)は1月16日、顧客の連絡先などが含まれた業務用ノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると、1月14日0時10分頃、従業員が電車で移動中に当該パソコンの入った鞄を紛失した。鉄道会社の遺失物センターおよび警察に紛失届を提出し、確認作業を行っているが、鞄は見つかっていない。パソコンには、取引先企業との打ち合わせ記録およびメールの送受信記録が保存されている。パソコンはBIOS上にセキュリティ対策が施されており、第三者には容易に想像できないパスワードの入力を要するなどの対策がとられているという。情報の第三者への流出および不正使用などの事実は確認されていない。同社は再発防止に向け、社内管理体制の強化および教育を実施し情報の管理を徹底するとしている。
・業務用ノートパソコンの紛失についてのご報告とお詫び[PDF](アップデイト)
http://www.up-date.ne.jp/update/loss.pdf
◎にいがた青年ユニオン、不正アクセス受け個人情報流出
地域労働組合のにいがた青年ユニオン(本部:新潟市中央区)は1月14日、Webサーバーが不正アクセスを受け、組合員や、同ユニオンに問い合わせをした人の個人情報が流出した可能性があると発表した。発表によると、不正アクセスがあったのは1月5日午前5時頃。1月6日時点で組合員登録をしている人の氏名、メールアドレスと、2010年6月18日から2012年1月6日までにホームページよりメールフォーム、もしくは直接電子メールで問い合わせをした人の氏名、メールアドレスが流出した可能性がある。
・不正アクセス発生のお詫びとご報告(にいがた青年ユニオン)
http://www.niigataseinenunion.org/notice20120114.html
◎JAXA、職員の端末が新種ウイルスに感染、内部情報が外部に送信される
宇宙航空研究開発機構(JAXA、本社:東京都調布市)は1月13日、職員の端末1台がコンピューターウイルスに感染し、当該端末内の情報および当該職員がアクセス可能なシステムに関する情報が外部に漏えいしていたことが1月6日に判明したと発表した。JAXAによると、漏えいした情報の中には、端末に保存されていたメールアドレスや、宇宙ステーションへの物資補給機に関する情報、当該端末からアクセスしたシステムへのログイン情報などが含まれている。当該端末の異常が検出されたのは昨年8月11日で、ネットワークから切り離して調査したところ、同17日にウイルス感染が確認された。ウイルスは駆除したが異常が継続したため調査を続けた結果、新種ウイルスによる情報収集がなされていたこと、昨年7月6日から8月11日の間に、何らかの情報が外部に送信されていたことが今年1月6日に判明した。JAXAは、個人情報の漏えいが確認された場合には、当事者に連絡し対応を協議するとしている。JAXAは今後、再発防止に向け情報セキュリティの強化に取り組む。
・JAXAにおけるコンピュータウイルス感染の発生について(宇宙航空研究開発機構)
http://www.jaxa.jp/press/2012/01/20120113_security_j.html
◎大阪市、個人情報流出事故2件で2名分の個人情報が流出
大阪市は1月12日、個人情報流出事故が2件発生していたことを明らかにした。此花区役所保健福祉課では1月10日、再利用の封筒に書類を入れて窓口を訪れた人に渡したが、この際、封筒の中に、住所、氏名、所得額、市民税・府民税額等が記載された「市民税・府民税特別徴収税額の決定通知書」1名分が残っていた。同通知書は、1月6日に同窓口を訪れた人が、大阪市の封筒に入れた状態で置き忘れたものだった。同課は今後、封筒を再利用する際は書類が残っていないか必ずチェックするとしている。中央区役所窓口サービス課では、1名分の住所と本籍地が流出した。1月10日、A氏から婚姻届出があり職員が審査したところ、B氏から不受理申出が提出されていたため届け出は不受理となり、届書はA氏に返却された。A氏が提出した届書にはB氏の住所と本籍地が間違って記載されていたことから、職員が審査時に正しい住所と本籍地を補記訂正していたが、これらを抹消せずにA氏に渡してしまったため、B氏の個人情報が流出した。同課は、審査時に届書に補記訂正する際は、「届出が不受理とならない=返却することにはならない」ことを確認した後で行うよう、全職員に周知するとしている。
・此花区役所保健福祉課における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/konohana/page/0000152644.html
・中央区役所における個人情報の流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/chuo/0000152640.html
◎軽井沢町、町民3825名の健康診断結果含むノートパソコン紛失
長野県軽井沢町は1月12日、町民総合健診や特定健康診査に関する個人情報3825名分を含むノートパソコン1台を紛失したと発表した。同町によると、パソコンには2004年度から2010年度までに行われた健診や健康診査の結果が保存されており、氏名、住所、電話番号、身長、体重、生年月日、血液検査結果などの情報が含まれている。パソコンは、保健福祉施設「木もれ陽の里 保健センター」の倉庫に昨年8月末から保管されていたが、同11月、紛失が判明。町は、軽井沢署に盗難の被害届を提出した。該当者には謝罪文を送付するという。18日の時点で、情報の流出は確認されていない。
・総合健診・特定健康診査に関する個人情報紛失について(軽井沢町)
http://www.town.karuizawa.nagano.jp/ctg/00707977/00707977.html
◎パナソニック マーケティングスクール、車上荒らしで2名分の個人情報盗難
人材育成のパナソニック マーケティングスクール(滋賀県草津市)は1月12日、同社の研修生が、個人情報を含む書類等の入った鞄を盗まれたと発表した。同社によると2011年12月6日、研修生が販売実習先の店長と食事をしていたところ、駐車場にとめてあった販売店の車が荒らされ、中に置いてあった鞄を盗まれた。鞄には研修生の自己紹介書と、実習先販売店の連絡先が書かれた用紙が入っており、店長の氏名が記載されていた。事態は関係省庁に報告済み。紛失した個人情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社は、再発防止と情報セキュリティの強化に努めるとしている。
・個人情報紛失のお詫びとご報告(パナソニック マーケティングスクール)
http://panasonic.co.jp/pms/message/houkoku.html
◎ビームス、従業員が顧客の情報をTwitterに書き込み
衣料品販売のビームス(本社:東京都新宿区)は1月12日、同社の従業員が、店舗に来店した顧客の情報をTwitterに書き込み流出させたと発表した。従業員は、芸能人が来店し買い物をしたことや、その際の購入額などをTwitterに書き込んでいた。同社は、当該従業員には厳しい処分を下すとしている。また、全従業員のコンプライアンス意識の向上を図って再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の流出に関するお詫びとご報告(ビームス)
http://www.beams.co.jp/about/important/post-156.html