◎篠ノ井総合病院、看護師が患者情報190名分含むメモ等を持ち出して投棄
篠ノ井総合病院(長野県長野市)は9月7日、同病院の看護師が患者の個人情報を持ち出し投棄していたと発表した。同病院によると、20歳代の女性看護師が患者約190名の個人情報が含まれるメモ等を病院から持ち出し、9月3日、ごみステーションに家庭ごみとして投棄した。地域住民から病院に連絡があり、病院の職員が回収した。女性看護師は、誤って捨ててしまったと話しているという。同病院は、再発防止を徹底するとしている。
・患者個人情報の持出し投棄について(篠ノ井総合病院)
http://shinonoi-ghp.jp/info/2012/09/10/%E4%B8%8D%E7%A5%A5%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html
◎マイナビエージェント、転職支援サイトで個人情報が閲覧可能になる不具合
転職支援サイト「マイナビジョブ20's」を運営するマイナビエージェント(東京都新宿区)は9月6日、同サイト上の応募フォームで、入力した情報が第三者に閲覧される不具合が発生したと発表した。同社によると、8月29日午後4時30分から31日午後6時30分までの間、一部の人が入力した応募フォームの画面が、確認画面ページに遷移した時点で、次に応募フォームページを開いた第三者に対し表示される不具合があった。システムは改修済み。情報が閲覧されてしまった人のうち、ログ解析により個人情報を特定できた人には、個別に謝罪と報告を行っている。同社は、個人情報の取り扱いに注意を払い、事故撲滅に向けた情報セキュリティの強化を図っていくとしている。
・応募入力フォームでの表示不具合のお知らせとお詫び(マイナビエージェント)
http://job20s.mynavi-agent.jp/news/201209/062506.php
◎富士古河E&C、車上荒らしで個人情報218名分含むパソコン等盗難
設備工事を行う富士古河E&C(川崎市幸区)は9月5日、業務車両を荒らされ、個人情報218名分が含まれるパソコン等の情報機器を鞄ごと盗まれたと発表した。同社によると、7月9日、関西支社所属の社員が大阪市平野区内の駐車場で車を荒らされた。警察署に盗難届を提出済み。パソコンにはBIOSパスワード、ハードディスクパスワード、OSパスワード、アクセス制限を設定してあり、ハードディスクには暗号化を施してある。情報の不正使用などの事実は確認されていない。該当者には連絡して謝罪と事情説明を行った。同社は、全従業者に対し情報の管理と取扱いについて周知徹底し、再発防止に万全を期すとしている。
・パソコン等の盗難に伴う個人情報および業務関連情報の紛失について[PDF](富士古河E&C)
http://www.ffec.co.jp/company/news/pdf/20120905_topics.pdf
◎NHK熊本放送局、顧客情報を記載した放送受信料の帳票1枚を紛失
NHKは9月4日、熊本放送局管内で放送受信料の契約・収納業務を委託している法人事業者が、放送受信料の帳票を紛失したと発表した。発表によると、8月25日、菊池郡大津町内で放送受信料の帳票1枚を紛失した。当該帳票には、顧客の名前、住所、電話番号が記載されている。紛失したと思われる周辺を調査するとともに警察に紛失届けを提出したが、これまでのところ発見されていない。当該顧客には、お詫びと説明をした。NHKは今後、指導を徹底し、個人情報の取り扱いにいっそう注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase120904.html
◎順天堂大学医学部附属順天堂医院、患者情報854名分を含むUSBメモリー紛失
順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)は9月4日、患者の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。同病院によると、紛失が明らかになったのは8月23日午前8時50分頃。メモリーには、同病院および関係施設に受診歴がありDNAバンクに登録している脳神経疾患患者854名の氏名、性別、ID番号、生年月日、使用薬剤情報が保存されていた。所轄警察署等に遺失物届を提出し、行政官庁に報告済み。情報が流出した事実は確認されていない。同病院では、この件の職員全体への周知と再発防止に向け、対策を検討しているという。
・個人情報を含むUSBメモリ紛失に関するご報告とお詫び(順天堂大学医学部附属順天堂医院)
http://www.juntendo.ac.jp/hospital/notice/news007.html
◎サタケ、車上荒らしで個人情報91先分含む業務用携帯電話紛失
食品加工機メーカーのサタケ(広島県東広島市)は9月4日、同社社員が深夜に車内で仮眠中に車内を荒らされて、顧客や従業員の連絡先91件が保存された業務上携帯電話を盗まれたと発表した。同社によると、盗まれたのは8月29日。携帯電話にはキーロックを設定してある。直ちに利用停止措置を取り、所轄警察署に届け出を行った。不正使用等の事実は確認されていない。同社は、再発防止のため指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・業務用携帯電話の盗難に関するお詫びとご報告(サタケ)
http://www.satake-japan.co.jp/ja/notice/2012/120904.html
◎蒲郡市、業務に無関係の住民情報を閲覧し所得証明書を出力した職員を懲戒処分に
愛知県蒲郡市は9月3日、勤務時間中に住民情報システムの端末を使用して、業務とは関係なく自宅周辺住民や市職員などの住民情報を閲覧し、所得証明書の出力も行っていた市民福祉部の女性主任(59歳)を戒告処分に、また上司の担当課長を厳重注意処分としたと発表した。市の発表や報道によると、主任は6月4日から15日にかけて、88名分の住民情報を閲覧し、18名分の所得証明を出力した。市の定期点検で、所得証明書の申請件数と出力数が異なっていたことから事態が判明した。主任は、機器操作の練習のために閲覧や出力を行ったとし、出力した所得証明は裁断処理したと話しているという。
・懲戒処分の公表[PDF](蒲郡市)
http://www.city.gamagori.lg.jp/uploaded/attachment/7778.pdf
◎大阪市福祉局保険年金課、申請書の誤記載により通知書1件を誤送付
大阪市は9月3日、福祉局保険年金課で国民健康保険療養費振込通知書を誤送付したと発表した。発表によると、同課は8月28日、あん摩マッサージの施術に関する療養費の通知書をA施術師に送付した。しかし、A施術師は自分が施術していないB氏の通知書が届いたため、その旨を8月30日に同課に連絡した。同課で支給申請書を確認したところ、C施術師から提出されたものだった。しかし、誤ってA施術師の会員番号が記載されていたため、処理を誤ったことが判明した。漏えいした個人情報は、区名、被保険者証番号、氏名、性別、生年月日、診療年月、支払金額。同課はB氏に事情説明のうえお詫びした。A施術師にも電話で事情説明のうえお詫びし、誤送付した通知書の返却を依頼した。C施術師へは申請書の再提出を依頼した。この事務処理では請求内容をデータ化し、システムによるチェックをかけていたが、今回は申請書に別の会員番号が記載されていたことで、他の施術師の申請分として誤処理された。同課は今後、会員番号の記載誤りがあった場合にはチェックがかかるようシステム改修を行うとともに職員によるチェックを行うなど、再発防止に努めていくとしている。
・福祉局保険年金課における個人情報が記載された国民健康保険療養費振込通知書の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushi/0000182953.html
◎新潟県、個人情報が記載された医療保護入院届2件を紛失
新潟県は9月3日、医療保護入院患者について精神科病院が提出する入院届2名分を、長岡保険所または同地域の精神科病院内で紛失したと発表した。県によると、長岡地域振興局健康福祉環境部では、今年に入って個人情報の紛失事故が相次いだことから、8月23日より一斉点検を実施。その結果、病院が5月31日に発送したとする医療保護入院届1通の紛失が判明し、さらにその調査の過程で、別の患者の入院届が5月17日以降所在不明となっていることも分かった。同部と病院のどちらで紛失したのかは特定できていない。該当の患者と保護者には、9月1日に同部と病院の両者から謝罪した。入院届は、他の書類に紛れてシュレッダー等で廃棄した可能性が高いという。不審な問い合わせ等は確認されてない。同部は、個人情報が含まれた届出書類の厳重な管理を徹底するとしている。
・個人情報の記載された届出書類を紛失していることが判明しました[PDF](新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/259/695/houdou24.9.3.pdf