◎南日本銀行、顧客情報のべ175件含むATM取引記録を誤廃棄
南日本銀行(本店:鹿児島県鹿児島市)は2月13日、顧客情報のべ175件を含むATM取引記録を業務委託先が誤廃棄したと発表した。同行によると、同行子会社で管理業務委託先の南日本総合ビジネスが、同行三船病院出張所(鹿児島県吉野町)ATMの取引が記録された用紙1巻を誤廃棄した。用紙には、2011年11月1日から同21日までの取引が記録されており、顧客の氏名(カナ表記)、銀行コード、支店コード、口座番号、取引金額、取引後の残高が96先、175件分含まれている。当該ATMと南日本総合ビジネス社内に設置されたビデオカメラの映像を確認した結果、記録用紙は同行と契約しているゴミ処理業者に持ち込まれており、その後、裁断処理されていた。同行は、再発防止に向け、全役職員と委託先従業員に対して顧客情報の管理を徹底するとしている。
・お客様情報書類の誤廃棄について[PDF](南日本銀行)
http://nangin.jp/information/%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%9B%B8%E9%A1%9E%E3%81%AE%E8%AA%A4%E5%BB%83%E6%A3%84%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf
◎さいたま市、1名分の個人情報含む行政情報開示請求書紛失
さいたま市は2月13日、個人情報が記載された行政情報開示請求書1通を紛失したと発表した。市によると、紛失した開示請求書は2011年11月9日に浦和区情報公開コーナーへ提出されたもので、翌10日に担当課である産業展開推進課へ送付され、同日、同課で収受。2012年2月9日、行政透明推進課から情報開示請求が未処理であると同課へ連絡があったことから、紛失が判明した。同課の執務室内の捜索を続けているが、請求書は見つかっていない。請求書には、請求者の氏名、住所、電話番号等が含まれている。請求者には謝罪し、早急に行政情報公開について対応するという。情報が外部に流出した事実は確認されていない。市は今後、特に個人情報を含む書類等の授受、管理の徹底を図り、再発防止と市民の安心安全の確保に努めるという。
・行政情報開示請求書の紛失について(お詫び)[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1329177575850/files/1.pdf
◎一休、モバイルサイトで顧客情報が他者から閲覧可能に
ホテル予約サイトの一休.comを運営する一休(本社:東京都港区)は2月13日、システム設定上の問題により、一休.comモバイルサイトにスマートフォンからログインした場合に、個人情報が他の顧客から閲覧可能な状態となっていたと発表した。同社によると、2月5日から7日午後3時までに、スマートフォンからGoogleで「一休」を検索し、その結果から一休.comモバイルサイトへ遷移しログインをした顧客の個人情報が、ログイン中、同様の遷移をした他の顧客に閲覧された可能性があることが分かった。閲覧された可能性があるのは、顧客15名の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、予約一覧、またはこの一部。7日午後3時に発生防止の処置が完了した。該当の顧客には個別に連絡を取っているという。同社は、再発防止のため情報管理の徹底に努めるとしている。
・お客様情報の取扱いに関するお詫びとご報告[PDF](一休)
http://www.c-direct.ne.jp/public/japanese/uj/pdf/10102450/20120213202855.pdf
◎大阪市、個人情報や事業者情報含む書類の紛失事故2件を公表
大阪市は2月10日、書類紛失事故2件が発生していたことを明らかにした。水道局では2月9日、南部水道工事センターが行う給水装置修繕作業において、顧客1件の氏名、住所、自宅電話番号、携帯電話番号、調定番号等が記載された修繕申込書等を紛失した。同日午後1時50分頃、別の現場で給水装置を修繕後、当該現場へ移動する際に書類の紛失が判明。修繕作業中、書類はバインダーに挟んで車の後部荷台部分に置いてあった。同局では同日、警察署へ遺失届を提出し、当該顧客宅を訪問して事情を説明し謝罪した。今後、現場での作業中は書類を車内に保管し、必ず施錠するという。2月8日には、「平成24年経済センサス‐活動調査」の調査員が調査票5枚を紛失した。調査員が8日、回収済みの調査票を自宅で整理したところ、7日に回収した29件の調査票のうち5件の調査票を紛失していることが判明。同日に自宅を探し、9日には区の職員とともに調査活動区域や自宅を探したが見つからなかったため、西警察署へ遺失物届を提出した。調査票には、事業所の名称、所在地、従業者数、事業の内容等が記載されている。当該事業所には説明と謝罪を行い、調査票の再提出を依頼した。市では、調査員に対し、調査関係書類の管理を徹底するよう注意喚起を行う。
・水道局南部水道工事センターにおける「給水装置修繕申込書」と「お客さまセンター受付情報画面」の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000156536.html
・平成24年経済センサス‐活動調査にかかる調査関係書類の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keikakuchosei/0000156560.html
◎OCN、他人のメールパスワードを変更できる不具合でメール閲覧が可能に
インターネットサービスプロバイダーのOCNを運営するエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(本社:東京都千代田区)は2月10日、OCNの会員専用サイト「OCNマイページ」において、メールパスワードを忘れてしまった人がパスワードを再設定するための機能に不具合があり、2011年10月17日から2012年2月3日の間、他人のOCNメールパスワードを変更できる状態となっていたと発表した。同機能では、メールアドレスと、再設定手続きに使う一時的なパスワード(仮パスワード)を入力すると、「手続きページ」のURLがメールアドレス宛てに届く。「手続きページ」では、このメールアドレスと仮パスワードでログインする仕組み。ところが同社によると、ログイン時にメールアドレスのチェックを行っていなかったため、他人のメールアドレスでログインすることができ、そのメールアカウントのパスワードを変更できる状態になっていた。パスワードを変更されてしまった人は、メールを利用できなくなるとともに、メールを閲覧されてしまうおそれもあった。同社によると、パスワードが実際に別の会員に変更されたのは236件。うち117件では会員が自分でメールパスワードを再設定。他の会員については、同社でメールパスワードの変更などを行い対処した。該当の会員には個別に連絡を取り、謝罪と説明を行っている。当該機能は一時停止されていたが、10日から再開されている。同社は、再発防止のため、システムチェックの徹底と強化を図るとしている。
・「OCNマイページ」のシステム不具合に伴いOCNメールパスワードが別のお客さまによって変更された事象について(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20120210.html
◎岡山医学検査センター、車上荒らしで患者情報2名分含むUSBメモリー盗難
臨床検査等を行う岡山医学検査センター(岡山県倉敷市)は2月10日、同社の営業車が荒らされ、顧客医療機関に臨床検査結果を報告するための専用USBメモリーが盗まれたと発表した。同社によると、2月8日、顧客医療機関の駐車場に施錠して停めてあった営業車が荒らされ、当該USBメモリー1本を盗まれた。USBメモリーには、同社が医療機関から臨床検査を受託した患者2名分の氏名(カタカナ表記)、性別、カルテNo、採血日、検査結果が含まれており、本体表面には医療機関名が表記されている。USBメモリーには、パスワードロックを施してあるという。当該個人情報の外部への流出や、不正使用の事実は確認されていない。同社は、これまで営業車を離れる場合は車内に個人情報を含む可搬型媒体を残さないように徹底してきたが、事態を受け止め、再発防止に取り組んでいくとしている。
・臨床検査結果報告専用USBの盗難について[PDF](岡山医学検査センター)
http://www.oml-inc.jp/information/info20120210.pdf
◎山形大学工学部、今年度受験生の個人情報を含むUSBメモリを紛失
山形大学工学部(山形県米沢市)は2月10日、個人情報を含むUSBメモリ1個を紛失したと発表した。発表によると、今年1月28日に、工学部キャンパス内で教員が入試作業に使用していたUSBメモリが、その後紛失する事態が発生した。当該USBメモリには、2011年度実施の入学試験受験者の個人情報(氏名、生年月日等)が含まれていた。警察に遺失物届を提出するとともに捜索を続けたが、発見に至っていない。2月10日現在、当該個人情報の流出は確認されていない。同大は、該当する受験生に文書により状況説明と謝罪をした。このことが入試の合否に影響することはない。同大は今後、再発防止に向けて全力を尽くすとしている。
・個人情報を含むUSBメモリの紛失についてのお詫び(山形大学工学部)
http://www2.yz.yamagata-u.ac.jp/info/2012/120210.pdf
◎JA宮崎信連、顧客情報41先分含む書類を紛失
宮崎県信用農業協同組合連合会(本所:宮崎県宮崎市)は2月10日、同会本所において、顧客情報が記載された書類41先分を紛失したと発表した。発表によると、住宅金融支援機構の完済手続を行う際に、金銭消費貸借抵当権設定契約証書等の書類が入った封筒の紛失が判明。書類には、顧客1先の氏名、住所、電話番号、借入内容等が含まれていた。また、日本政策金融公庫の代理店監査では、氏名、住所、借入内等が含まれた抵当権設定証書8先分と、氏名、住所、生年月日、性別を含む印鑑証明書32先分の紛失が判明した。紛失したこれらの書類は、不要な書類の廃棄作業を行った際に誤廃棄した可能性が高く、情報が外部へ流失した可能性は極めて低いという。該当の顧客には事情説明と謝罪を行っている。情報の不正利用に関する連絡や問い合わせは入っていない。同会は、職員に注意喚起を行い、管理体制や方法の見直しを図って、情報管理の強化に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失・誤廃棄等について[PDF](宮崎県信用農業協同組合連合会)
http://ja-bank.ja-miyazaki.jp/cgi-bin/information/upimage/13288278691.pdf
◎関東信越厚生局、捜査情報を含むUSBメモリーを紛失
厚生労働省の地方出先機関である関東信越厚生局(さいたま市中央区)は2月10日、同局麻薬取締部横浜分室(横浜市中区)の男性職員が、捜査情報を記録したUSBメモリー1本を紛失したと発表した。同局によると、職員は2月8日、横浜拘置所(横浜市港南区)で被疑者の取り調べを終え、貸与された生体認証付USBメモリーに被疑者の供述等の捜査情報を上書きし、取調用鞄に戻した後、公用車で職場に戻り、鞄を職場に置いて帰宅。翌9日、職場で取調用鞄を開けたところ、同USBメモリーを紛失していることが判明した。メモリーには指紋認証によるセキュリティをかけてあり、個人情報が外部に流出する可能性は低いという。同局は再発防止のため、捜査情報が入った電磁的記録媒体の取扱いについて万全を期すとしている。
・電磁的記録の紛失について[PDF](関東信越厚生局)
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/news/documents/h24_0210.pdf