◎りそな銀行、顧客情報含む資料を3支店で紛失、2242件分
りそな銀行(本店:大阪市中央区)は2月29日、顧客情報が記載された資料の保管状況を調査した結果、3つの支店で資料の一部を紛失していたと発表した。同社によると、金岡支店(堺市堺区)で還付金隔地払支払店別明細表を、等々力支店(東京都世田谷区)と西宮北口支店(兵庫県西宮市)で、税公金納付書控えを紛失した。これらには、顧客名、金額と、一部では住所や車両番号が2242件分含まれていた。内部調査の結果、これらは保管期間を経過した書類を廃棄する際に誤廃棄した可能性が高く、情報が外部に漏えいした可能性は極めて低いという。同社に不審な問合せ等は入っていない。同社は、今年1月に顧客情報の紛失が判明し、保存する文書の削減やペーパーレス運営の推進等によって再発防止に取り組んでいる最中だった。同社は、顧客情報の管理体制を強化するとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/240229_3a.pdf
◎大阪府、文書集配業務委託先が個人情報含む書留文書3通を紛失
大阪府は2月29日、文書等の集配業務を委託しているJS関西(本社:大阪市平野区)が、大阪府障がい者自立相談支援センター宛の書留文書を3通紛失したと発表した。府によると、紛失したのは吹田市と熊取町から送られた文書で、中身は身体障がい者手帳、療育手帳と、身体障がい者手帳の内容に関する証明書の発行申請書各1件。氏名、生年月日、住所、障がい種別、障がいの内容や、保護者氏名、電話番号が記載されている。JS関西が2月24日の配送出発前に文書の数を確認したところ、前日23日の配送準備作業後には25件あったものが22件しかないことが判明。23日の準備作業完了後に従業員が文書を入れる袋の破損に気付き、一人で別の袋に詰め替え、文書の数を確認せずに破損した袋を廃棄していたことから、ゴミ集積場を確認したが、廃棄物はすでに収集された後だった。文書の誤配はなく、盗難の可能性もないことから、文書は24日に焼却場で焼却された可能性が高いという。紛失した個人情報の該当者には、訪問の上、謝罪し、手帳や証明書を交付した。府はJS関西に対し、業務手引書を遵守するよう指導。重要な文書の通数確認は複数人で行うことと、退室時にゴミ箱を点検することも指導した。処分については、関係機関と調整を行っているという。
・文書の紛失について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=9664
◎経済センサス活動調査の調査票紛失相次ぐ~高島市、大阪市都島区と中央区
2012年の経済センサス-活動調査で、調査票の紛失事故が全国で相次いでいる。滋賀県高島市は2月29日、記入済み調査票1枚(1事業所分)を紛失したことを明らかにした。調査票には事業所名、電話番号、所在地、従業者数、売上金額、費用総額、事業内容などが記載されている。調査員は記入済み調査票の回収を2月1日から順次行い、23日に記入内容に漏れがあった5事業所を再訪問し、記入の依頼をした。翌24日に回収した調査票を確認したところ、再回収した記入済み調査票1枚がないことが判明したという。大阪市は3月1日、都島区と中央区で、それぞれの調査員が調査関係書類を紛失したことを明らかにした。都島区では1月下旬、調査活動中に手に持っていた事業所名簿が風に飛ばされ、慌てて回収したが、1枚不足していた。周辺を捜索したが発見できなかった。紛失した事業所名簿には、3事業所の名称、所在地、電話番号等が記載されていた。中央区では、調査員が2月12日に訪問し回収した事業所名簿5枚の紛失が16日に判明し、捜索したが発見できなかった。当該名簿には、22事業所の名称、所在地、電話番号等が記載されていた。
・平成24年経済センサス-活動調査の記入済み調査票の紛失(滋賀県高島市)
http://www.city.takashima.shiga.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1330496395088&SiteID=0000000000000
・平成24年経済センサス‐活動調査にかかる調査関係書類の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keikakuchosei/0000159237.html
◎大阪市港区と東成区、窓口業務の誤交付・誤送付で個人情報漏えい各1件
大阪市は窓口業務のミスで個人情報が流出した事故を2件公表した。1件は2月29日発表の港区役所窓口サービス課における証明書等の誤交付で、2月28日、A氏がB氏の戸籍謄本等の書類を返却に来庁し、誤交付が判明した。交付窓口がA氏の本人確認を怠ったことが原因という。誤交付されたのは、戸籍全部事項証明書、戸籍一部事項証明書、住民票各1件で、流出した個人情報は本籍、氏名、住所、生年月日など。同課は「交付時点検事項」を交付窓口に掲出し、交付前にチェックすることで、再発防止に取り組む。もう1件は、3月2日発表の東成区役所保健福祉課における医療助成関係帳票の誤送付で、2月29日に老人医療助成受給者A氏から、B氏の「不支給決定通知書」が同封されているとの申し出があり、判明した。同課は、送付書類の封緘前に帳票の混入がないか複数人でチェックを行うが、今回の作業では、同通知書を追加封入する際に担当者だけで作業を行ったため、A氏の封筒にB氏の通知書が混入してしまった。また、発送間際に、担当者がB氏の通知書が封入されていないことに気づいたが、再度の点検を行わずに、B氏の通知書を再作成し、送付してしまったという。流出した個人情報の内容は、受給者氏名、住所、不支給決定理由など。同課は今後、複数人でチェックする等の注意項目を遵守し、再発防止に取り組む。
・港区役所窓口サービス課における戸籍全部事項証明書等の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/minato/0000159028.html
・東成区役所保健福祉課における医療助成関係帳票の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashinari/0000159348.html
◎ミサワホーム西関東、車上荒らしで顧客情報含む書類13枚盗難
ハウスメーカーのミサワホーム西関東(本社:さいたま市中央区)は2月28日、従業員が埼玉県川越市内で車を荒らされ、顧客情報が記載されたアンケート用紙13枚を盗まれたと発表した。同社によると、2月19日夜から22日の朝にかけて、同社従業員が自宅近くの駐車場に停めていた車の窓ガラスを割られ、中にあった鞄を盗まれた。鞄には、住宅展示場で顧客が記入したアンケート用紙13枚が入っており、顧客の氏名、年齢、住所、電話番号、職業、家族構成、住宅の計画や予算等が記載されていた。同社は、22日に川越警察署に被害届を提出。該当の顧客のうち連絡が取れた人には、事実関係の報告と謝罪を行った。監督官庁の国土交通省と経済産業省へも報告済み。同社は、個人情報の外部持ち出しの制限を徹底するなど、個人情報管理体制を強化し、再発防止に努めるとしている。
・盗難による顧客情報の紛失について[PDF](ミサワホーム西関東)
http://www.misawa-nkanto.jp/information/pdf/info120301.pdf
◎岐阜大学、学生や指導者の個人情報含む書類を紛失
岐阜大学(本部:岐阜県岐阜市)は2月28日、同大学工学部において、学生や指導者の個人情報が記載された学外研修評価票と、成績未記入の成績記入用紙を紛失したと発表した。同大学によると、2月15日、学外研修受入機関から返送された学外研修評価票2枚と、同研修の成績を記入する用紙の紛失が判明した。評価票には、研修受入機関名、指導責任者と指導担当者の氏名、学生氏名、出欠状況、評価、特記事項が、また成績記入用紙には、学生33名の氏名が記載されていた。これらの紛失に加え、同学部の授業3科目分の成績記入用紙6枚を紛失していることも判明。紛失した用紙には、学生141名の所属学科、学籍番号、氏名が記載されていた。工学部教員の全研究室と学部事務室を探したところ、1科目分の用紙2枚は見つかったが、その他の書類は見つかっていない。同大学では、書類の封入、教員用メールボックスへの投函、および受け渡し時の管理ミスにより、学内で書類を紛失したものとみている。該当の学生と学外研修受入機関には、状況説明と謝罪の文書を送付した。今後、書類の受け渡し等における管理体制を見直し、個人情報の適正な管理と情報セキュリティ対策の強化について周知徹底を図るという。
・個人情報が含まれた学外研修評価票及び成績未記入の成績記入表の紛失について(岐阜大学)
http://www.gifu-u.ac.jp/view.rbz?cd=2093
◎浜松科学館、送信方法を誤りメールマガジン会員989名のメルアド流出
浜松科学館(浜松市中区)は2月28日、メールアドレスが他の受信者からも閲覧可能な形でメールマガジンを送信し、メールマガジン会員989名のメールアドレスと氏名が流出したと発表した。同館によると、メールマガジンを送信したのは2月28日午後3時55分。事態判明後、直ちに該当者全員に状況を説明し、謝罪して、当該メールの削除を依頼した。同館では今後、同報メールを送る際は専用ツールを使うこととした。また、全スタッフに個人情報保護方針を再確認し、再発防止教育を実施する。
・「浜松科学館メールマガジン」会員の方のメールアドレス流出に関するお詫びとご報告(浜松科学館)
http://www.hamamatsu-kagakukan.jp/apology.html
◎横浜市の福祉施設、個人情報のべ3818件含むUSBメモリー紛失
横浜市は2月28日、介護支援施設の舞岡柏尾地域ケアプラザ(横浜市戸塚区)において、個人情報のべ3818件が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、同施設の非常勤職員が2月18日、事務室内でUSBメモリーを使用後に、保管庫へ収納。同21日にメモリーがないことに気付いた。メモリーには、2009年4月以降に同施設へ寄せられた、高齢者、障がい者、子育てに関する相談3818件について、対象者氏名、相談日、訪問日、相談内容の分類、住所(町名のみ)が保存されていた。メモリーにはパスワードが設定されている。メモリーの入出庫を記録する管理簿に入庫の記録は残っていたが、メモリーを確かに入れたかという点で確認が不十分だったという。再発防止のため同施設は、共有サーバーの活用を検討し、USBメモリーの本数を見直す。また、メモリーを収納していた保管庫内の透明ポケットについて、一枠につきメモリー1本を番号順に入れるよう改める。さらに、遅番の職員が退所時に確認を行うこととした。戸塚区では、同施設に再発防止の徹底を指導するとともに、区内の他のケアプラザにも情報を提供して、個人情報の取扱いについて注意喚起を行うという。
・横浜市舞岡柏尾地域ケアプラザにおける「USBメモリースティック」の紛失について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/press/h23/pdf/maikashicp.pdf
◎経済センサス活動調査の調査票紛失相次ぐ~相模原市、羽村市
2012年の経済センサス-活動調査で、調査票の紛失事故が全国で相次いでいる。神奈川県相模原市は2月27日、市内で活動調査をしている調査員が、1事業所分の記入済み調査票を紛失したと発表した。県と市町村は17日に連名で、活動中の全統計調査員に対し、調査書類のチェック等について通知している。その通知に基づいて確認した結果、紛失があきらかになった。調査員は15日に6事業所分の記入済み調査票を回収したが、うち1枚の紛失が22日に判明した。調査項目には事業所名、電話番号、所在地、経営組織、開設時期、従業者数、売上金額、費用総額、2011年分の事業別売上金額、主な事業内容などが記載されている。また、東京都羽村市は2月22日、調査票1件の紛失を発表した。調査員は2月7日夜間に調査票を回収し、翌8日に当該書類を確認したところ、1枚が見当たらなかったという。
・平成24年経済センサス-活動調査の記入済み調査票の紛失について[PDF](相模原市)
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/kikaku/113500/pdf/houdou/2012_02/20120227_02.pdf
・平成24年経済センサス-活動調査にかかる調査票の紛失について(羽村市)
http://www.city.hamura.tokyo.jp/0000004421.html