◎東京ガスリース、顧客2103名の情報含むリース契約書等紛失
東京ガス(本社:東京都港区)と同社子会社の東京ガスリース(本社:東京都新宿区)は6月12日、東京ガスリースとリース契約を締結している顧客1987世帯分の契約書を紛失したと発表した。発表によると、東京ガスリースにおいて6月8日、2010年10月から12月に契約した顧客の契約書が収められた、文書保存箱3箱の紛失が判明した。契約書には、顧客2103名分の氏名、住所、電話番号、振替口座番号、リース料金等が記載されている。紛失した顧客情報が外部に流出し利用された事実はない。該当の顧客には、事情説明と謝罪の文書を送付している。保存箱が保管されていた書庫への入室記録から、外部からの不正な入室はなかったこと、また、防犯カメラの記録から、保存箱が社外に持ち出されていないことが分かっている。東京ガスリースでは、書庫内に置いてあった箱詰めの廃棄書類を溶解処分した際に、誤って当該保存箱も処分した可能性があるとみている。東京ガスグループは、再発防止に努めるという。
・お客さま情報が記載された契約書等の紛失について(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20120612-01.html
・お客さま情報が記載された契約書等の紛失について(東京ガスリース)
http://www.tg-lease.co.jp/info_120612.html
◎立川市の市民体育館、メールをTOで送りメールアドレスのべ219件が流出
立川市は6月12日、同市柴崎市民体育館において、講座への参加をメールで申し込んだ人に抽選結果をメールで通知する際、BCCで送るべきところをTOで送ったため、メールアドレスのべ219件が流出したと発表した。同体育館は、指定管理者であるシンコースポーツ・山武共同事業体が運営しており、講座は指定管理者の自主事業。発表によると、6月9日午後4時30分から同8時50分までの間に、抽選結果を各講座ごとに23通、順次送信した際、誤ってTOで送った。各メールの送信対象者は3~19名。シンコースポーツ(本社:東京都台東区)では、該当者にメールで謝罪し、当該メールの削除を依頼した。電話での謝罪も行っている。立川市は、指定管理者に厳重注意するとともに、市としても、個人情報の保護の徹底に努めていくとしている。シンコースポーツでは、個人情報の取り扱いに注意を払い、従事者に対する教育を徹底するとともに、送信前に二重三重の確認を行い、再発防止に取り組むとしている。
・メール誤送信による個人情報の流出について(立川市)
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=8918
・メール誤送信に関するお詫びとご報告(柴崎市民体育館)
http://www.tama-spo.com/tachikawa/tachikawa_topics/h20120611130800953.html
・メール誤送信に関するお詫びとご報告[PDF](シンコースポーツ)
http://www.shinko-sports.com/mail.pdf
◎東日本旅客鉄道、「大人の休日倶楽部」入会申込書12名分を紛失
東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は6月11日、びゅうプラザ盛岡駅で5月24日に受付けた「大人の休日倶楽部」の入会申込書12名分を、JR東日本大人の休日・ジパング倶楽部事務局内にて紛失したと発表した。発表によると、当該入会申込書を同事務局へ郵送し、さらにビューカード社へ転送する過程で紛失した可能性が高いという。当該申込書には、「大人の休日倶楽部カード」発行のために必要な情報(氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、利用代金振替口座、本人確認資料情報等)が記入されていた。同事務局は該当顧客に個別に連絡のうえ状況説明とお詫びをしている。同事務局は個人情報を扱っていることから退室管理等を厳重に行っており、第三者に持ち出された可能性は極めて低いという。現在までのところ、当該個人情報が不正に利用されたという連絡や問い合わせはない。同社は今後、情報管理の強化・徹底に努めていくとしてる。
・お客さまの入会申込書の紛失について[PDF](東日本旅客鉄道)
http://www.jreast.co.jp/otona/pdf/top/apology.pdf
◎東急ハンズ、顧客37名の情報含む購入者台帳紛失
生活雑貨等を販売する東急ハンズ(本社:東京都渋谷区)は6月11日、広島店(広島県中区)において、ソーダストリームおよび専用ボンベの購入者台帳を紛失したと発表した。ソーダストリームは、炭酸ガスのボンベを使用して炭酸水を製造する機械。高圧ガス保安法により、ボンベを買う際は登録が必要となっている。東急ハンズによると、紛失したのは、2月14日から5月4日の間に同店でソーダストリームまたは専用ボンベを購入した顧客の情報が含まれた台帳で、37名分の氏名、住所、電話番号、ボンベのシリアル番号等が記載されている。台帳は取扱いフロアである4階で保管管理していたが、5月30日に紛失が判明したという。「ハンズクラブカード」の会員など、連絡先が分かる20名については直接連絡するが、残りの17名については名前しか確認できないため、同社は、思い当たる場合は申し出てほしいと呼びかけている。同社は、今後すべての個人情報の取扱いに細心の注意を払い、再発防止を図るとしている。
・ソーダストリーム販売におけるお客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(東急ハンズ)
http://www.tokyu-hands.co.jp/information/post-31.html
◎静岡病院産婦人科外来、裏面利用の用紙を患者に手渡し個人情報1件漏えい
静岡市は6月8日、静岡病院産婦人科外来で、患者情報が1件漏えいしたと発表した。発表によると、5月14日、同外来で患者A氏の診察時に同氏の検査結果を手渡した。翌15日、A氏から「自分の検査結果がない」と外来窓口に電話連絡があったため、確認したところ、前日にA氏に手渡した検査結果の紙は、病院の控え用に印刷(裏面利用)した用紙であったことがわかった。18日に同院産婦人科から市の病院事務局に、A氏からの電話連絡内容について報告があった。職員がA氏宅を訪問して謝罪し、裏面利用の用紙を回収した。裏面には患者B氏の氏名と生年月日、尿検査結果が印刷されていた。A氏には印刷されたB氏の個人情報を口外しないよう依頼し了承を得た。同日夜、B氏に電話で経緯を説明して謝罪し、21日にB氏宅を職員が訪問し、改めて謝罪し了解を得た。事務局は、今回の漏えいは、個人情報を含む裏面利用の用紙を使用したこと、および手渡した際に裏面を確認しなかったことが原因とした。今後は、直接患者と接触のある部署で裏面利用を行わないこと、また病院内において再度個人情報保護に対する通知や対応マニュアルの周知等を行い、再発防止を徹底するとしている。
・個人情報漏えいについてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000129718.pdf
◎静岡市立安東幼稚園、連絡帳を入れ間違えて園児11名分の個人情報漏えい
静岡市は6月8日、市立安東幼稚園(静岡市葵区)で園児の個人情報漏えいがあったと発表した。発表によると、5月25日午後1時、同園は園児の連絡帳をそれぞれの連絡袋に入れ配付した。午後1時45分、保護者から別の園児の連絡帳が入っていたとの連絡があり、職員が年少組A児の連絡帳を別の園児の連絡袋に間違って入れたことがわかった。その後、他の保護者からも連絡が入り、合計11人分の連絡帳が、当該園児以外の保護者に配付されたことが判明した。漏えいした個人情報は、11名の園児の連絡帳に記載された園児氏名、園児のその日の状況、保護者からの質問、相談、行事予定など。園は、園児宅を訪問するなどして謝罪し、間違って配布した連絡帳を全てを回収・交換した。延長は5月28日午前10時に教育委員会に状況を報告。また、翌29日午後1時、学級保護者会で保護者に謝罪と事故報告を行い、今後の対応策等を説明した。園は今後、書類等を連絡袋に入れる際は、複数の職員(担任と保育補助者)で作業を行い再発防止に努める。また、全職員に対し、連絡帳が持つ重要性を再確認させ、個人情報の取り扱いに対する指導を実施する。
・個人情報の漏えいについてのお詫び[PDF](静岡市立安東幼稚園)
http://www.city.shizuoka.jp/000129716.pdf