◎金沢信用金庫、2店舗で計521先分の顧客情報含む伝票綴り紛失
金沢信用金庫(本店:石川県金沢市)は6月7日、2つの店舗で、顧客情報合わせて521先分を含む伝票綴りを紛失していたと発表した。同金庫によると、本店営業部御影橋出張所(旧御影橋支店)では2003年12月19日分の綴りを、本店営業部片町出張所では1995年6月6日分の綴りを紛失した。これらには、2冊合計で個人顧客303先、法人等218先の名前、住所、電話番号、口座番号等が含まれている。3月19日に御影橋支店で綴りの紛失が判明し、全店で一斉調査を行った結果、片町出張所についても紛失が判明した。当該綴りは誤廃棄した可能性が高く、外部への流出の可能性は極めて低いという。情報が不正利用されたという連絡や問い合わせ、不正請求等は発生していない。同金庫は再発防止のため、顧客情報の取扱いに関する教育と指導を強化し、意識向上を図るとしている。
・お客様情報の紛失について[PDF](金沢信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/kanazawa/kinshin/info/data_news/t-2012-6-7.pdf
◎摂南大学、学生260名の情報含むUSBメモリー盗難
摂南大学(本部:大阪府寝屋川市)は6月7日、教員がひったくりの被害にあい、学生260名の情報が含まれるUSBメモリーを盗まれたと発表した。同大学によると、5月12日午後0時10分頃、徒歩で帰宅途中の教員がUSBメモリー等の入ったショルダーバッグをひったくられた。警察に被害届を提出したが、発見には至っていない。メモリーには、教員が担当していた学生260名の氏名、学籍番号、数値化された授業出席管理データが含まれている。情報が不正に使用された事実は確認、報告されていない。該当の学生には謝罪と状況説明のための文書を送付した。同大学は再発防止のため、教職員に対し、USBメモリーの取扱いとセキュリティ対策を徹底するほか、個人情報の管理の徹底について注意喚起を行うなどの対策をとるとしている。
・個人情報を含むUSBメモリの紛失について(お詫び)[PDF](摂南大学)
http://www.setsunan.ac.jp/s/cms/up_files//file_803.pdf
◎さいたま市、自転車駐車場利用者121名の情報含む書類紛失
さいたま市は6月6日、市営大宮駅東口大門町自転車駐車場において、同駐車場の定期券未更新者121名の一覧表を紛失したと発表した。同駐車場は、さいたま都市整備公社(事務局:さいたま市大宮区)が管理を行っている。市によると、6月1日午後11時30分、駐車場の係員が一覧表を受付カウンターに置いたまま、その場を離れて作業を実施。同57分に紛失に気付き、翌2日の午前2時30分に警察に届け出た。一覧表には、定期番号、氏名、電話番号、車種、一般と学生の区別、有効期限や、減免対象者ではその理由等が記載されている。同公社が市に事態を報告したのは6月5日。施設内の捜索を続けているが、一覧表は見つかっていない。当該個人情報が悪用された事実は確認されていない。該当者には電話で連絡を取り、謝罪を行っている。市は、個人情報を含む書類等の保管場所や連絡体制の強化など、管理の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・市営大宮駅東口大門町自転車駐車場における定期券未更新者データの紛失について[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1339027038124/files/mikousindata.pdf
◎田中製材工業、サーバー機器の故障で保管データがWeb上で一時閲覧可能に
建設業の田中製材工業(長野県東御市)は6月5日、取引先関連資料等が一時的にWeb上で閲覧可能だったと発表した。発表によると、同社に設置されたサーバー機器が故障していたことから、同サーバーで保管しているデータが一時、Web上で閲覧することが可能な状況となった。同社は状況認識後、直ちに対応をとり、5月31日以降はWebでのデータ閲覧はできなくなっている。同社は、検索サイトのGoogleに対し、検索情報であるキャッシュファイルの削除を依頼している。また、今後は再発防止に取り組み、情報セキュリティの強化に取り組んでいくとしている。
・情報の漏えいに関するお詫び及び対応状況のご報告(田中製材工業)
http://www.tanakaseizai.jp/
◎釧路信用組合、20店舗で顧客情報含む書類紛失
釧路信用組合(本店:北海道釧路市)は6月5日、廃止店舗を含む20店舗において、顧客情報が記載された書類を紛失していたと発表した。同組合によると、紛失したのは顧客の氏名、預り物件、預り金額が記載された「お取次票」で、3枚1組、50組を1冊として保管しているもの。2011年7月に鳥取支店(同市)で同票の紛失が判明したため、2003年4月から2011年1月までに発効された同票について全店で調査を行ったところ、冊子30冊、3枚1組セット365組、3枚1組のうち3枚目のみ124枚を紛失していることが分かった。外部への情報流出や不正持出し等の形跡はなく、同組合では、同票を保存期間が満了した他の帳票とともに誤廃棄した可能性が高いとみている。この件に関すると思われる顧客からの問い合わせはなく、不正利用の事例も確認されていない。同組合では、2011年1月に同票の管理規程を改正しており、以降、紛失はおきていないという。同組合は、顧客情報の取り扱いや管理について厳格化に努めるよう全役職員へ周知、徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報の紛失について[PDF](釧路信用組合)
http://www.kushiro.shinkumi.jp/pdf/oshirase0605.pdf
◎長崎大学病院、退職医師が患者情報872名分を含むUSBメモリーを紛失
長崎大学病院(長崎県長崎市)は6月5日、同院を退職した医師が許可なく持ち出した患者情報を紛失したと発表した。発表によると、当該医師は研究のため、カルテを閲覧して患者情報を作成し、USBメモリーに入れて実家の鍵と一緒に持ち歩いていた。今年4月15日夕方、実家に帰宅して玄関を開ける際、鍵がないことに気づいたが、自宅マンションに置き忘れているものと思い、すぐには探さなかった。同月20日、自宅マンションに戻った際に探したが発見できず、23日に警察や交通機関などに届け出た。自らも探したが発見できず、5月7日、同院に患者情報の紛失を報告した。同院は直ちに事実関係の調査を開始し、本人より経緯を聴取した。紛失したUSBメモリーに含まれていた患者情報は、1993年4月から2009年1月までに同院を受診した患者872名分の氏名(一部)、年齢、生年月日(一部)、性別、疾患名(多くは略号)、診察所見、手術前の疾患の状況、手術方法、手術後の経過。現在、当該USBメモリーは発見されていないが、漏えいによる被害などは確認されていない。同院は該当患者872名のうち住所不明の6名を除き、6月1日に謝罪と説明の文書を送付した。また、再発防止策として、在籍職員に対してはセキュリティ機能のついていない持ち出し可能な媒体の使用を原則禁止とし、退職時には許可なく患者情報等を持ち出さないよう指導した。退職職員に対しては、同院患者の個人情報を保有しているかの確認依頼と保有していた場合の削除・返還について文書で周知した。同院は今後、退職者や研究・診療に関わる院外者についても指導を強化し、再発防止に向けて対策を徹底するとしている。
・患者情報の紛失について[PDF](長崎大学病院)
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/topics/pdf/2012/2012060501.pdf
◎三菱長崎病院、退職した医師が患者情報24名分を含むUSBメモリー紛失
三菱重工業長崎造船所病院(長崎県長崎市)は6月4日、同院を退職した医師が、患者24名の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。同病院によると、紛失したのは4月15日。メモリーには、同病院の患者24名の氏名、年齢、性別、診療情報が記録されていた。住所や電話番号は含まれていない。当該個人情報が不正に利用された形跡は確認されていない。同病院は、個人情報保護とセキュリティ対策を徹底し、再発防止のために個人情報の管理に努めるとしている。
・患者様の個人情報紛失に係るお詫び(三菱重工業長崎造船所病院)
http://www.mhi.co.jp/nsmw/hospital/news/hospitalnews/20120604.html
◎NEDO、個人情報含む資料を誤送付
独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、本部:川崎市幸区)は6月1日、外部の表彰制度に民間関係者を推薦するため、同機構の職員が推薦候補者に資料を送付し、内容を確認しようとしたところ、本来不必要な個人の氏名およびメールアドレスを含む資料を送付し、その結果、一部個人情報の漏えいが発生したと発表した。NEDOによると、当該資料を送付したのは5月30日。資料送付先から翌31日に指摘があった。NEDOは同社関係者に謝罪して、メールの廃棄を依頼した。また、個人情報が漏えいした4名の推薦候補者に対しては事情説明と謝罪を行った。NEDOは、今後このような事態が生じないよう、個人情報の適正な取扱に万全を期すとしている。
・個人情報の誤送信について(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
http://www.nedo.go.jp/news/other/ZZAN_100005.html
◎浜松信用金庫、9支店で顧客情報含む書類紛失、289先分
浜松信用金庫(本部:浜松市中区)は6月1日、浜北東支店(同市北区)など9つの店舗において、顧客情報が含まれる書類を紛失していたと発表した。同金庫によると、紛失したのは、満期を迎えた定期預金などの未処理状況や定期積金の掛け込み状況を確認するために使用する「定期性未書替・定期積金未入金明細表」で、2011年4月から2012年2月までのもの。個人顧客275名、法人顧客14社の住所、氏名、電話番号、お客さま番号、口座番号、契約金額が含まれている。浜北東支店では自主点検の結果、その他の店舗では全店一斉点検の結果、紛失が判明した。同金庫は、当該書類を他の廃棄書類と一緒にシュレッダー処理したとみており、外部への情報流出はないとしている。顧客の情報が利用されたとの不審電話はない。同金庫は、再発防止に向け、管理態勢の見直しや職員の意識向上を図り、顧客情報の管理の強化や取扱いの厳正化に努めて行くとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](浜松信用金庫)
http://www.hamamatsu-shinkin.jp/topics/pdf/20120601.pdf