◎危機管理協会、メールをTOで送り10名分のメールアドレス流出
危機管理主任試験を実施する危機管理協会(本部:東京都千代田区)は9月29日、メールをTOで送り、同試験受験者10名のメールアドレスが流出したと発表した。同協会によると9月28日夜、同試験の受験者あてに、台風の接近による試験開催への影響についてメールを送ったが、この際、3級受験者10名に対し誤ってTOで送信した。このため、10名全員のメールアドレスが相互に開示される状態となった。送信直後に担当者自身が事態に気付き、該当者に謝罪のメールを送って当該メールの削除を依頼した。被害報告を受け付ける窓口も設置した。情報の不正使用等の報告はない。同協会は、再発防止策を策定し、改善を進めているとしている。
・当協会におけるメール誤送信について お詫び[PDF](危機管理協会)
http://www.cma-j.org/pdf/mail_gosoushin.pdf
◎NHK岡山放送局、顧客情報を含む受信料の免除事由証明書1通を紛失
NHKは9月28日、岡山放送局で1件の個人情報漏えいがあったと発表した。発表によると、9月21日、同放送局で、受信料の免除事由証明書1通を紛失していることがわかった。紛失した帳票には、顧客の名前、住所、電話番号、免除事由が記載されている。営業部の居室、関連施設を調査したが発見されなかった。同局は誤廃棄したものと考えている。当該顧客には、お詫びと説明をした。NHKは指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase120928.html
◎石巻市、委託先が仮設住宅入居者の個人情報含むUSBメモリー紛失
宮城県石巻市は9月28日、業務委託先が仮設住宅入居者の個人情報を紛失したと発表した。発表および報道等よると、市社会福祉協議会の臨時職員が14日、帰宅途中に市内コンビニエンスストアに立ち寄り、ペンケースを置き忘れた。ペンケースの中には、仮設住宅入居者の個人情報を記録したUSBメモリーが入っていた。情報内容は、2つのエリアの仮設住宅に入居する世帯主1345人分の氏名(カタカナ)、入居者の緊急連絡先288人分の名前と電話番号。発表時点ではUSBメモリーは発見されていない。また、これら個人情報の不正流用等は発生していない。市は、仮設住宅の「ささえあいセンター管理運営業務」と「応急仮設住宅管理運営業務」を、同協議会に委託している。市長は、仮設住宅入居者にお詫びするとともに、市および委託事業者の個人情報管理体制を改善し、職員に対する教育・指導を再徹底し、再発防止に努めるとコメントした。
・仮設住宅入居の個人情報紛失について[PDF](石巻市)
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/mpsdata/web/7768/092801.pdf
◎群馬県健康づくり財団、板倉町肺がん検診画像データ79名分を紛失
群馬県健康づくり財団は9月27日、2011年度の板倉町肺がん検診で、79名のレントゲン画像データを紛失したと発表した。発表によると、同検診で、総受診者3435名中79名のレントゲン画像データを、読影(判定)前に紛失した。紛失して判定できないにもかかわらず、「異常なし」という検診結果を発行した。紛失と架空の判定を発行した原因については詳細を調査中で、人的な操作および確認ミスが濃厚だという。同財団は、該当する79名を個別に訪問して謝罪し、必要な人にはレントゲンの再撮影を行っている。また、現在のシステムと手順を総点検し、システムの改修、データのバックアップ、および複数者による目視確認を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・板倉町肺がん検診におけるデータ喪失及び検診結果誤発行について(群馬県健康づくり財団)
http://www.gunma-hf.jp/apology.html
◎カゴヤ・ジャパン、顧客情報含むメールを他の顧客に誤送信
インターネット関連サービスのカゴヤ・ジャパン(本社:京都市中京区)は9月27日、顧客の氏名とアカウント名が記載されたメールを別の顧客に誤送信したと発表した。同社によると、9月25日、問い合わせのメールに対する返信と同社からの案内メールの2通を従業員の不注意により誤送信した。受信者からの指摘で事態が判明。同社は対象者4名に謝罪して当該メールの削除を依頼した。情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社は、作業手順を見直し、個人情報保護に関する教育を徹底するとしている。
・メール誤送信のお詫びとご報告(カゴヤ・ジャパン)
http://www.kagoya.com/new/2012092501.html
◎つるぎ町立半田病院、看護師がFacebookに無断で患者の写真掲載
つるぎ町立半田病院(徳島県つるぎ町)は9月27日、患者の個人情報の漏えいおよび人権侵害にあたる不祥事が発生したとして謝罪した。報道によると、同病院に勤務する女性看護師(20代)が9月23日、Facebookに男性患者の写真を無断で掲載。看護師と同僚3名がこの患者を中傷するような関する書き込みを行っていた。同病院は、再発防止のため病院職員への教育指導を徹底するとしている。
・お詫び(つるぎ町立半田病院)
http://www.handa-hospital.jp/Owabi.html
◎KDDI、販売代理店社員が報酬目的で顧客情報を漏えいさせた容疑で逮捕
通信事業のKDDI(本社:東京都千代田区)は9月27日、同社の販売代理店の社員が、顧客2名の氏名や住所などを不正に外部へ流出させた疑いで逮捕されたことを明らかにした。報道等によると、愛知県警察本部は同日、KDDIの携帯電話「au」の契約者の個人情報を不正に漏えいさせた容疑で、千葉県の販売代理店の社員を逮捕した。容疑者は探偵業者に顧客情報を流すことで報酬を得ていたとみられている。同社は、販売代理店スタッフのコンプライアンス強化に向けた啓発・教育を再徹底する。顧客情報管理システムのモニタリング強化や、販売代理店に対する監査体制の拡充など、再発防止策を実施する。また、捜査機関に全面的に協力し、全容解明に全力を尽くすとしている。
・お客さま情報の一部流出について(KDDI)
http://www.kddi.com/news/important/important_20120927190640.html
◎中国電力、社員の私有PCがウイルスに感染し、ネット上に個人情報流出
中国電力(本社:広島市中区)は9月26日、社員の個人所有パソコンがウイルスに感染し、保存されていた情報がネットワーク上に流出したと発表した。発表によると、21日に業務情報がネットワーク上に流出しているとの外部からの連絡を受け、調査の結果、社員の個人所有パソコンからの流出であることが判明した。流出した情報は業務引継書や庶務関係資料などで、原子力関連情報も含まれていたが、発電所のセキュリティ等に関する機密情報は含まれていない。顧客情報は含まれていないが、同社および他電力会社社員等の連絡先名簿(電話番号、メールアドレス等)が含まれており、該当者には事実関係の説明とお詫びをしている。同社は、社員各自が使用する業務用パソコンについては、会社が管理する小型記憶媒体以外への書き出しができないように対策している。今回の事故は、その対策がなされていない共用の業務用パソコンから個人の小型記憶媒体に業務情報を書き出し、自宅で仕事を行うために、私有パソコンへ業務情報を持ち出していた。同社は今後、共用パソコンの利用目的調査と小型記憶媒体の使用制限を実施する。全社員の個人所有パソコンに業務情報がないことを定期的に確認する。また、本事例をふまえた社内教育を実施し、再発防止に全力で取り組むとしている。
・当社社員の個人所有パソコンからの業務情報の流出について(中国電力)
http://www.energia.co.jp/press/12/p120926-1.html
◎西部ガス興商、メール誤送信で顧客282名の個人情報流出
西部ガスグループで不動産売買などを行う西部ガス興商(本社:福岡市博多区)は9月26日、メール誤送信により顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、25日午前7時18分頃、同社の会員制保養施設「ゆふトピア」の従業員が、顧客282名に宛てて営業案内メールを送信した際、送信先をBCCとせず誤ってTOとして送信したため、他の顧客の個人情報が見える状態で送られてしまった。該当顧客へは経緯説明とお詫びをし、当該情報の削除を依頼している。現在のところ、情報の不正利用などは確認されていない。同社は今後、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の流出についてのお詫びとお知らせ[PDF](西部ガス興商)
http://www.sg-kosho.co.jp/topix/press.pdf
◎郵便事業会社と旧郵便局会社、内容証明郵便物の謄本2824通を紛失
郵便事業会社(本社:東京都千代田区)および旧郵便局会社(10月1日より日本郵便、本社:東京都千代田区)は9月26日、内容証明郵便物を引き受けた支店または郵便局において5年間保存しなければならない謄本を、22の支店および郵便局で2824通紛失していたと発表した。郵便事業会社の12支店で661通、郵便局会社の10郵便局で2163通紛失した。差出人に連絡をして謝罪を行っている。2社は紛失の原因について、謄本保存期間の誤認と、分別保存および保存状況の確認が不十分だったことを挙げている。2社は同日、総務省から、あらゆる側面から要因分析を行い、早急に抜本的な対応策を講じるよう指導を受けた。2社は再発防止のため、謄本の保存状況の定期点検(四半期に1回)、謄本保管簿の様式の見直しによる保存場所の明確化、謄本保管責任者の指定による責任の明確化を実施するとしている。
・内容証明郵便物の謄本の亡失[PDF](郵便事業会社、郵便局会社)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2012/document/3001_00_05_1412092601.pdf
◎愛知教育大学、学生のレポートがWeb上に公開され個人情報238名分漏えい
愛知教育大学(愛知県刈谷市)は9月25日、Webサーバの設定ミスにより学生のレポートがWeb 上に公開され個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、21日、学生から「Googleで自分の名前を検索すると昨年受講した授業の自分のレポートがWeb 上に公開されているので削除して欲しい」との連絡が入り、発覚した。同大の教員が管理するWeb サーバの設定ミスが原因という。漏えいした情報は、2011年度に同教員が担当した授業の受講生238名分のレポートで、学生の所属選修、専攻名、学籍番号、学生氏名が記載されていた。誤公開の期間は,2012年4月14日から9月21日。現在までに情報漏えいによる不正使用等の被害は確認されていない。同大は今後、このようなことが起きないよう再発防止に全力を尽くすとしている。
・個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ[PDF](愛知教育大学)
http://www.aichi-edu.ac.jp/files/owabi_120925.pdf
◎横浜市、6560名分の納税関連情報含む帳票が搬送車両から落下、一時紛失
横浜市は9月25日、市財政局税務課から個人情報を含む市税電算入出力帳票の搬送を受託している日祐株式会社(本社:横浜市港北区)が、帳票が入った袋2つを車両で搬送中に紛失したが、後に見つかったと発表した。市によると、ドライバーの不注意により走行中に車両後部の扉が開き、袋が落下、紛失した。袋には、異動決議書70枚、納税予定者リスト66枚、催告作成リスト65枚など帳票342枚が入っており、6560名分の氏名、住所や、年税額、催告対象金額や、一部では金融機関コードと口座番号も記載されていた。紛失は午前8時40分頃、車両が鶴見区役所に到着した際に判明。袋は落下直後に近くの宅配業者に届けられ、同日午後8時20分、市に届けられたという。帳票はすべて封函されたままの状態だった。市財政局は、個人情報の重要性を認識し、再発防止に取り組んでいくとしている。また委託業者に対しては、責任者と面接のうえ厳重な注意を行い、適正な取扱いを徹底するよう要請したという。
・市税帳票の搬送作業中の落下・紛失事故に関するお詫び(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201209/images/phps98KoZ.pdf
・個人情報を含む市税電算入出力帳票の搬送作業中の落下・紛失について(第2報)[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201209/images/phpSGjgWB.pdf