◎北越銀行、顧客情報4821先分含む磁気テープを輸送委託先の日本通運が紛失
北越銀行(本店:新潟県長岡市)と日本通運(本社:東京都港区)は10月31日、北越銀行の顧客情報が記録された磁気テープ1本を、輸送を委託された日本通運長岡航空支店(以下、同支店)が紛失したと発表した。両社によると、10月23日、北越銀行の事務センターで作成したテスト用磁気テープ1本を、セキュリティー体制に配慮した個人情報輸送専用の「プライバシーガード便」で発送。24日に送付先からテープが未着であると連絡を受けて調査を行ったところ、同支店が磁気テープ受け取り後、発送までの間に紛失した可能性が高い状況だという。テープには4821先の情報が記録されており、3451先については氏名(法人名)のみ、1370先については氏名(法人名)、住所、電話番号、生年月日または設立年月日が記録されている。テープの読み取りには専用の装置が必要で、情報が漏えいする可能性は極めて低いという。この件に関係すると思われる被害等は発生していない。同支店は25日に長岡警察署に遺失物の届出を行った。両社は、該当の顧客に書面で事実関係の説明と謝罪を行う。北越銀行は、輸送業者に対し管理態勢強化と再発防止策の徹底を要請していくという。日本通運は、再発防止に向け、個人情報を含む貨物取扱手順の遵守を点検し、指導教育を行うとしている。
・お客さま情報が記録された磁気テープの紛失について(北越銀行)
http://www.hokuetsubank.co.jp/new/121031_apology.html
・個人情報を含む貨物の紛失について(日本通運)
http://www.nittsu.co.jp/info/20121031.html
◎旭川信用金庫、顧客情報600件含む預り証控え紛失
旭川信用金庫(本店:北海道旭川市)は10月31日、同金庫平岸支店において、顧客情報600件が含まれる預り証控えを紛失したと発表した。同金庫によると、紛失したのは2010年度に同支店で扱った預り証の控え12冊で、氏名および一部口座番号が600件含まれている。内部調査の結果、今年6月に文書廃棄を行った際に誤って廃棄した可能性が高く、外部への情報流出や二次被害のおそれは極めて低いという。同金庫では、事態を受けて全店で過去2年度分の預り証を点検したが、他に紛失はなかった。また今年度中に、全店ですべての預り証の確認を行うという。同金庫は、重要書類の適切な取り扱いを徹底し、顧客情報の管理を強化するとしている。
・お客様情報の紛失について(旭川信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/ask/news/121031_funsitu.html
◎昭和大学病院附属東病院、患者42名の情報含むUSBメモリー紛失
昭和大学病院附属東病院(東京都品川区)は10月31日、患者42名の情報が記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。同病院によると、職員が10月27日、紛失に気付いた。USBメモリーには、患者のローマ字姓、性別、診察券番号、略語化された病名、手術手技、検査結果が含まれている。情報が不正に利用された事実は確認されていない。監督官庁である厚生労働省と東京都に報告済み。該当者には説明と謝罪の書面を送付する。同病院は、職員に対し個人情報の取り扱いに関する注意を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・患者様個人情報の紛失に関するお詫び(昭和大学病院附属東病院)
http://www.showa-u.ac.jp/SUHE/notice/20121031_000.html
◎浜松医科大学、妊婦など23名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
浜松医科大学(浜松市東区)は10月30日、助産学専攻科1年の女子学生(20歳代)が、妊婦や家族、学生の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。同大学によると、当該学生が紛失に気付いたのは10月20日。学外で落とした可能性もあるという。メモリーには、妊婦4名の助産過程とその家族の氏名3名分、および同科学生16名の学籍番号と氏名が保存されている。USBメモリーはロックされておらず、ファイルにパスワードはかけられていなかった。関係者には個別に連絡し、事態の説明と謝罪を行っている。同大学は、個人情報の管理を徹底するため、全職員と全学生に注意喚起を行うとともに、部署単位での再点検を行い、再発防止に努めるとしている。
・個人情報漏えいのおそれがあるUSBメモリーを紛失した事態の発生について(浜松医科大学)
http://www.hama-med.ac.jp/uni_topics_20121030.html
◎サンセイランディック、メール誤操作で顧客1名に他の顧客7名の個人情報漏えい
底地の仕入れと企画販売、管理を行うサンセイランディック(東京都千代田区)は10月26日、メール誤操作により個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、10月23日、同社主催セミナーに参加申込みをした顧客1名に対し、同社よりメールを送信した。この際、誤って他の顧客6名の氏名とメールアドレス、1名の氏名とFAX番号が記載されたファイルを添付して送付してしまった。このため、メール送信先の顧客1名に、他の顧客7名の個人情報が閲覧可能となった。同日午後、メール送信先の顧客に対し、同社総務部より改めてメールを送り、本件メールの削除を依頼した。その後、電話でメールの削除完了を確認した。個人情報が漏えいした顧客7名については、お詫びと報告をした。現在までのところ、個人情報の不正使用の事実は確認されていない。同社は今後、個人情報保護規程・コンプライアンスマニュアルの順守に関する社員教育の再徹底に取り組むとともに、再発生の防止に全力で努めていくとしている。
・メール誤操作による個人情報漏洩に関するお知らせとお詫び(サンセイランディック
http://www.sansei-l.co.jp/news/entry/000128.html
◎大阪ガスセキュリティサービス、顧客情報115件含む書類紛失
セキュリティサービスなどを行う大阪ガスセキュリティサービス(大阪市淀川区)は10月26日、ホームセキュリティサービス「アイルス」の顧客情報115件が記載された書類を紛失したと発表した。同社によると、10月24日、同社の警備員が大阪市内の顧客宅を巡回中に、巡回先の顧客一覧表を紛失した。書類には、顧客の氏名、住所、電話番号等が115件記載されている。城東警察署に遺失届を提出済み。該当の顧客には、個別に訪問のうえ、事態の説明と謝罪を行っている。紛失した情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。同社は、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について(大阪ガスセキュリティサービス)
http://www.oss-og.co.jp/news/1204503_7047.html
◎豊川信用金庫、27店舗で印鑑届1656件を紛失
豊川信用金庫(本店:愛知県豊川市)は10月26日、27の店舗で顧客情報が記載された書類1656件を紛失していたと発表した。同金庫によると、紛失したのは、10年以上異動がなく、かつ本人確認ができずに別勘定へ移行した普通預金、当座預金、定期預金、定期積金の印鑑届。届には氏名、住所、口座番号などが含まれている。内部調査の結果、届は誤って廃棄したとみられ、外部への情報流出の可能性は極めて低いという。この件に関する照会や問題となる事象は発生していない。同金庫は、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](豊川信用金庫)
http://www.kawa-shin.co.jp/_news/contents/378/funnsitu.pdf
◎札幌医科大学、車上荒らしで患者60名の個人情報含むパソコン盗難
札幌医科大学(札幌市中央区)は10月25日、車上荒らしで付属病院の患者情報が入ったパソコンが盗まれたと発表した。報道によると、盗難にあったのは同大大学院に在籍する整形外科の医師で、10月14日の深夜、札幌市内の飲食店の駐車場に車を止めていたところ、車の窓ガラスを割られ、パソコンを盗まれたという。当該パソコンには、昨年4月以降に診療した患者約60人分の個人情報が保存されていた。院生は25日までに警察署に被害届を出した。当該パソコンは発見されていないが、情報の悪用は確認されていないという。同大の規定では診療情報の院外持ち出しは禁止されており、持ち出す場合は患者が特定されないよう匿名にすると決められている。同大は、規定を守っていなかった院生の懲戒処分を検討している。
・札幌医科大学
http://web.sapmed.ac.jp/
◎大阪府、個人情報含む書類の一時紛失とメールアドレス流出各1件を公表
大阪府は10月25日、個人情報を含む書類の一時紛失と、メールアドレスの誤送信、各1件が発生したと発表した。健康医療総務課によると、10月21日、富田林保健所管内で「21世紀成年者縦断調査」の調査員(非常勤職員)が調査世帯を訪問後、帰宅途中にバイクの後ろかごへ入れていた調査該当者名簿を落として紛失した。名簿には、7世帯13人分の氏名、住所、性別、出生年月、配偶関係の有無が記載されていた。名簿は22日、拾った人から
の連絡を受け回収済み。また障がい福祉室自立支援課によると、10月22日、障害福祉サービス事業等を実施する事業所に同課から調査依頼のメール626件を送った際、BCCで送るべきところをTOで2回に分けて送り、受信者相互にメールアドレスが見える状態となった。両課は再発防止に努めるとしている。
・個人情報を記載した調査関係書類の紛失及び発見について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=11730
・事業所利用者の就労人数調査実施時におけるメールアドレス誤送信について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=11740
◎細田工務店、メールをTOで送り氏名やメールアドレスなどが48件流出
住宅施工、分譲の細田工務店(本社:東京都杉並区)は10月25日、法人企業の担当者48名へメールをTOで送り、個人情報が流出したと発表した。同社によると、10月22日午後1時6分頃、同社従業員がBCCで送るべきメールをまず46通、次に2通の2回に分けて送信。これにより、受信者が相互に企業名、氏名、メールアドレスを閲覧できる状態となった。関係者にはメールおよび電話で謝罪と経緯報告を行い、改めて書面による報告も行ったほか、当該メールの削除も依頼した。同社は、再発防止のため個人情報保護の強化を図るとしている。
・個人情報の流出に関するお詫びとご報告(細田工務店)
http://www.hosoda.co.jp/info/info_other/7177.html