◎鼓童グループ、公演ツアー先で顧客195人の名簿を紛失
和太鼓を中心とした伝統的音楽芸能集団である鼓童グループ(事務所:新潟県佐渡市)は6月15日、印刷された顧客名簿を紛失したと発表した。発表によると、同グループ社員が、6月8日から9日にかけての公演ツアー先で紛失した。当該名簿は、佐渡島内在住者対象の催しに関する招待確認用に使われていたもので、顧客195人の氏名、住所、電話番号、備考(鼓童との関わり等)が記載されていた。クレジットカード番号等の機微情報は含まれていない。当該顧客には報告文書を送る作業を進めている。現在のところ、情報が不正に使用された事実は確認されていない。同グループは今後、再発防止に真摯に取り組んでいくとしている。
・個人情報の紛失(流出)に関するご報告ならびにお詫び(鼓童グループ)
http://www.kodo.or.jp/news/20120615notice_ja.html
◎宮城県、環境生活部資源循環推進課で誤送信によりメルアド340件流出
宮城県は6月15日、環境生活部資源循環推進課において、誤送信によりメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同課は廃棄物の発生抑制や再使用、再生利用等の話題や行事などを扱うミニ情報誌「循環通信」を発行しており、6月13日午後5時32分、希望先にメール配信した。この際、送信先のアドレスを表示しない機能を使用せず配信してしまった。送信先は環境関連分野に携わる企業、団体、個人および自治体職員等約340件。同課は翌14日午前9時23分、謝罪の文書をメールで送付し、あわせて誤送信したメールの削除を依頼した。配信先からは、誤送信を指摘するメールが5通、誤送信メールの削除を了承した旨のメールが1通あった。現在のところ被害等の連絡はない。同課は、配信手順のマニュアル化および複数の担当者による確認の徹底を内容とする再発防止策を策定した。
・電子メールの誤送信によるメールアドレスの流出について[PDF](宮城県)
http://www.pref.miyagi.jp/press/pdf/120615-1.pdf
◎伊藤忠ケーブルシステム、宛先フォルダを誤選択し最大500件のメルアド流出
映像伝送配信システムの設計・販売等を行う伊藤忠ケーブルシステム(本社:東京都品川区)は6月15日、特定の顧客宛てにメールを送信した際の不手際により、不特定多数の人にメールを誤送信し、最大で500件のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、6月13日午後6時27分に、同社より見積り提出のメールを取引先企業に送信した。この際、人為的誤操作により、フォルダ化していたアドレスが選択され、500名(うち社員99名)に宛ててメールを送信してしまった。個人のメールアドレスがCCで表示されているため、メーラーの表示限度にもよるが、最大で500件の個人のメールアドレスが表記され流出する事態となった。同社は送信後すぐの午後6時54分、メールを受け取った顧客に対し、お詫びのメールを送り、当該メールの削除を依頼した。同社はメール配信業務全般を見直し、あらためて個人情報の取り扱いに関する教育を徹底していくとしている。
・メールの誤送信及びメールアドレスの流出に関するお詫びとお知らせ(伊藤忠ケーブルシステム)
http://www.itochu-cable.co.jp/news/000539.html
◎すまいるネット、従業員が退社途中に個人情報を含む社用携帯電話を紛失
レンタルサーバー開発・販売・保守等のすまいるネット(東京都渋谷区)は6月15日、同社従業員が退社途中に個人情報約40件を含む社用携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、紛失に気付いたのは6月12日午後8時20分頃で、駅や管轄警察に遺失届を提出し、翌13日午前1時頃に携帯電話会社に連絡して端末の機能停止の手続きをした。当該携帯電話には、取引先や同社従業員の電話番号、氏名など個人情報約40件が含まれていた。現時点では当該携帯電話は発見されていないが、個人情報の不正使用などの事実は確認されていない。同社は、連絡先情報が流失した可能性がある顧客には登録していた情報をもとに電話、メール、郵送などで個別に連絡をしている。同社は今後、社用携帯電話の管理方法をルール化し、電話帳内へ登録した個人情報を容易に検索・確認できないように暗証番号によりデータをセキュリティロックすることを徹底する。また、全社員に対し顧客情報の取扱いの重要性を指導徹底するとしている。
・社用携帯電話紛失に関するご報告とお詫び(すまいるネット)
http://s-seo.jp/news/info_20120615.html
◎NTT東日本山梨支店、社員が営業活動中に顧客情報記載書類を紛失
NTT東日本山梨支店(山梨県甲府市)は6月14日、社員が営業活動中に顧客情報が記載された書類を紛失したと発表した。発表によると、6月7日に同社116センタへ一般の人から書類を拾得した旨の連絡があった。同社が当該書類を確認した結果、同日に同社社員が顧客を訪問する際に持参していた資料を紛失していたことがわかった。紛失した書類には個人顧客103名、法人顧客168名、計271名分の顧客情報が記載されていた。情報内容は氏名(会社名)、電話番号、住所など。一般の人から届けられたもののほか、同社による捜索で回収したものもあり、これら紛失した書類は全て回収された。現時点までに、顧客情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社はすべての該当顧客に、個別にお詫びと説明を行う。同社は今後、社内における情報取り扱いルールの再徹底を図るなどして再発防止に努めていくとしている。
・顧客情報の流出に関するお詫びとお知らせ(NTT東日本山梨支店)
http://www.ntt-east.co.jp/yamanashi/info/details/120614.html
◎長崎労働局、事業所への文書誤送付で個人情報漏えい
長崎労働局(長崎県長崎市)は6月14日、職業安定部職業対策課において文書の誤送付があり、個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、A事業所へ送付すべき特定求職者雇用開発助成金の添付書類「対象労働者雇用状況等申立書」を、B事業所宛ての封書に誤って同封し、送付していた。5月29日に、B事業所より、A事業所の申立書が誤って送付されてきたことの連絡と当該申立書の返却が封書によりあり、誤送付が判明した。申立書には、A事業所代表者の氏名、A事業所の労働者Cさんの氏名と職種が記載されていた。同日、同課職員が、B事業所へお詫びとお礼の電話を行い、翌30日には同課長がA事業所に電話でお詫びをした。31日に、A事業所に当該申立書を郵送により送付した。6月1日に同課長と担当職員がB事業所を訪問、6日には同課長と企画室長補佐がA事業所を訪問し、それぞれ経過説明とお詫びをした。同課長は課内全職員に対して誤送付が生じた経緯について説明し、発送作業時に他の書類が紛れ込むことを防止するカラーシートの使用徹底など誤送付防止のための基本動作を徹底するよう指示した。
・職業対策課における文書の誤送付
◎リブセンス、個人情報を含むノートパソコン盗難
求人情報サイトの運営等を行うリブセンス(東京都渋谷区)は6月13日、個人情報を含む同社所有のノートパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると、同社の従業員が6月12日午後11時過ぎ、同社から持ち出していた当該パソコンが盗まれていることに気付いた。パソコンには、当該従業員が担当する顧客企業27社の採用情報を含む取引情報や、アルバイト採用者の情報を含むメール約3万通が保存されている。メールに含まれているアルバイト採用者の情報は、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、採用状況と、一部の人の口座情報。パソコンにはパスワードロックがかけられているが、当該ファイルやメールデータは比較的セキュアレベルの低い状態で保存されていたという。従業員は所轄警察署に届け出た後、同社に連絡。同社はメールや基幹システムへのアクセスパスワードを変更するとともに、これらにアクセスがなかったことを確認した。当該情報の不正利用等の事実は確認されていないが、情報が閲覧される可能性は皆無ではないという。同社は再発防止のため、パソコンの社外持ち出しを原則不可とする社内ルールを徹底するほか、定期的なセキュリティ運用状況の実施監査などを行うとしている。
・PC盗難事故による個人情報紛失のお詫びとお知らせ[PDF](リブセンス)
http://www.livesense.co.jp/news/n/2012/0613_01/attachment
◎全国健康保険協会熊本支部、給付金支給決定通知書1件を誤送付
全国健康保険協会(本部:東京都千代田区)は6月13日、熊本支部において給付金支給決定通知書の誤送付が1件あったと発表した。発表によると、給付金を請求されたA氏に送付すべき「給付金支給決定通知書」を、B氏に送付していた。5月17日にB氏から電話連絡があり、誤送付が判明した。封入物の確認が不十分で、A氏に送るべき通知書を、B氏に送る通知書の中に同封していたという。くわえて、繁忙期で発送件数が多かったため発送件数の確認が不十分で、誤送付を防止できなかった。同支部は両氏に電話で経過説明とお詫びをし、誤送付された通知書をA氏に送り届けた。同支部は今後、封入作業を厳重にして送付件数のチェックを行うほか、発送件数が多い場合の体制を整備し、送付物と支給決定明細一覧表との突合せを確実に行うことにより、再発防止を徹底するとしている。
・給付金支給決定通知書の誤送付について[PDF](全国健康保険協会熊本支部)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/resources/content/3033/240614_ayamari_ketteituutigosouhu.pdf
◎大和リビング、顧客情報20件を記載した口座振替依頼書等を紛失
賃貸住宅の管理・運営事業等を行う大和リビング(本社:東京都江東区)は6月13日、顧客情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、4月24日、関西地区の同社営業所と支店間で書類を送り渡した際に、事業所内で紛失した。紛失書類は、口座振替依頼書、および取引業者への支払いに関するもので、顧客20名の氏名、住所、電話番号、口座番号、印影等が記載されていた。同社は該当顧客にお詫びと事情報告を行い、事故内容を国土交通省に報告した。同社は顧客情報の取り扱いルールを再徹底するよう全社に指示し、再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報の紛失事故についてのお知らせ[PDF](大和リビング)
http://www.daiwaliving.co.jp/news/pdf/120613.pdf
◎原子力安全委員会、マスキングが無効でホームページ掲載の個人情報漏えい
内閣府の原子力安全委員会事務局(東京都千代田区)は6月13日、同委員会ホームページに掲載した資料について、一時マスキングが外れる状態にあり、資料に含まれる個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、
6月12日午後9時頃に当該ホームページに資料「全交流電源喪失事象検討ワーキンググループ関係資料の公開までの経緯について」を掲載した。翌13日午前10時30分以降、掲載ファイルの一部について、特定のソフトウェアを用いることでマスキングが外せる状態にあることが、外部からの電話で判明した。事務局は直ちに差し替え作業に着手し、同日午前11時10分頃に資料の削除と差し替えを完了した。漏えいした情報は、電力会社の職員の個人名等および原子力安全委員会事務局の電話番号等。同事務局は今後、当該ホームページに情報を掲載する際の個人情報等の保護を徹底し、再発防止に全力を尽くすとしている。
・原子力安全委員会事務局からの個人情報等の漏えいについて[PDF](原子力安全委員会)
http://www.nsc.go.jp/info/20120613.pdf